授業詳細

[ 旅する学部 ]人に会いに行く旅をしよう。@鹿児島県 鹿児島市
〜「桜島エクスプロージョン!噴火を観光資源に」「"東京的"とか"地方が新しい"とかを越えて」「ついつい長居してしまう物産店、いいものを届ける地域の仕事」ほか〜

日時 : 2016年2月26日(金)17:45〜2016年2月28日(日)21:05
教室 : 鹿児島県 鹿児島市

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参加費 : 18,500円 定員 : 15名 参加対象 : 社会人・学生の方ならどなたでも。

【申し込み方法】右(スマートフォンは下)の[申込む]ボタンをクリックすると申込ページ(外部サイト)に移動しますので、リンク先の[チケットを申し込む]ボタンよりチケットをお求めください。
※抽選後の欠員募集にてお申込みされた方は、申し訳ありませんがマイページに反映されません。

・申込は先着順で、2月16日(火)10:00までの受付となりますが、満席となり次第、締め切ります。
・満席状況は本ページではなく、申込ページ(外部サイト)よりご確認ください。
※同じ方が同じ授業に2回申込は出来ません。1回のお申込につき、1名様の受付となりますのでご了承ください。

【当日の持ち物】着替え・寝間着・タオル・歯ブラシ・洗面具・お風呂セットなど旅行に各自必要なもの、桜島の混浴露天風呂に入る方は水着、防寒着、雨具、筆記用具、デジタルカメラ(スマートフォンでも構いません)。

・本授業は、2016年2月26日(金)〜2月28日(日)の2泊3日のツアーです。
 羽田⇔鹿児島空港間は飛行機で移動し、鹿児島ではバス移動となります。
・宿泊費、食費、体験料、印刷費、郵送費、決済手数料として、実費【¥18,500】を事前決済いただきます。
・本授業は旅行業法上、株式会社桜開発 桜観光(鹿児島県知事登録旅行業第2-149号 /鹿屋市寿1-15-10)の旅行企画・実施となります。
・ご入金後のキャンセルはマイページからは受付できかねます。必ず直接ご連絡ください。詳細は本文をご参照ください。

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日本各地、そこの土地に暮らし働くことを選んだ”人”に会いに行く旅


自然、まちなか、歴史、文化、食べもの、お酒、暮らし、、
もちろん、そのものだけでも楽しめるけど、地元の誰かと一緒だともっと面白い。
ただの旅行じゃ見えてこない、その土地・その人ならではの、日常や仕事も見てみたい。

観光ガイドやスマホじゃなくて、その土地の人と紡ぐローカルな旅。
今回は、鹿児島に会いに行きます。

東京からの往復交通費は委託事業の予算から負担します!
よかったら一緒にどうですか?

※本プログラムは、地域の中小企業の仕事に触れる機会づくりとして、
  中小企業庁委託事業「平成27年度UIJターン人材拠点事業」として実施しております。


桜島エクスプロージョン!噴火を観光資源に:大村瑛さん(NPO法人桜島ミュージアム)


この噴火の写真。これ海外ではなく日本です。ここは桜島。なんと鹿児島市内からフェリーでたった15分(しかも24時間運航!)、世界有数の活火山と人々の生活が同居する島です。写真を撮ったのは今回会いに行く人である大村瑛さん。地域をつくる仕事がしたいと、縁あって神奈川から鹿児島に移住。桜島全体を”博物館”ととらえ、自然・歴史・文化の調査・保存・展示活動を行い、桜島を現地で楽しめる仕組みづくりに取り組む「NPO法人桜島ミュージアム」で働いています。「はじめて桜島行きのフェリーに乗った時、これから向かう島が噴火してるのに、地元の人はみんな気にもせずテレビ観てるのが衝撃でした」と大村さん。
そんな大村さんがいま取り組んでいるのは「桜島の噴火を”オーロラ”みたいな観光資源にする」ということ。というのも、この夏、桜島の噴火警戒レベルが「4(避難準備段階)」になった際、大きなニュースになりました。しかし、ほどなくして警戒レベルが「3(入山規制はあるが通常の生活が可能)」に戻ったものの観光の客足が戻らない。島の観光・宿泊業に深刻な打撃です。実は桜島にとってレベル3は”いつも”の状態。2007年に噴火警戒レベルの運用が開始されてから、ほとんどの期間がレベル3。この状態で4,500人の人々が普段通りに暮らしています。観光パンフレットに載っている穏やかな桜島の写真を見ながら「この写真も噴火の写真に差し替えたいんです。今回の件で踏ん切りがつきました。桜島は噴火している方が”ふつう”。また桜島は噴火に対しての災害予測精度はすごく高く優秀です。もし危険な場合はすぐに島全体に知らされ、防災も日々備えられています」。
26日(金)の夜は大村さんの案内で桜島の噴火を観に行きます。実際に噴火が観られるかは桜島の機嫌次第ですが、満天の星空の下で大村さんから、危険というイメージが強かった火山を観光の目玉にしていく新たなビジネス展開の方向性や、県外出身者からみた鹿児島移住の魅力を伺いながら桜島の一大観光資源である「噴火」を待ちましょう。(暖かくしてお越しください。※やむを得ない諸事情・天候によっては、一部プログラムを変更の上、実施いたします)



"東京的"とか"地方が新しい"とかを越えて:若松徹幹さん(大和桜酒造株式会社 5代目杜氏)


今回の旅の打ち合わせに行った時、patagoniaのハードシェルとウェーダーでばっちり防水しつつも、全身ずぶ濡れになりながら焼酎の原料の芋を洗っていた若松徹幹さん。「最初にこれだけ手を掛けたら、後から嫌でも手を抜きたくなくなるでしょ」と笑います。攻めた感じのクラフトビールでもつくっていそうな見た目ですが、江戸末期創業の歴史ある焼酎蔵「大和桜酒造」の5代目杜氏です。伝統を受け継ぎ、新鮮な地元の芋を用いて全ての行程を手造りで行う、そのただならぬ仕事量に感心していると「フレッシュ、シンプル、ローカル、ナチュラル... 所謂”サードウェーブ”的なものがだいたい入ってるでしょ」とニヤニヤ。この人、まっすぐで、ナナメで、フラットだ。
東京では腕利きのマーケターだった若松さん。36歳になったら実家を継ごうと思っていましたが、もろもろの事情で8年早まりました。「鹿児島に戻って10年経ったから言えるけど、最初の5年は暗黒時代。東京に未練タラタラだった」と語ります。戻ってすぐはデザイン、PR、マーケティングなど、東京的なエッセンスを徹底的に盛り込みました。確かに結果は出た。ただ、どこか東京的かどうか?で線を引いていた自分が「今となってはクソださい」と自嘲されます。
5年経って気付いたことは、「面白い人はみんなオープンでニュートラルだった」「情報は取りに行くよりも、出している人のところに集まる」「”東京が上”とか”いまは地方が新しい”とかではなく、海外も含めてお互いに行き来できるのがいいと思う」そして「究極、自分はものづくりの人でいたい」。そんな若松さんには、蔵見学や今の仕事の話と合わせて、自身の実感に則した東京と地方とその向こう側の話を伺います。



ついつい長居してしまう物産店、いいものを届ける地域の仕事:
杉川明寛さん・真弓さん夫妻(きりん商店 / キリシマデザイン)


鹿児島市の北に位置する霧島市。鹿児島空港の近く、古くからの湯治場が有名なこの地に、築140年の古民家を改装した一軒のお店があります。「きりん商店」、首の長いキリンがいるわけではなく、「”きり”しまのよかも”ん”」を揃えた物産店です。店を営むのは杉川明寛さん・真弓さんご夫妻。扱うのは「霧島でつくられていること」「できるだけ人の手でつくられていること」を基準に、おふたりが生産者のもとに足を運んでセレクトしたもの。それだけにそれぞれの商品への思い入れもひとしおです。
元々、福岡でデザインの仕事に就いていた杉川夫妻。子育ての環境を考えた時に、真弓さんの実家のある霧島という選択肢が浮かび、明寛さんがちょうど独立を考えていたこともあって移住。デザイナーとしてのスキルを活かして、商品の魅力がより伝わりやすくなるように、パッケージや包装のデザインも自分たちで行うことも多いといいます。というのも、扱う商品にはモノは良いけどパッケージもなにもなく、地元の知っている人だけが買っていた商品も多いからだそう。
また、きりん商店で面白いのが、気がつくと知らない人と卓を囲んでお茶を飲んでいるところ。お店で商品を見ていると、程なく明寛さんから「お茶をどうぞ」のお誘いがありました。”試飲”というより”ゆっくりしてって”という印象のきりん商店。お茶や特産品の面白い話に花を咲かせていると、気づけば2杯、3杯...。商品に思い入れがあるからこそ、そのお話に惹きこまれてしまいます。
「霧島には魅力的な素材が一杯眠っているので、新たななにかを生み出すよりも、パッケージやデザインなどストーリーを伝える工夫で、いまある素敵なものをもっと発信していきたい」と杉川夫妻。滞在中は、きりん商店でお茶を飲みながら、お二人から地域をおこす仕事の話を伺います。



その他のハイライト


他にも、鹿児島中央駅の程近くのまちなかで醤油と味噌をつくる吉永醸造店の吉永広記さん、鹿児島の離島「甑島」にUターンして島を盛り上げるために仕事に尽力する山下賢太さん、都内から同時期にIターンした粋家創房&鹿児島R不動産の壬生勇輔さん・横山篤さん、東京で靴づくりを学びUターンした靴工房CITTAの日高準さんにも会いに行きます。


食についても、名物のとんかつや桜島大根を使ったメニュー、薩摩ハーブ鶏のチキン南蛮などを予定しています。また、桜島の恵みによる豊富な温泉(まちの銭湯もほぼ全て温泉なのだそう!)もあわせてお楽しみに。多くの人や資源と出逢い、古くから受け継がれた魅力と新たに生まれる可能性が共存する仕事と暮らしを見に行きましょう。




旅の流れ(予定)


1日目:2016年2月26日(金)  ※食事:夜△(参加費内で夜食あり)

17:45〜18:00 受付(集合場所は羽田空港内、詳細はお申込後にお知らせします)
19:00 羽田発(ANA629)
20:55 鹿児島着 〜 バス移動
22:30【桜島エクスプロージョン!噴火を観光資源に】
    [ヒアリング] NPO法人桜島ミュージアム 大村瑛さん
     〜 [見学] 桜島の噴火を待ちます(夜食あり)
23:30 バス移動
24:00 宿「桜島シーサイドホテル」着
     〜温泉入浴、就寝


2日目:2016年2月27日(土)  ※食事:朝◯(参加費内) → 昼◯(参加費内) → 夜◯(参加費内/お酒のみ別途実費)

※絶景の露天風呂(混浴)を5:30〜6:30まで貸切にしています。
 短いですが、男女別に時間を振り分けるので、入りたい方はどうぞ。(6:30以降は通常営業で混浴となります)

07:45 ロビーに集合
07:50 出発 〜 バス移動(バス内で大村さんより桜島ガイド)
08:30 桜島大根の収穫体験(ファームランド櫻島)
09:30 朝食(Cafe白浜にて地元食材の朝ごはん)
     〜 バス移動 〜 フェリーで市内へ
11:00 2チームに分かれて、まちあるき(coffee-innovate / GOOD NEIGHBORS / レトロフトチトセ など)
11:45 昼食(チカバノ食堂・薩摩ハーブ鳥のチキン南蛮)
12:45 バス移動
13:00 [見学・ヒアリング] 有限会社吉永醸造店 吉永広記さん
14:00 バス移動
15:00【"東京的"とか"地方が新しい"とかを越えて】
    [見学・ヒアリング] 大和桜酒造株式会社 若松徹幹さん
16:30 バス移動
17:00 [見学] サクラカネヨギャラリー
     〜 [ヒアリング] 山下商店 山下賢太さん
18:15 バス移動
19:15 宿「イルカゲストハウス(鹿児島市易居町3-24)」チェックイン 〜 徒歩移動
19:30 夕食(林光華園にて中華)
21:30 宿「イルカゲストハウス(鹿児島市易居町3-24)」に戻って、就寝など
     〜 お風呂は近所に「かごっま温泉」もあり


3日目:2016年2月28日(日)  ※食事:朝◯(参加費内) → 昼◯(参加費内) → 夜×

07:45 ゲストハウス前に集合
07:50 出発 〜 バス移動
08:00 朝食(山有FUKUiTADAKi・バイキング)
08:50 バス移動
09:30 [見学・ヒアリング] 株式会社粋家創房 横山篤さん&壬生勇輔さん
10:30 バス移動
11:30 昼食(竹亭・とんかつ)
12:30 バス移動
13:30 [事業体験・ヒアリング] 靴工房CITTA 日高準さん
     〜 革小物製作ワークショップ
15:15 バス移動
16:00【ついつい長居してしまう物産店、いいものを届ける地域の仕事】
    [見学・ヒアリング] きりん商店 杉川明寛さん・真弓さん夫妻
17:15 振り返りワークショップ
18:00 バス移動
18:30 鹿児島空港着
19:30 鹿児島発(ANA630)
21:05 羽田着(予定)
    ※当日の交通事情等により、到着時間が変更となる場合があります。


なお、交通費を委託事業予算から負担するかわりに、この旅には”宿題”があります。
旅の後、今回の旅で”グッときたこと”について、写真1枚と400字程度の文章をお送りください。
地域の皆さんにフィードバックするとともに、
記念にご参加された皆さんにもフォトブックにしてお送りいたします。
また、いくつかはシブヤ大学Webサイト「旅する学部」特設ページに掲載させていただきます。



今回、会いに行く人々


・大村瑛さん(NPO法人桜島ミュージアム)
・若松徹幹さん(大和桜酒造株式会社)
・杉川明寛さん・真弓さん(きりん商店 / キリシマデザイン)
・吉永広記さん(有限会社吉永醸造店)
・山下賢太さん(山下商店 / 東シナ海の小さな島ブランド株式会社)
・横山篤さん・壬生勇輔さん(株式会社粋家創房 / 鹿児島R不動産)
・日高準さん(靴工房CITTA)                 ...and more!!



(授業コーディネーター:安藤 淳平・榎本 善晃 / 企画監修:特定非営利活動法人ETIC.)



今回の教室 :
「鹿児島県 鹿児島市」

鹿児島県の南北の距離は約600km。それは、東京から青森、東京から岡山とほぼ同じ。その分だけ、気候も自然・文化・歴史も異なります。薩摩が動けば日本が動くとまで言われる歴史があり、水産業や農業が盛んな薩摩半島、豊かな水と大地により農業・畜産の生産拠点となっている大隅半島、そして異なる魅力あふれる鹿児島の島々。多彩な地域から生まれる多彩な素材が、よか飯、よか酒、よかもん、よかにせ(いい男)、よかおごじょ(いい女)を生みだし、暮らしの中にある「ふつう」の質の高さが一番の魅力です。