シブヤ大学

授業レポート

2007/3/28 UP

「すぐできるMOTTAINAI~フリーマーケット編~」

当日は本当に北風が強く寒い日でした。会場は思わず「懐かしい!」と言ってしまうような、美竹の丘にある体育館でした。そんな小学校時代を思い出させるような素敵な会場で、今日はフリーマーケットのお作法を学べるそう。皆さん大荷物を抱えて会場に入ってくるや、すぐさまシートを広げ準備に取り掛かります。

今回教えてくださる先生は、赤池兄弟こと、赤池慶彦さんと赤池正行さん。父と3人で「東京リサイクル運動市民の会」を立ち上げ、現在は年間500回ものフリーマーケットを開催しているそうです。そんなベテラン講師の方にお作法を学べるということで、今回の参加者の皆様はほとんどがフリーマーケット未経験者。まずは、フリーマーケットの歴史から学びました。皆さんフリーマーケットのフリーは、「FREE」ではなく「FLEA」だということを知っていましたか?これはフリーマーケットの起源である、19世紀パリ郊外で初めて行われた、のみの市という意味から来ているそうです。なるほど、と一同感心しつつ皆さん真剣に2人の先生のお話を聞いていました。

そしてさっそく実践に移ります。まずは商品陳列のお作法から。先生からの説明を受け皆さん自分なりの工夫を凝らして商品を並べます。つづいてPOP作りでは、カラフルなペンで商品の値段やPRを書き込みます。たっぷりと時間をかけて作業したかいあって、それぞれオリジナリティ溢れるものが出来上がりました。そしてフリーマーケット開始!「安くするよ!」「見てってください!」などの声が聞こえてきました。まさかフリーマーケット初心者とは思えないほど!楽しそうな雰囲気にここぞとばかりにボランティアスタッフもお買い物に参加しました。皆さん順番でそれぞれ買い物したり、またひとつひとつのブースを先生達が見て周ってくれたりと、わき合いあいと時間は過ぎていきました。皆さん寒さも忘れて楽しんでいるようでした。先生と生徒さんとスタッフが皆でコミュニケーンを取れてとても良い雰囲気の授業が出来ました。

季節も暖かくなってくるこの時期、各地で開催されるフリーマーケットはたくさんあるようです。今回の生徒さんの中にも参加する人がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。自宅に眠っているものをリサイクルするのに持ってこいのフリーマーケット。是非皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。

(ボランティアスタッフ 嶋村千夏)


●参加者インタビュー●
お名前 : 高砂さん・太田さん・後藤さん
年齢 : 23歳
職業 : 会社員
感想 : 初めての授業参加だったがとても楽しかった。こうゆう授業なら是非来たいと思う。実際に先生にPOPを褒められたことがうれしかった。(メニューボード型のPOPを作りました。)実際のフリマに出店するきっかけになった。
参加のきっかけ:フリマ未経験だった為、出店側のノウハウを知りたかった。(シブヤ大学はHPで知った。)
今後受けてみたい授業:今回みたいな参加型の授業をまた受けてみたい。