シブヤ大学

授業レポート

2015/12/8 UP

本格帽子作りを学んで、体験!~応用編

今回は帽子作りの応用編です。


基礎編から参加の人と、応用編から参加の人を加えてスタートしました。


(先月の授業レポートはこちら


 


始めに、先生より基礎編参加者それぞれに1ケ月前に製作していた帽子が手渡されました。


実はこの帽子、参加者一人一人の要望(縁を丸くしたい、深めにしてほしい)にお応えし、更に帽子内側のサイズリボンを付けてのお渡しでした。想像以上の1ヶ月ぶりの帽子との再会に自然と笑みがありました。もちろん、要望には答えられませんが、今回からの参加者にもサイズリボンをつけた基礎編の参加者同様の仕上がりの帽子が手渡されました。


 


帽子の名称


帽子を作るには、まず各種名称を知る事が大切です。という訳で、基礎編の方は復習。応用編からの参加者は勉強という形で習いました。


ブリム・・帽子の周り


クラウン・・帽子の膨らんでいるところ


サイズリボン・・帽子の内側にあるサイズ調整するリボン


上記の名称が気になった人は是非!インターネット等で調べてみて下さい。更に帽子の世界が広がると思います。


 


製作の流れ


1.帽子のブリムの長さを決める


メジャーや紙を使って、長めサイズや短めのサイズを作っていました。長め、短めで悩んで先生に相談している参加者もいて、最近の流行りは長めだよ。という一言で長めにしている方も居て、非常に和気藹々としていました。


2.帽子の渕周りにやすりをかける


帽子の渕周りは生地がケバケバしており、既製品には滑らかな渕周りが施されています。今回は、やすりをかける事で既製品のような滑らかな帽子の渕周りを作成する事ができ、より一歩完成に近づきました。


3.帽子のコントラストをつける為に、リボンをつける


沢山のリボンの種類の中から、自分のお気に入りのリボンを選んで帽子に取り付けます。



取り付ける前に、リボンにアイロンをかけて滑らかにする事で違和感のない仕上がりになりました。


4.自分ブランドとして、ネームタグをつける


今回制作したものに、ネームタグをつけます。通常は、ブランド名が入っているタグの事です。最後の仕上げの作業でもあり、参加者は真剣な表情で作業に取り組んでいました。


5.完成!お披露目


ついに帽子が完成しました。参加者一人一人がどのような思いで作っているのかを完成した帽子を披露し、共有しました。


 


何気なく出かける時でも、帽子一つで気分が変わる。


帽子ってそんなものだと思います。


帽子を持っていない人も持っている人も、色々な帽子を着けて日常に変化をつけてみてはいかがでしょうか。




(レポート:中園拍扶紀、写真:田中健太)