授業レポート
2010/7/26 UP
ハラジュクサイコー!~表参道を元氣にするよさこい体験会~
雨の予報がはずれ、のんびりとした昼下がり。
本日の会場は、童心にかえって、ついつい円陣バレーをしたくなるような体育館です。
受付を入ると、早速、1人1対ずつ、鳴子と呼ばれる、よさこい必須アイテムが配られました。
朱色に塗られた、いかにもお祭りな小道具を手にして、胸が高鳴ります。
本日の講師は、瀬戸 典子先生率いる原宿表参道元氣連の皆さんです。
先生達も交えて、お互いに軽く自己紹介をしてみると、
参加者は全員よさこい経験ゼロ、見たことがあるという人も、ほんの数名でした。
そんな訳で、まずは、先生に「よさこいの魅力」を熱く語っていただきました。
原宿表参道元氣祭りは、今年で10年目を迎えます。
お祭りの2日間は、5箇所の会場で激しいダンスバトルが繰り広げられます。
毎年たくさんのチームが参加し、
その中でも、メインストリートを歩けるのは、オーディションに合格した数十組だけ。
各チームはダンス、衣装など様々に工夫を凝らし、それぞれの特徴をうちだしています。
この中から優れたチームには各種の賞が授与されます。
全国各地からチームが集まる中、地元で頑張っているチームが三つあり、元氣連はその一つです。
元氣連はもともと合唱団の指導をしていたという先生のキャリアから、
歌って踊れる連というのが特徴です。
合唱団の子供たちを中心に始まったので、
構成メンバーは小学生から60代までと幅広い年齢層にわたります。
とにかく元気と笑顔が合言葉、
今年は結成5周年という伏し目を迎え、”目指せ!元氣賞”と勢いにのっています。
そんな元氣連の先生やメンバーの皆さんが口々におっしゃる魅力には主に次の4つがありました。
まずは、たっぷり汗をかく爽快感が挙げられます。
「暑いからこそ、汗をかくのがいいのよ」とおっしゃる先生。
よさこいチーム結成のきっかけになったのも本場、高知の暑い夏だったといいます。
2つ目は、声を出すことで元気になれるということ。
声を出すと自然と動きも大きくなり、自分の表現がでてくるのだそうです。
確かに、「どけどけ」という意味の「よっちょれ×2」という掛け声は、
口にすると、何となく力が湧いてくるようです。
また、「メインストリートで踊って、沿道の人たちの注目を集める快感は病みつきになる」
というメンバーの方の言葉も、とっても印象的でした。
きっと、「よっちょれ」も自然と出てきちゃうものなのでしょう。
そして、忘れられないのが、練習後の飲み会で深まるコミュニケーション。
共に汗を流し、1つの踊りをつくる仲間と飲む。
そりゃあ、盛り上がるに違いありません。
加えて、私がステキだと思ったのは、
「全国各地からチームが集まる中、地元が盛り上げなくてどうする」
という先生の意気込みの言葉でした。
地域活性化というとすごく硬い表現ですが、要は、こういうことなんですよね。
面白いところには人が集まる、その中心に街の人達がいる。
住んでる人だけじゃなくて、使う人も地元っ子になる。
表参道なんて気取ったところと思っていましたが、ちょっと、この街へ親近感を持てた気がしました。
そうかぁ、原宿サイコーなんだな。
となったら、これはもう踊るしかありません。
実際に今年のお祭りで踊る音楽と振付をみんなで体験してみることになりました。
まずは、元氣連のデモンストレーションを見学します。
笑顔と元気がはじける演技に思わず、こちらもスマイルになります。
最後、ポーズが決まると、惜しみない拍手がおくられました。
さぁ、皆でやってみよう!!!
懇切丁寧な指導のもと、よさこい練習が始まりました。
鳴子を鳴らして、ポーズをとるだけで、何だかもう、お祭り気分。
「5で足をついて、6で向きを変えて、トン・トン」
「ここはラッキィ池田さんらしい振り付けで、アイドルのイメージね」
「 船をこいでるようにして、右・左・右・左」
汗だくなのに、集中して水分補給も忘れるほど。
体の動き以外は、だんだん、頭が空っぽになっていく気がします。
よさこいで使われる音楽は自由度のかなり高いものですが、
地方の色が必ず、どこかにあります。
今回、踊った「団歌」では、原宿のなって欲しい姿を詞にしているそう。
地元の風景にちなんで、けやきの木を再現する振り付けもありました。
といっても、縦に4人並んで、手を出す向きを違えるだけなのですが、
にわか仕立てのフォーメーションでも、集まって踊ると、また違った楽しさがあります。
♪はらじゅくサイコー!!
あまりに真剣に踊り、体験だったはずが、とうとう一曲全部を踊りきってしまいました!
これには、先生もビックリ。
「体を動かすのが面白かった。」
「出会いがあった」
「楽しかった」
最初に聞いた魅力を今度は身をもって実感したのでした。
終了後、まだまだ見学したい人は体育館で行われるメンバーの通常練習へ、
もう参加を決めた人は手続きの説明に会議室へ。
もっともっと踊りたい!
この数時間で魅せられてしまった人達がいました。
今年もアツい夏がやってきそうです。
(ボランティアスタッフ 茅野 小百合)
本日の会場は、童心にかえって、ついつい円陣バレーをしたくなるような体育館です。
受付を入ると、早速、1人1対ずつ、鳴子と呼ばれる、よさこい必須アイテムが配られました。
朱色に塗られた、いかにもお祭りな小道具を手にして、胸が高鳴ります。
本日の講師は、瀬戸 典子先生率いる原宿表参道元氣連の皆さんです。
先生達も交えて、お互いに軽く自己紹介をしてみると、
参加者は全員よさこい経験ゼロ、見たことがあるという人も、ほんの数名でした。
そんな訳で、まずは、先生に「よさこいの魅力」を熱く語っていただきました。
原宿表参道元氣祭りは、今年で10年目を迎えます。
お祭りの2日間は、5箇所の会場で激しいダンスバトルが繰り広げられます。
毎年たくさんのチームが参加し、
その中でも、メインストリートを歩けるのは、オーディションに合格した数十組だけ。
各チームはダンス、衣装など様々に工夫を凝らし、それぞれの特徴をうちだしています。
この中から優れたチームには各種の賞が授与されます。
全国各地からチームが集まる中、地元で頑張っているチームが三つあり、元氣連はその一つです。
元氣連はもともと合唱団の指導をしていたという先生のキャリアから、
歌って踊れる連というのが特徴です。
合唱団の子供たちを中心に始まったので、
構成メンバーは小学生から60代までと幅広い年齢層にわたります。
とにかく元気と笑顔が合言葉、
今年は結成5周年という伏し目を迎え、”目指せ!元氣賞”と勢いにのっています。
そんな元氣連の先生やメンバーの皆さんが口々におっしゃる魅力には主に次の4つがありました。
まずは、たっぷり汗をかく爽快感が挙げられます。
「暑いからこそ、汗をかくのがいいのよ」とおっしゃる先生。
よさこいチーム結成のきっかけになったのも本場、高知の暑い夏だったといいます。
2つ目は、声を出すことで元気になれるということ。
声を出すと自然と動きも大きくなり、自分の表現がでてくるのだそうです。
確かに、「どけどけ」という意味の「よっちょれ×2」という掛け声は、
口にすると、何となく力が湧いてくるようです。
また、「メインストリートで踊って、沿道の人たちの注目を集める快感は病みつきになる」
というメンバーの方の言葉も、とっても印象的でした。
きっと、「よっちょれ」も自然と出てきちゃうものなのでしょう。
そして、忘れられないのが、練習後の飲み会で深まるコミュニケーション。
共に汗を流し、1つの踊りをつくる仲間と飲む。
そりゃあ、盛り上がるに違いありません。
加えて、私がステキだと思ったのは、
「全国各地からチームが集まる中、地元が盛り上げなくてどうする」
という先生の意気込みの言葉でした。
地域活性化というとすごく硬い表現ですが、要は、こういうことなんですよね。
面白いところには人が集まる、その中心に街の人達がいる。
住んでる人だけじゃなくて、使う人も地元っ子になる。
表参道なんて気取ったところと思っていましたが、ちょっと、この街へ親近感を持てた気がしました。
そうかぁ、原宿サイコーなんだな。
となったら、これはもう踊るしかありません。
実際に今年のお祭りで踊る音楽と振付をみんなで体験してみることになりました。
まずは、元氣連のデモンストレーションを見学します。
笑顔と元気がはじける演技に思わず、こちらもスマイルになります。
最後、ポーズが決まると、惜しみない拍手がおくられました。
さぁ、皆でやってみよう!!!
懇切丁寧な指導のもと、よさこい練習が始まりました。
鳴子を鳴らして、ポーズをとるだけで、何だかもう、お祭り気分。
「5で足をついて、6で向きを変えて、トン・トン」
「ここはラッキィ池田さんらしい振り付けで、アイドルのイメージね」
「 船をこいでるようにして、右・左・右・左」
汗だくなのに、集中して水分補給も忘れるほど。
体の動き以外は、だんだん、頭が空っぽになっていく気がします。
よさこいで使われる音楽は自由度のかなり高いものですが、
地方の色が必ず、どこかにあります。
今回、踊った「団歌」では、原宿のなって欲しい姿を詞にしているそう。
地元の風景にちなんで、けやきの木を再現する振り付けもありました。
といっても、縦に4人並んで、手を出す向きを違えるだけなのですが、
にわか仕立てのフォーメーションでも、集まって踊ると、また違った楽しさがあります。
♪はらじゅくサイコー!!
あまりに真剣に踊り、体験だったはずが、とうとう一曲全部を踊りきってしまいました!
これには、先生もビックリ。
「体を動かすのが面白かった。」
「出会いがあった」
「楽しかった」
最初に聞いた魅力を今度は身をもって実感したのでした。
終了後、まだまだ見学したい人は体育館で行われるメンバーの通常練習へ、
もう参加を決めた人は手続きの説明に会議室へ。
もっともっと踊りたい!
この数時間で魅せられてしまった人達がいました。
今年もアツい夏がやってきそうです。
(ボランティアスタッフ 茅野 小百合)