シブヤ大学

授業レポート

2015/9/7 UP

かんたん可愛いを編む
~カラフル布ぞうりづくり~

意外と簡単にできる!!


今流行の布ぞうり。


今回の参加された方の中にも、布ぞうりを愛用されている方がいらっしゃいましたが、何となく自分で作ろうとするとハードルが高いイメージが。しかし、布と先生直伝の100円ショップグッズがあれば、簡単に編めるということがわかりました。


自分の愛着のあるTシャツをリサイクルして使うことができ、デザインも一から作っていくので、より愛着のわく布ぞうりを編み上げることができました。


 


今年の夏は異常に暑く、少しでも涼しさを求めてしまいます。


その中で、ルームシューズとして人気なのが布ぞうり。愛用者の方に聞くと、布に肌が触れるのがとても気持ちいんだとか。いろんなデザインが売られていますが、今回は、自分だけの布ぞうりを編んでみようということで、着なくなったTシャツを持ち寄って集まっていただきました。


今回使用するのは、オーガニックコットンの布と、生徒の皆さんが持ち寄ったTシャツ。


編み方は一緒ですが、どんなぞうりにしたいか、各自でデザインも考えます。先生も、オーガニックコットン以外にも、いろいろな色の布を用意してくださいました。

まずは、配られたオーガニックコットンと同じ幅に、持ってきたTシャツをカットしていきます。細かいことは気にせずに、皆さん思い切り布をカットしていました。

布がカットできたら、さっそく編む作業に入ります。

昔、ぞうりを編むというと親指にわらじをひっかけて編んで行ったそうですが、ちょっと難しかったり、編みにくかったりするということで、今回は先生が秘密のツールを用意してくださいました。


それは、100円ショップでも売っている、クリップボードとフック3つ。


フックをクリップボードに、1:1:2の幅で張り付けたもので、フックに布をひっかけながら編んでいきます。

先生が、一つずつ丁寧に編み方をレクチャーしてくだいました。そして、今回は、助っ人の方にも入っていただき、皆さん黙々と編んでいきます。


1枚の布が終わると、次の布を継ぎ足して、どんどんと編んでいくと、少しずつぞうりの形が見えてきました。布ぞうりを編む時のポイントは、大きめに編んでいくこと。

その理由は、最後まで編みあがった後の作業に秘密があります。


自分たちにあった適度な大きさに編んでいくと、布を引っ張って、ぞうりの布をぎゅっと締める作業に移ります。布を締めることで、布と布の間の隙間が無くなり、ぞうりがしっかりしたものになっていきました。


この締める作業が大変で、生徒の皆さんも先生に見てもらいながら、一生懸命引っ張っていました。

片方のぞうりができあがったら、もう片方へ。

この時は、ぞうりの左右の大きさにばらつきが出ないようにするために、自分が編んだぞうりを参考にしながら編んでいきます。皆さん、編み方のコツをつかんだようで、2足目はスムーズに編んでいっていました。

両方のぞうりが編みあがったら、最終工程。

底面にある、布のつなぎ目をカットし、鼻緒を付けます。最初に鼻緒の布を選んでいた生徒さんも、実際縫いあがったぞうりを目の前に、再度鼻緒の布を選び直す人も。


鼻緒用に輪っかに縫われた布に芯を入れて、ぞうりに結んでいきます。中々、鼻緒の布がぞうりを通らないということもありましたが、無事に鼻緒もでき、布ぞうりが完成!!


 


授業時間内に編みあがるか心配もありましたが、生徒さん全員が布ぞうりを編み上げることができ、とても達成感につつまれました!!


 


作業を進める中で、生徒さん同士で助け合ったり、いろいろお話をしたり、お互いの作品も見たりしながら、応援している私も楽しい時間を過ごすことができました。


1人で作ろうとすると、なかなか作業が進まない人でも、みんなで同じものを作るというのは、知らず知らずのうちに励ましあいながら、作業を進めることができますね。


そして、生徒さんの布ぞうりを見ていたら、私も編んでみたくなりました。



来年の夏用に、頑張って編んでみようかな!!



(レポート:箕田真衣)