シブヤ大学

プロジェクト紹介

防災コミュニティづくり、はじまる。

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このプロジェクトは、渋谷区にある築40年のマンションで行う「コミュニティづくり」です。

発端は、2011年9月頃に、渋谷区の危機管理対策課より「渋谷区は集合住宅の多く、町内会とのつながりも弱いため、マンション内の住民同士の関係性を強めたい」との相談があったことからでした。

マンション内に"つながり"をつくる、というのは決して簡単なことではありません。そもそも、プライバシーを重視する思考性の人たちが数多く暮らしているのが集合住宅の特徴です。通常のシブヤ大学の授業のように、「趣味嗜好」的なテーマで住民同士の共通する関心事を探るのも難しいなかで、今回はあえて危機にまつわる「イシュー(課題)」から共通点を探るアプローチで始めることにしました。

そのために選んだイシューが「防災」。3.11から一年も過ぎていない時期だったので、関心はとても高い状況でした。プロジェクトのイメージは、「防災」を軸に"危機"を共有できるコミュニティを形成していくことです。
そこで、まずは参考になりそうな日本全国の「防災コミュニティ」事例をリサーチし、それらを渋谷区のマンション内で「シブヤ大学特別授業」として開講しました。