シブヤ大学

授業レポート

2014/5/23 UP

自分で縫い上げる (第二回)
~この夏の浴衣づくり〜

天候は快晴、気温も長袖では汗ばむ程の温度。夏の訪れを感じられるこの日、待ちに待った、「自分で縫い上げる~この夏の浴衣づくり~」2回目の授業が行われました。
今回は本格的に浴衣を縫うことがテーマ。参加者の皆さんも、先生の説明を元に、自分の浴衣生地に1つひとつ針と糸を通していきます。
縫う場所は「袖」と「おくみ」の2つ。
まず、「袖」は胴体の部分と袖それぞれの柄の合わせ方から考え、そして縫っていきます。柄の合わせ方によって、浴衣の印象も変わってくるので、参加者の皆さんは真剣そのもの。先生のアドバイスにも、力が入ります。でも、こういう柄合わせをしていると、自分の浴衣がよりイメージできて、良いですよね。
柄合わせ終わったら、実際に袖を縫い上げていきます。アツアツのコテを使って丁寧に生地に折り目を付け、縫う場所をメジャーで測り、実際に針と糸を使って1つひとつ縫っていく。
地道な作業に見えますが、手を動かすごとに1枚の生地がやがて「浴衣」という衣服へと変わっていくこと、そして、それを自分の手元で感じとれることが、この授業の一番の楽しさかもしれないと思いました。
そして、「おくみ」。この「おくみ」のパートになると、少し難しい縫い方も入ってきます。先生の説明を聞き、熱心なアドバイスを受け、周りの参加者と相談し、試行錯誤ながら、作り上げます。参加者の皆さんは、自分の浴衣を作っているわけですが、一緒に悩んだり、相談したりしながら作り上げていく様を見ていると、「みんなで作っているんだ!」という一体感をも感じます。
そう熱中していると、時間が過ぎるのもあっという間。気が付けば授業終了の17時から30分も過ぎていました。残りの縫い上げはメールなどで先生のサポートを受けながら行い、次回の最終授業で、浴衣を完成させます。
果たして、最終回の授業で、どんな浴衣が出来上がるのだろうか。今からとても楽しみです。
(ボランティアスタッフ:狩野元彦)