授業レポート

2015/5/22 UP

テルミン大学がやってきた!
~電波で奏でるってどういうこと?~

ここは原宿のカフェ型イベントスペース、ストロボカフェ。
今回は、テルミン大学教授である、街角マチコ先生の音楽ユニット、ザ・プーチンズを講師としてお招きし、不思議な楽器「テルミン」と「マトリョーシカ型テルミン」を体感してみました。
なにも触れずに音が出る?
電波で奏でるってどういうこと?
いつもとちょっと違うシブヤ大学の授業が始まります。


【授業全体のレポート】


今回は初めてのイベントステージで開催!
独特の世界観を持つ音楽ユニット、ザ・プーチンズミニライブも楽しめた、あっという間の授業でした。

授業前半は「マトリョミン」の体験や、「テルミン」の歴史、「テルミン」と電波について教えていただきました。
マチコさんマチオさんの掛け合いがとても面白く、講座というよりは、コントのような感じで進行したこの授業。
テルミンの簡易版として、日本の第一人者が生み出した「マトリョミン」も、参加者全員が体験できたので、あっという間の前半でした。

後半は音楽ユニット、ザ・プーチンズによるミニライブ。
昔のSF映画でUFOが登場したときのような不思議な電波音がするテルミンと
心地よいマチオさんのギターと歌声。
曲の間のトークも終始笑いが絶えず、参加者全員をザ・プーチンズの独特の世界に持っていってしまう、本当に面白いライブでした。



【この授業の私の学び】


■まさかの発見が人々の心を掴む。
見た目は本当にただの機械。
しかし音域と音量を機械と手の距離間で操ることができる楽器。
この不思議な楽器はロシアのテルミン博士によって発明されました。
テルミン博士は研究中に、偶然この楽器を開発したそうです。
私が思ったのは、この開発したものを“楽器”として認知したテルミン博士はすごい人だなと思いました。
どちらかといえば、手の動きが面白くパフォーマンス性が高い楽器として一目置かれているテルミン。
新しい音楽の表現方法として、従来の“音楽”というものを覆したからこそ、どこか惹かれるメロディが生まれたのだと思いました。

■自分の信念を貫き通す。
さらにこのテルミンを日本へ持ってきた日本人第一人者であり、このテルミンを元にマトリョミンを開発した、竹内正実さんをご存じでしょうか。
当時、まだ日本に全く知られていないこのテルミンの存在を知った竹内さんは、勤めていた会社を辞め、ロシアへと渡り、テルミン博士の後継人である、親族に直接習った日本人の第一人者。
自分の信念を貫いたからこそ、私たちにテルミンという存在を教えてくれさらに人々がもっと気軽に楽しめるマトリョミンも開発した、素晴らしい演奏家です。

■シンプルに面白く表現することで楽しさは広がる。
ザ・プーチンズさんのライブがとにかく、本当に面白かったです。
マチオさんのギター演奏、歌声、わかりやすい楽曲、そしてトーク。
テルミンだけではなかなか伝わらない良さも、面白く、わかりやすく表現しているからこそ、ファンを増やし続けているのだと思いました。
今年はテルミン大学開校10年目、また9月には全国テルミン選手権が開催されるなど、これからますます、テルミン人口が増えていきそうな予感です!

街角マチコさん、マチオさん。
すてきな時間をありがとうございました!


(写真:設樂もも子/レポート:小城明日香)