授業レポート

2019/3/27 UP

3限目:「コミュニティとお金」の未来を考えよう

この授業を受けて、私が感じたことは「DIY」でした。

コミュニティは人が介在するので、イメージしやすいのですが、
お金の未来と言われると現在の価値を変換する考え方かなと思っていました。
場づくりのプロである中村さんのお話は、少し違いました。

コワーキングスペースの「co-ba(https://co-ba.net/)」を始めた時から、単なる場所を提供するのではなく、そこに集まる人々のコミュニティを作りたかったそうです。中古リノベーションマンションに特化した流通プラットフォーム事業「cowcamo(https://cowcamo.jp/)」にいたっては、事業の対象は生活そのものとなり、購入してもらった後のマンションコミュニティの重要性に改めて気付いたといいます。

そんな中で、関心を持ったのが今回のテーマになったコミュニティとお金の関係だそうです。


職場や趣味の仲間で何気なく伝えられる感謝の気持ちをお金に変えられるところを想像してみてください。
急によそよそしく感じたり、親切心がお金の価値に変わってしまう違和感がありそうですよね?
それらを「KOU(https://kou.by/)」というコミュニティコインのサービスを使うことによって、新しい価値を提案しています。

中村さんは、損得の「得」から積んでいく「徳」へ。「感謝経済」「感謝の流通」など
新しいお金のカタチが無いなら、作ればいいということです。
ここでもDIY!


神奈川県相模原市緑区(旧・藤野町)の一部では、地域通貨(よろづと言います)が修理やお手伝いのお礼、商品購入の一部として日常生活に根付いていて、メンバー間の買物、やり取りなら支払い(対価)はよろづで良いよ。
ということも多いそうです。

こちらでは通貨に加えて電力も多くの方が自家発電して併用していて、
地域のイベントではソーラーパネルを持ち込むこともあるそうです。
一人では難しい事も、コミュニティで実践すれば規模も幅も広がりますよね。
DIYの真骨頂といったところでしょうか。


次はグループに分かれて課題に沿った新しいお金の未来を考える時間となりました。

・文化の違う会社が合併したことで、交流がうまくいかない社内の課題。
・ショッピングモールに負けない魅力があるにのに、活かしきれない商店街の課題。
・自動車販売会社で営業成績以外の新しい評価基準やフィードバックの仕組み。

など身近に起こり得そうなテーマを考えました。

発表された中には、共通の趣味を持った同士で使えるコインや、商店街で買った物の写真を投稿してコインを獲得する仕組み、営業成績を表に貼り付箋を使い、手伝ってもらったりした内容をコメントする仕組み。その名も「カー(car)ンシャ!」と、様々な意見が出ました。


今回の授業のテーマは、コミュニティとお金に関することでしたが、いまあるものを「こうだったらもっと良いのに」とか「なんでこう方法なんだろう」と疑問を持つことで、自分と自分に関わる人達が楽しく気持ちよく過ごせる方法が見つかるかも知れませんし、そんな小さな疑問から始まるのかもしれないなと思いました。

(レポート:高橋正、写真:岡田智美)