授業レポート

今回の授業は、表参道の数あるお店の中でも、毎日の生活をより自然に、豊かなライフスタイルを提案するお店をめぐる、まったり街歩きツアーでした。
今回案内してくれるSHINDYさんは、以前編集の仕事をされており、街の流行やいろんなお店・製品の事を、幅広く知ってる気さくなお兄さん。表参道を散策する時は、昔からあるお店から、最先端のショップまでリミックスするといわれるだけに、生徒のみんなは期待を膨らませて、SHINDYさんについて行くのでした。

まずは一軒目の 「AVEDAライフスタイルサロン & スパ 南青山」に到着。CAFEスペースに入り、オーガニックな国産小麦のパンなど、こだわりのメニューを楽しみながら、SHINDYさんから、AVEDAの紹介、オーガニックコスメ、サスティナビリティについてうかがいました。美味しくヘルシーな食事と、SHINDYさんの丁寧な話しぶりに、
みんなすっかりリラックスした様子でした。
続いてSHOPのフロアに行き、広報担当の方からブランドの概要や、持続可能な社会についての取り組みを説明されました。また、アロマ製品を試したり、自分にあったアイテムを紹介していただいたりと、みんな時間を忘れて、AVEDAの提案するライフスタイルを楽しんでいました。お店の方も親切に対応してくださり、良い製品を扱う人は、雰囲気や印象までも美しく健康的なんだなと思いました。

続いて街歩き一行は、南青山から西麻布方面に行ったところにある、トイカメラを扱う「Lomography Gallery Store Tokyo」にお邪魔しました。店内は売り場の他に、イスやテーブルが用意され、気軽に立ち寄って遊べそうな雰囲気でした。柔らかい物腰のお店の方から、一番ベーシックで拡張性のある「デイトナ」を説明してもらいました。トイカメラには、デジタルカメラにはない、アナログな楽しみ方があり、フラッシュの色を変えたり、ライトの残像で文字や図形を書いたりと、撮る人も撮られる人も一緒に楽しめる魅力がありました。みんなもすっかりトイカメラの魅力にハマったようで、いろんなカメラをいじったり、写真を見たり、中にはそのまま一台購入する方もいました。コスメより食いつきがいいのはなぜ？というSHINDYさんの疑問をよそに、みんな大満足でお店を後にするのでした。

そして一行は、再び表参道を原宿方面に進み、オーガニックコスメや、アロマ製品を扱う、 「NEAL’S YARD REMEDIES表参道ショップ」に訪れました。
優しく落ち着きのある店内には、ブルーボトルの商品が並び、本国ロンドンを思わせる、知性や上品さを感じました。また入り口横には、製品ボトルの回収ボックスがあったり、容器を再利用したペーパーウェイトがあったりと循環型社会を維持するための、ブランドの取り組みがうかがえました。みんな、おもいおもいの製品を手に取って香りを楽しみ、ここでもお買い物をしてしまいました。SHINDYさんいわく、そのお店ならではのオススメ商品があり、それを探すのも、街歩きの醍醐味だと言っていました。

そして最後に向かったのが、明治通りから少し入ったところにあるギャラリー「ROCKET」。
ぽっかり空いた空き地みたいなところにあって、表参道近くなのにのんびりした雰囲気がありました。今回はちょうど榎本佳嗣さんの写真が展示されており、直接ご本人が、写真について教えてくれました。泡風呂からじっとこちらを見ているおじさんや、就職活動中の学生など、エピソードを聞けば聞くほど面白くて、より深く鑑賞する事が出来ました。また、榎本さんから生徒の方に、普段の暮らしについて質問があったりと、お互いの事を知ったり、自分の生活を見つめ直すキッカケにもなりました。

表参道は、高級で、人が多く、そわそわしてしまうイメージがありましたが、SHINDYさんの案内してくれた表参道は、ゆったりして、リラックス出来る場所でした。そしてお店の方と気軽に話せるような、ちゃんと人と人が繋がっている、安心感もありました。
「シブヤ大学は街がキャンバスで、街の人みんなが先生」。
そんな事をおもいっきり体感できる授業だったのでした。

SHINDY先生ありがとー！

（ボランティアスタッフ 鈴木 武）