田邉さんもまた、Airbnbは単に宿泊場所を提供しているのではなく、「人を介して、よりディープな体験ができるところがおもしろいところ」だと述べています。より多くの人を満足させることではないけれど、世界中から10人でも20人でもそれを体験したいという人がいれば、本当にユニークな旅の体験を実現できるプラットフォームなわけです。
渋谷というまちは、そうしたユニークネスの集積であり、それとの出会いであるとすれば、その出会いをどのように誘発していくのか、というのが次の議論になりました。SNSを使った人々の発信を促したり、渋谷で行われている出来事を知らせるアプリケーションをつくったり、ディープな場所を巡るツアーを企画したりと、金山さんと観光協会で行っているさまざまな取り組みもご紹介いただきました。