シブヤ大学

授業レポート

2013/6/25 UP

みんなの手芸室04 夏のコサージュをつくろう!

 今回のみんなの手芸室はドルーガ ショウコ先生によるコサージュ作り。初めに先生から材料のセットが配られました。花びらの形にくり抜かれた青系の布が大小それぞれ数枚ずつ、めしべ用のパーツ、金具とボンド。この基本セットの花びらは、全員に同じものが配られました。
材料が配られたところで、イメージを込めて作るためのステップにうつります。 「では、息を吸って力を抜いて、目を閉じてください」「目の前にあなたの理想の女性が立っています。その女性はどんなイメージですか?」それぞれが頭の中に女性を思い浮かべます。みなさん真剣な表情で集中して考えていました。

 そして、先生が用意した追加の花びらの中から、その思い浮かべたイメージに合うものを数枚ずつ選んでいきます。この追加の花びらは、色は初めに配られた基本セットと同じ青系で統一されていますが、水玉柄の物や無地の物、色の濃い物や薄い物、様々な種類がありました。 追加の花びらを選び終えると、今回のコサージュ作りに使う全ての材料が揃いました。

 いよいよ作りはじめていきます。まずは花びらを大きいものと小さいもので分け、それぞれを一枚一枚重ね、ボンドで貼り合わせていきます。すべて重ね終わったら、ふちを手のひらでこすります。布は先生がボンドを薄めた液体に浸してから乾かしてきたものを使用しているため、こうすることで簡単に形をつけることができ、本物の花びらのようなしわを作ることができます。

 花びらの形が決まったら、重ね合わせた小さい花びらの中心にめしべ用のパーツをはさみ、さらに大きい花びらを合体させ、ボンドでしっかり固定します。最後にコサージュ用の金具をとりつければ完成です。
 完成したコサージュをどんなイメージをもとに作ったか、全員でふりかえりながら発表しました。さわやか、やわらかい、ポジティブ…思い浮かべたイメージの数だけ、一人ひとりまったく違うコサージュが出来上がりました。イメージがちゃんと表現されているだけでなく、その日のファッションに合うものが出来上がっていたことに、作り手の個性が出るということを感じられておもしろかったです。授業後にそのまま洋服に着けて帰られる方もいました。自分で作ると愛着も出てきますよね。色々なシーンで活躍させて、今年の夏を満喫してほしいです。

授業レポート:鹿沼茉希子