授業レポート
2010/1/28 UP
世界をつくるのは、あなただ
【100% Action ~自分の道を切り拓くのは、自分しかいない~ 】
突然ですが、いきなり授業のクライマックスから入ります。(時間のない方はココだけでも、ぜひ)
自分がやりたいことをカタチにするにはAction(行動)が必要で、
Actionは心から湧き出るPassion(情熱)が原動力となり、
PassionはConscious(意識)から生まれてくる。
講師のジョン・ムーア氏が伝えたかったことは、このようなことだと感じました。(意訳してます)
行動した方がいいってわかってはいるものの、なかなか一歩が踏み出せなかったり、
行動しない言い訳を上手に考えてしまうことって、どなたにも経験があるのではないでしょうか。
それはきっと、Passionが弱火だったり、Consciousが薄味だったからかもしれません。
授業の間、ジョンさんが私たちに何度も投げかけた言葉は、「Action!」でした。
頭で考えることはもちろん大切だけど、とにかく行動してみようよ、思い立ったらやってみようよと、
私たちの背中をものすごいパワーで押し続けていました。(また意訳してます)
授業が終わる頃には、教室中にみんなのActionパワーがみなぎっていて、
朝とは見違えるほどいい顔になっていました。
そんな灼熱の授業の模様を、以下にレポートします。
授業に参加できなかった方にも、Actionパワーを感じてもらいたいな、という想いを込めて。
【第1部 パタゴニア日本でのAction】
ジョンさんは大学の教育学部を卒業後、教師、コピーライター、パタゴニア日本の支社長などを経て、
john moore associatesを設立しました。
現在はコミュニケーションディレクターやオーガニックフード教師など、マルチに活躍されています。
第1部ではパタゴニア日本の支社長時代、クリエイティブリーダーとして取り組んできたことを中心にお話していただきました。
1.フラットなオーガニゼーション
パタゴニア日本支社長の就任初日、ジョンさんの最初の仕事は、支社長の部屋・机・椅子を返却することでした。
いわゆるトップダウン型の指令系統ではなく、フラット・オープン・シェアな組織で、情報スピードの速い、
風通しのよいオフィス環境をつくることからはじめました。
2.社員とのコミュニケーション
次に着手したのは、社員とトコトン話し合うことです。
Why are you here? (なぜパタゴニアにいるの)
What do you want to do? (パタゴニアで何をしたいの)
How can you pay for it? (そのためにあなたはいくら支払うの)
Who can help you? (誰があなたを助けてくれるの)
このようなことを半年以上に渡って行い、すべての社員と徹底的に話し合い、お互いを分かち合うために尽力しました。
ちなみに人柄というのは、いっしょに山を登ればすぐにわかるそうです。(豆知識)
ときに大事なビジネスパートナーを選ぶときなど、まず山登りをして、信頼できる人物かどうかの判断をしたとか。
3.顧客とのリレーション
パタゴニア日本のSocial Storytelling(会社のコンセプトや思いを表現した物語)をご紹介します。
あるお客様が週末に山登りに行こうと思い、パタゴニアに山岳ジャケットを買いにいらっしゃいました。
とても気に入ったデザインのものがあったのですが、オレンジ色ではなくどうしても黄色がほしいと・・・
すべての店舗を探してみたものの黄色は売り切れで、入荷までには3週間もかかることがわかりました。
そこで店員は、たまたま自分が購入していた黄色のジャケットをロッカーから持ち出して、
「これで登山を楽しんできてください」と笑顔で貸し出しました。
お客様は大変満足され、3週間後、黄色のジャケットを買いにふたたび訪れました。
このStorytellingは、パタゴニアの社員がシェアしている、以下の考え方を表したものです。
Customer is Friend.
Product is Gift.
Payment is Thank You.
お客様は神様ではなく「友達」だから、困っているときに自分のジャケットを貸すことができたのでしょうね。
【第2部 3人1組でのAction】
ジョンさんのプレゼンテーションの後は、いよいよ3人1組でのディスカッションタイム。
テーマは「自分たちがやりたいことではなく、自分たちでできることを考えてみよう」。
それぞれが自分の仕事・趣味・特技などを発言し、そこから3人で何ができるだろうかと議論しました。
テーマが具体的で、かつ、全員が当事者(主役)であったためか、どのグループもとても盛り上がり、
教室中が何かを生み出そうとする熱気に溢れ、まるで革命前夜のような雰囲気に。
グループごとの発表タイムでは、社会をよくしようとするナイスアイディアや、
本当に実現してしまうんじゃないかと思えるほどPassionが凝縮されたプランまで飛び出し、
ジョンさんも「ぜひActionしてください」とエールを送っていました。
授業が終わっても席を立つ人が少なく、そのままディスカッションの続きを行っていたグループも多く見られました。
それでも話は尽きず、教室を出てランチをしながらディスカッションを続けたグループもあったそうです。
参加されたみなさんはこの日を境に、言い訳するクセをダイエットして、Action体質に変われたのではないでしょうか。
【インフォメーション】
今回の授業は、自由大学で行われる「クリエイティブ・リーダーシップ」(全5回)の入門編として実施しました。
実際の講義は、自信と思いやりに満ちたリーダーを育成することを目的に、少人数で、ディスカッションに多くの時間を割いて行うそうです。
興味をお持ちになられた方は、自由大学のHPに出かけてみてはいかがでしょうか。
http://www.freedom-univ.com/
(ボランティアスタッフ:黒田 紀行)
突然ですが、いきなり授業のクライマックスから入ります。(時間のない方はココだけでも、ぜひ)
自分がやりたいことをカタチにするにはAction(行動)が必要で、
Actionは心から湧き出るPassion(情熱)が原動力となり、
PassionはConscious(意識)から生まれてくる。
講師のジョン・ムーア氏が伝えたかったことは、このようなことだと感じました。(意訳してます)
行動した方がいいってわかってはいるものの、なかなか一歩が踏み出せなかったり、
行動しない言い訳を上手に考えてしまうことって、どなたにも経験があるのではないでしょうか。
それはきっと、Passionが弱火だったり、Consciousが薄味だったからかもしれません。
授業の間、ジョンさんが私たちに何度も投げかけた言葉は、「Action!」でした。
頭で考えることはもちろん大切だけど、とにかく行動してみようよ、思い立ったらやってみようよと、
私たちの背中をものすごいパワーで押し続けていました。(また意訳してます)
授業が終わる頃には、教室中にみんなのActionパワーがみなぎっていて、
朝とは見違えるほどいい顔になっていました。
そんな灼熱の授業の模様を、以下にレポートします。
授業に参加できなかった方にも、Actionパワーを感じてもらいたいな、という想いを込めて。
【第1部 パタゴニア日本でのAction】
ジョンさんは大学の教育学部を卒業後、教師、コピーライター、パタゴニア日本の支社長などを経て、
john moore associatesを設立しました。
現在はコミュニケーションディレクターやオーガニックフード教師など、マルチに活躍されています。
第1部ではパタゴニア日本の支社長時代、クリエイティブリーダーとして取り組んできたことを中心にお話していただきました。
1.フラットなオーガニゼーション
パタゴニア日本支社長の就任初日、ジョンさんの最初の仕事は、支社長の部屋・机・椅子を返却することでした。
いわゆるトップダウン型の指令系統ではなく、フラット・オープン・シェアな組織で、情報スピードの速い、
風通しのよいオフィス環境をつくることからはじめました。
2.社員とのコミュニケーション
次に着手したのは、社員とトコトン話し合うことです。
Why are you here? (なぜパタゴニアにいるの)
What do you want to do? (パタゴニアで何をしたいの)
How can you pay for it? (そのためにあなたはいくら支払うの)
Who can help you? (誰があなたを助けてくれるの)
このようなことを半年以上に渡って行い、すべての社員と徹底的に話し合い、お互いを分かち合うために尽力しました。
ちなみに人柄というのは、いっしょに山を登ればすぐにわかるそうです。(豆知識)
ときに大事なビジネスパートナーを選ぶときなど、まず山登りをして、信頼できる人物かどうかの判断をしたとか。
3.顧客とのリレーション
パタゴニア日本のSocial Storytelling(会社のコンセプトや思いを表現した物語)をご紹介します。
あるお客様が週末に山登りに行こうと思い、パタゴニアに山岳ジャケットを買いにいらっしゃいました。
とても気に入ったデザインのものがあったのですが、オレンジ色ではなくどうしても黄色がほしいと・・・
すべての店舗を探してみたものの黄色は売り切れで、入荷までには3週間もかかることがわかりました。
そこで店員は、たまたま自分が購入していた黄色のジャケットをロッカーから持ち出して、
「これで登山を楽しんできてください」と笑顔で貸し出しました。
お客様は大変満足され、3週間後、黄色のジャケットを買いにふたたび訪れました。
このStorytellingは、パタゴニアの社員がシェアしている、以下の考え方を表したものです。
Customer is Friend.
Product is Gift.
Payment is Thank You.
お客様は神様ではなく「友達」だから、困っているときに自分のジャケットを貸すことができたのでしょうね。
【第2部 3人1組でのAction】
ジョンさんのプレゼンテーションの後は、いよいよ3人1組でのディスカッションタイム。
テーマは「自分たちがやりたいことではなく、自分たちでできることを考えてみよう」。
それぞれが自分の仕事・趣味・特技などを発言し、そこから3人で何ができるだろうかと議論しました。
テーマが具体的で、かつ、全員が当事者(主役)であったためか、どのグループもとても盛り上がり、
教室中が何かを生み出そうとする熱気に溢れ、まるで革命前夜のような雰囲気に。
グループごとの発表タイムでは、社会をよくしようとするナイスアイディアや、
本当に実現してしまうんじゃないかと思えるほどPassionが凝縮されたプランまで飛び出し、
ジョンさんも「ぜひActionしてください」とエールを送っていました。
授業が終わっても席を立つ人が少なく、そのままディスカッションの続きを行っていたグループも多く見られました。
それでも話は尽きず、教室を出てランチをしながらディスカッションを続けたグループもあったそうです。
参加されたみなさんはこの日を境に、言い訳するクセをダイエットして、Action体質に変われたのではないでしょうか。
【インフォメーション】
今回の授業は、自由大学で行われる「クリエイティブ・リーダーシップ」(全5回)の入門編として実施しました。
実際の講義は、自信と思いやりに満ちたリーダーを育成することを目的に、少人数で、ディスカッションに多くの時間を割いて行うそうです。
興味をお持ちになられた方は、自由大学のHPに出かけてみてはいかがでしょうか。
http://www.freedom-univ.com/
(ボランティアスタッフ:黒田 紀行)