授業レポート
2019/3/27 UP
知る食う(シルク)ロードの世界を体感!
〜知る・食うの編〜
2015年、シブヤ大学に「週末アジア旅倶楽部(通称:アジ旅)」と「世界を食べるゼミ」という公認ゼミ・サークルが誕生しました。世界中に溢れる魅力的な文化を「旅」や「食」をテーマに活動してきた2つのゼミ・サークルのメンバーが集まって、今回初めて「シルクロード」をテーマにしたコラボレーション授業を開催しました!
「シルクロード(= 絹の道)」
みなさんも今までに一度くらいは耳にしたことがあると思いますが、どんなイメージを想像しますか?
切り立った山脈、砂漠をゆくラクダ、草原で暮らす遊牧民…。そんな、断片的な映像が頭に浮かぶ人が多いと思いますが、そこで暮らす人々の生活や多種多様な文化をリアルに思い描ける人は少ないのではないでしょうか?
今回は週末アジア旅倶楽部と世界を食べるゼミが「知る・食う編」と「作る・食べる編」の2つの授業を同日同時刻に開催。
私たち日本人には「どこか不思議で未知の世界」である「シルクロード」について、異なったアプローチでその深遠なる魅力について迫っていきました!
週末アジア旅倶楽部が主催した「知る・食う編」では、日本の食卓に中央アジア旋風を巻き起こす!」をミッションに活動する「おいしい中央アジア協会」の先崎さんと松浦さんのお二人をゲストにお迎えして、シルクロードの「食文化」と「女性の一人旅」をテーマに臨場感溢れるトークが繰り広げられました。
「シルクロードのオアシスの食文化」をテーマにした前半は、同じアジア圏なのに私たち日本人にとって、どこか遠い未知の存在である「中央アジア」の国々の特徴や、定住民族・遊牧民族の生活様式について、先崎さんがスライドを使いながら解説をしてくれました。
中央アジアの文化は「ペルシア文化」「イスラーム文化」「中国文化」「ロシア・ソビエト文化」「少数民族文化」「遊牧文化」といった複数の文化が融合しているとのことで、そこから生まれる食文化も多彩です。
女性たちが歌を歌いながら交代で何時間も焦げ付かないように混ぜて作る「スマラク」、2016年にウズベキスタンとタジキスタンでユネスコの無形文化財に登録された中央アジアを代表する料理「プロフ」、中国から影響を受けた「ラグマン」等、中央アジアには各時代の様々な文化の影響を受けてきた豊かな食文化が息づいているそうです。
授業の後半は「旅」をテーマに松浦さんのトーク。
「絹(シルク)」が中国から西方に運ばれたことに由来し、19世紀にドイツ人の地理学者に名づけられた、総延長8,700キロの巨大な交易路は、2014年に「国連教育科学文化機関(ユネスコ)」の世界文化遺産(世界最大!)に登録されました。そんなシルクロードの周辺国の1つである、異国情緒たっぷりの国「ウズベキスタン」。
世界史で触れた程度の知識と「シルクロードってなんだか格好良い!」という理由だけで訪れてみた「タシケント」と「サマルカンド」の2都市を中心に、女性の一人旅という独特の視点から感じた魅力を、帰国したばかりの臨場感溢れる体験談と写真を使って語ってくれました。
シルクロードとか中央アジアって、旅慣れたバックパッカーでないと行けないのでは?...と思いますよね。
実は気軽に訪れることができる魅力的な場所が非常に多いのだそうです。
参加者の中には熱心にメモをしている人もいて、授業が終わった後で「以前から中央アジアに興味があったので、今日の授業をきっかけに行こうと思いました!」と声をかけてくれたのが嬉しかったです!
授業終了後は、シブヤ大学の事務局に移動して、世界を食べるゼミが開催しているコラボレーション企画のもう1つの授業「作る・食べる編」の参加者と一緒に交流会を開催しました。
「作る・食べる編」の授業で作った「シルクロード」をテーマにしたカザフスタン、中国、ロシア、イタリアの「包む料理」と「お酒」を堪能しながら、2つの授業の先生、参加者、スタッフがそれぞれの授業の内容を振り返りました。
シブヤ大学で同じ年に生まれた兄弟・姉妹みたいなゼミ・サークルのメンバーが初めて一緒に企画をした授業。
「シルクロード」という共通のテーマの中にも、お互いの活動の特徴や興味が出た本当に楽しい授業でした!
(レポート&写真: 週末アジア旅倶楽部)
「シルクロード(= 絹の道)」
みなさんも今までに一度くらいは耳にしたことがあると思いますが、どんなイメージを想像しますか?
切り立った山脈、砂漠をゆくラクダ、草原で暮らす遊牧民…。そんな、断片的な映像が頭に浮かぶ人が多いと思いますが、そこで暮らす人々の生活や多種多様な文化をリアルに思い描ける人は少ないのではないでしょうか?
今回は週末アジア旅倶楽部と世界を食べるゼミが「知る・食う編」と「作る・食べる編」の2つの授業を同日同時刻に開催。
私たち日本人には「どこか不思議で未知の世界」である「シルクロード」について、異なったアプローチでその深遠なる魅力について迫っていきました!
週末アジア旅倶楽部が主催した「知る・食う編」では、日本の食卓に中央アジア旋風を巻き起こす!」をミッションに活動する「おいしい中央アジア協会」の先崎さんと松浦さんのお二人をゲストにお迎えして、シルクロードの「食文化」と「女性の一人旅」をテーマに臨場感溢れるトークが繰り広げられました。
「シルクロードのオアシスの食文化」をテーマにした前半は、同じアジア圏なのに私たち日本人にとって、どこか遠い未知の存在である「中央アジア」の国々の特徴や、定住民族・遊牧民族の生活様式について、先崎さんがスライドを使いながら解説をしてくれました。
中央アジアの文化は「ペルシア文化」「イスラーム文化」「中国文化」「ロシア・ソビエト文化」「少数民族文化」「遊牧文化」といった複数の文化が融合しているとのことで、そこから生まれる食文化も多彩です。
女性たちが歌を歌いながら交代で何時間も焦げ付かないように混ぜて作る「スマラク」、2016年にウズベキスタンとタジキスタンでユネスコの無形文化財に登録された中央アジアを代表する料理「プロフ」、中国から影響を受けた「ラグマン」等、中央アジアには各時代の様々な文化の影響を受けてきた豊かな食文化が息づいているそうです。
授業の後半は「旅」をテーマに松浦さんのトーク。
「絹(シルク)」が中国から西方に運ばれたことに由来し、19世紀にドイツ人の地理学者に名づけられた、総延長8,700キロの巨大な交易路は、2014年に「国連教育科学文化機関(ユネスコ)」の世界文化遺産(世界最大!)に登録されました。そんなシルクロードの周辺国の1つである、異国情緒たっぷりの国「ウズベキスタン」。
世界史で触れた程度の知識と「シルクロードってなんだか格好良い!」という理由だけで訪れてみた「タシケント」と「サマルカンド」の2都市を中心に、女性の一人旅という独特の視点から感じた魅力を、帰国したばかりの臨場感溢れる体験談と写真を使って語ってくれました。
シルクロードとか中央アジアって、旅慣れたバックパッカーでないと行けないのでは?...と思いますよね。
実は気軽に訪れることができる魅力的な場所が非常に多いのだそうです。
参加者の中には熱心にメモをしている人もいて、授業が終わった後で「以前から中央アジアに興味があったので、今日の授業をきっかけに行こうと思いました!」と声をかけてくれたのが嬉しかったです!
授業終了後は、シブヤ大学の事務局に移動して、世界を食べるゼミが開催しているコラボレーション企画のもう1つの授業「作る・食べる編」の参加者と一緒に交流会を開催しました。
「作る・食べる編」の授業で作った「シルクロード」をテーマにしたカザフスタン、中国、ロシア、イタリアの「包む料理」と「お酒」を堪能しながら、2つの授業の先生、参加者、スタッフがそれぞれの授業の内容を振り返りました。
シブヤ大学で同じ年に生まれた兄弟・姉妹みたいなゼミ・サークルのメンバーが初めて一緒に企画をした授業。
「シルクロード」という共通のテーマの中にも、お互いの活動の特徴や興味が出た本当に楽しい授業でした!
(レポート&写真: 週末アジア旅倶楽部)