シブヤ大学

授業レポート

2015/11/9 UP

本格帽子作りを学んで、体験!~基礎編

 


わたしの学び


・  帽子作りは体力仕事
・  帽子作りの行程を知る事で、帽子の値段が高い理由が分かった
 


先生の言葉


・  帽子がどのように作られているかを知ってほしい


街中でよくみかける帽子。角張った帽子や、丸い帽子、見ているだけでも何だか楽しくなってきますね。今回は、帽子作りを体験しました。



<授業レポート>


1.帽子の色選びと、頭のサイズ測定
まずは、帽子の色を5色からそれぞれお気に入りのもの選びます。一度この色!と決めても「やっぱりこの色かなぁ・・・」っと皆さんそれぞれ自分が帽子を被った姿を想像して決めていました。
次に頭のサイズをはかります。頭のサイズの測り方が少し特殊で、メジャーでただ頭の周りを一周して測ればいいのではなく親指と小指以外の、指2本を額に当てて、計測するという方法で測りました。この方法が、帽子を被った時に丁度良いサイズとされているそうです。



2.帽子の形作り
帽子の型とな木型に、帽体というフェルト生地をあてていきます。フェルト生地は蒸気を当てる事で変形しますが、この蒸気がまた熱いんです。皆さん腕まくりをしたり、上着を脱いだりと「帽子作りって体力仕事なんですね」という言葉が皆さん一同に言われていました。蒸気に当てて木型に押し込めるの作業を何度も繰り返してようやく帽子のクラウン。いわゆる頭が入る部分の型が完成します。その後、帽子のツバをクラウンと同様にして型を形成していきます。



3.帽子のふちの切り取り
帽子の型が完成したら、自分の好きな大きさにふちを、切り取ります。長いままの方や、短めと色々なアイデアがありました。今回の授業はここまでですが、次回はいよいよ帽子の完成!次回の授業では、先生が次回までに帽子を少し修繕して頂き授業がスタートします。


今回の授業では、好きな時間に休憩を取りながら作業をして良かったのですが、皆さん時が経つのを忘れて全て真剣に取り組んでいました。授業が終了後、「今日は良く眠れそう!」や、「非常に達成感があって次回の授業までの一ヶ月がとても楽しみ」などの声があり、帽子作りの楽しさが全員で共感できる1日となりました。



(レポート:中園 拍扶紀/写真:田中健太)