シブヤ大学

塩尻の匠に学ぶ
~木曽漆器・沈金ワークショップ~

13:00-16:00
  • dall’uva(ダルーヴァ)
  • 石本 則男 [伝統工藝士・日本文化財協会会長]
参加費
無料
定員
10名
参加対象
どなたでも、木、手作り、工芸、漆、長野県、塩尻、に興味のある人 

当日の持ち物
筆記用具、エプロン、皮膚を保護するためのアームカバー、バンダナ(頭を覆うもの)など
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※1:本授業の抽選は2013年2月6日(水)に行います。(抽選予約受付は2月5日(火)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、
   2013年2月14日(木)24時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
※3:本授業の材料費は【無料】となります。
   本物の漆、金粉を使用するので、ひとり¥3,000程度の材料費がかかるのですが、
   「ぜひこの機会に塩尻のことを知ってほしい」と、塩尻商工会議所の皆さまよりご協賛いただきました。
塩尻市ってご存知ですか?どんなところで、どんな人達がいるのでしょう?
本授業では、塩尻市のことを「人」を通して学び体験していただきます。

塩尻市は、松本盆地の南端、長野県のほぼ中央に位置し、周囲を北アルプスなど美しい山並みに囲まれ、信濃川水系の奈良井川、天竜川水系の小野川が流れる、水と緑豊かなところです。
信濃川水系は日本海へ、天竜川水系は太平洋側へ流れていますね?
そうなんです、塩尻市に降る雨は、峠を境に流れ分かれる「分水嶺」となっています。

今回ご登場いただく匠は、木曽平沢で長年お仕事をされている漆の伝統工芸士 石本則男さんです。
石本さんからは、漆・沈金のことを学び、みなさんに体験していただきます。

「沈金(ちんきん)」とは、塗りの上に美しい絵や模様を施す加飾技術のひとつで、奈良時代に中国から渡ってきた技法です。漆塗りされた表面に沈金刀で絵や模様を浅くミゾ彫りし、そこに生漆(きうるし)をつけて乾ききらないうちに、金粉・金箔などを押し込んだ後、余分な部分をふき取って仕上げます。

日本で創案された蒔絵(まきえ)と並ぶ、最高級の技法とされる「沈金」を体験していただくとともに、塩尻市の木曽で生まれた木や木地加工のお話、そして、漆塗りの工程や技術についてもうかがいます。

下絵をご用意しておりますので、初心者でも無理なく愉しんでいただけます。もちろん、自由に描いていただいても大丈夫です。
初めてのかたでも、気軽にご参加ください。

【授業の流れ】
12:45 受付開始
13:00 ガイダンス~自己紹介などでアイスブレイク
    1.座学~木曽について学ぼう
    2.座学~漆について、沈金の技を学ぼう
    3.やってみよう!沈金体験
    4.出来上がり、披露~何に使おうか?
15:50 質疑応答~ふりかえり~記念撮影~アンケートにご協力をお願いします。
16:00 終了


(授業コーディネーター 佐藤隆俊)


【注意事項】
※1:汚れても良い服装でご参加ください。
   エプロン、皮膚を保護するためのアームカバー、バンダナ(頭を覆うもの)があるといいです。
※2:漆かぶれについて
   未乾燥の漆に触れた場合、ほとんどの方にアレルギーが出ます。
   漆塗りの職人さんでも、体調や気候によりかぶれる事があります。
   はじめて触る時には充分に注意する必要があります。
   参加者には、ゴム手袋着用での作業をお願いしますが、
   不慣れな作業によりかぶれを起こすことがあります。
   ほとんどの方が数日で治まり、跡が残る事はありませんが、
   まれに過度のアレルギー症状を起こす方も居られます。
   当授業では、事前に充分な説明を行い、漆の扱い方を丁寧に指導してまいりますが、
   上記の事をご承知おきくださり、受講に際しましてはご自身の責任においてご判断ください。



本授業は、塩尻商工会議所「塩尻POWER-UPMEETING」協賛による、シブヤ大学と塩尻知る知りゼミナール「シリゼミ」とのコラボレーション授業です。


塩尻市は太平洋側と日本海側の交通が交差する交通の要衝地です。農業は、都市近郊型の利を生かしてレタスを中心に豊富な種類の野菜が栽培されています。また、果樹は、ブドウ、リンゴ、なし等が栽培され、特に、ブドウを原料とするワインの醸造は、地場産業として脚光を浴びています。
自然豊かな緑を創り出す森林は、木材生産機能とともに、市土保全、水源かん養、保健休養、生活環境維持等の面が重視されてきていることから、森林の持つ公益的・多面的機能を発揮するための整備を進めています
また、豊かな森林資源に恵まれ発展してきた木曽漆器産業は、400年以上の伝統を誇り、今なお、その伝統技術を継承し、国から伝統工芸品産地の認定を受け、地場産業とし栄えています。
平成17年に塩尻市と木曽郡楢川村が合併し、なかでも木曽平沢は平成18年7月21日に漆器町としては国内初で唯一国の重要伝統的建造物郡保存地区に選定されました。

先生

[ 伝統工藝士・日本文化財協会会長 ]

石本 則男

1948年 長野県塩尻市木曽平沢生まれ(現塩尻市木曽平沢)
1968年 漆工界に入る
      父玉水に師事
1974年 人間県宝巣山林山氏師事
1990年 長野県デザイン協会会員
      日本クラフトデザイン協会会員
1994年 伝統工藝士認定
2006年 伝統工藝士功労賞
2008年 日本漆器協同組合連合会功績賞
2010年 塩尻市技能褒章

グループ展・個展
各クラフト展・公募展入選入賞

本来日本人の生活の中にあった物だから使ってほしいと思い、
毎日気楽に使えるような塗りの器を作ったりと、創作活動に勤しんでいます。
うるし工房石本玉水 代表

教室

dall’uva(ダルーヴァ)

塩尻市のアンテナショップとしての役割を担うワインバー『dall’uva(ダルーヴァ)』は2012年6月25日、東京・富ヶ谷にオープンしました。
塩尻市はワイン名産地としてさまざまな活動を行っていますが、
この店は、地方自治体と民間企業が共同で運営するという新しい取り組みを実施。地方自治体として初の試みです。
ワインリストの約8割を塩尻産で揃え、約50銘柄をご用意致しております。
-アルプス-井筒ワイン-kidoワイナリー-五一わいん-サントリー-信濃ワイン-シャトーメルシャン-JA塩尻ワイナリー
生産数が少ないため市場には出回らない希少な銘柄にも出合えるかもしれません。
http://shiojiri-dalluva.jimdo.com/

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではありません。
入場が困難な方は事前にシブヤ大学<info@shibuya-univ.net>までご連絡ください。

所在地
東京都渋谷区富ヶ谷1-45-13 シズナビル1F
電話番号:03-6407-2362

<当日の連絡先について>
電話:080-5542-2820 (※注)
(※注)
①授業当日午前8時以降にご連絡頂きますよう、お願いいたします。
②やむを得ない場合の当日キャンセルのご連絡の場合のみ、おかけ頂きますよう、お願いいたします。
アクセス:最寄り駅 代々木八幡駅 代々木公園駅
(最寄駅は東京メトロ千代田線「代々木公園」徒歩5分、小田急線「代々木八幡」徒歩5分)