シブヤ大学

授業レポート

2012/11/12 UP

アートは、特別な人たちの、特別なものではないんだ。

秋晴れの少し肌寒い文化の日、青参道アートフェアにおいて、シブヤ大学マップつくり隊!presents「夜のおさんぽ。in 青参道」が開催されました。
「ショッピングを楽しむように、アートを楽しんでほしい」というアートフェアのコンセプトの下、
4人一組・6チームに分かれてのアート散策はスタートしました。

各チームはシブヤ大学カラーの緑の提灯を灯しながら夕方の青参道に散り散りに。
アートを気軽に楽しみたいという同じ志を持った、しかし初対面の仲間と、アートに触れ・共有して意見を交わしたり、アーティストの方に気になる作品について直接話ができたり、気に入った商品をお買い上げしたりという、気軽だけど普段とはひと味もふた味も違った青参道アートを堪能しました。

ちなみに散策中は、すれ違う提灯を見つければまずは気軽に挨拶。「どこ観ました?」「何番のインスタレーション面白かったですよ!」というコミュニケーションで情報共有を。
お店に入れば店員さんから「さっきも提灯隊が来ましたよ~」と声をかけていただいたり、ネタとして話のきっかけにもなった提灯でした。

4人一組の散策も、実は普段なかなか入りづらかったお店に入れたり、ひとりじゃなくチームだからアグレッシブに話ができたり、アートフェアという場においてちょうど良いスタイルだと感じました。

2時間の散策後は一堂に会してシェアタイム。チームごとにオススメ・お気に入りのアート/お店/人/出来事などの写真を紹介。
チームの和気あいあい画像あり、それこそアーティスティックな写真あり、はたまた「アートは特別な何か、特別な誰かのものではないんだ」という気付きの発見の発表あり。
今回の夜のおさんぽ。での一番の収穫は、同じフィールドで・同じ志で楽しんだ仲間同士でも見ているポイントが違うという面白さを実感できたこと、
また自分とは違う他人の視点を共有することで、さらに人一倍アートを楽しめた、というところだったと思います。

「アートは特別な人たちの、特別なものではない」

自分の中で、なんとなく感じていたことだったかもしれないけど、改めて言葉で聞いたことでとても新しく心強い発見となりました。
もしかしたらそもそも「アート」と区切ることが仕切りを作っているかもしれない。
自分とは違う、でもお気に入りのそれらが普段の生活でも何気なくそこにあるものであると、豊かで素敵ですね。

参加していただいた皆様、ご協力頂いた青参道の皆様、
ありがとうございました!

【シブヤ大学キャンパスMAPつくり隊!岩渕美香】