シブヤ大学

授業レポート

2009/5/22 UP

“アロマテラピー”

最近は、名前もよく聞いて、なんとなく知っている方も増えてきたと思いますが、
でも具体的に一体どんなもの??

今回の授業は、応募率10倍を超える、人気授業。
先生は、高校の理科教師を経て、アロマセラピストになられた方で、
癒しや心理の側面と、生物学的な理論との両面からお話をして下さり、
右脳と左脳両方で理解の出来る、とっても吸収しやすい魅力ある授業でした。

アロマテラピーとは、精油(:植物の花や香りの元となる芳香物質)の香りをかぐ、
マッサージをするなどの方法を用いて、心と体の不調を癒し、健康維持に役立てるセラピー。

とても興味深かったのは、そのときに自分が選んだ香りが、今の自分をあらわしているということ。
「答えは自分の中にある」
まさに授業のその題名の通り、選んだ香りを通して、普段は自覚していない自分の潜在意識や、
無意識の部分、しかも“本当の自分”を知る手がかりとなる、まさに“鏡”のようなもの。

講義のあとは、
何十種類もあるアロマオイルの中から、それぞれが、好きなもの、嫌いなものを選び、
その理由を書き出しました。
なぜそれが好きで、嫌いか、というところにもポイントはあるとのこと。
人それぞれ、選んだものや理由が全く違ったのも興味深かったですが、
先生がぽつりとおっしゃった、「同じテーブルに似たような人が集まるのよねー」
という言葉も、私はとても心に残りました。波長の法則!?

その後、自分の好きな香りを2~3種類選んでブレンドオイルとアロマクリームを作りました。
好きか嫌いかを直感で選んだり、「こんな風になっていたい」などの目的を絞って選んだり。
作りながら自分の好きな香りに囲まれて、癒されたようで、
みんなとってもいい表情をしていました。

~ここで先生から教えていただいた知識の一部をご披露~
何十種類あるオイルは、
「お花グループ」「ハーブグループ」「木のグループ」「果実のグループ」「根っこのグループ」
などいくつかのグループに分かれ、
例えば根っこグループは、しっかりと地に足をつけて安定させる、
お花グループは心や精神の問題に効きやすいなど、それぞれ特徴があるとのこと。

また、同じ沈んだ気分を明るくするオイルでも、
オレンジの果実系は、“明るく、「大丈夫だよ!」と肩をポンと軽く叩いてくれる感じ”
ネロリ(橙の葉)は、“肩を抱いて励ましながら一緒にいてくれる感じ”など、
まるで人間みたいに、少しずつ性質が違うというのも大変興味深い。

まだまだここに書ききれない、本当に沢山の素敵なお話を聞かせていただきました。
先生の授業を聞いて、
「もっとアロマテラピーを勉強したい!」と思った方もとても多いはず。
この私もまさにその一人です。

先生が最後におっしゃった「ここで作ったオイルを使った1ヶ月後、
みなさんにどんな変化があったか楽しみ」という言葉もとても心に残りました。
みんなに素敵で幸せな変化がありますように。

(ボランティアスタッフ 中川直美)