シブヤ大学

子どもたちと弁護士のお芝居から教育虐待を考える。

14:00-16:45
  • 幡ヶ谷社会教育館
  • 篠原 芳宏 [東京弁護士会 弁護士]
参加費
無料
定員
25名
参加対象
「どなたでも」/子どもや家族とのコミュニケーションに興味がある人

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※1:本授業の抽選は2012年12月6日(木)に行います。(抽選予約受付は12月5日(水)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、
   2012年12月13日(木)24時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
「虐待」ってとっても強い言葉ですよね。
「子どもを叩いたり、無視したりなんて、とんでもない」、僕はそう思います。


だけど、「将来のため」「子どものため」という大人の強い思いで、
時に深い傷を負う子どもがいることに、僕はこれまで気づきませんでした。
「虐待」とは遠く離れたそんな気持ちが子どもを傷つけているとしたら、
それはとても悲しいことだと思います。


今回の授業は「子どもたちと弁護士がつくるお芝居」の映像を見ながら、教育虐待を考える授業です。
教育虐待は子どもの我慢をこえた教育を押し付けてしまうこと。
上記に加え、家庭の事情や経済的な理由が子どもの学習権に大きく影響を与える状態も含まれます。
今年9月、豊島区公会堂で行われた教育虐待のお芝居を見に行きました。
お芝居の中で「家族の期待に応えたい」と思いながら、
徐々に声を失い、苦しむ2人の高校生の姿はとても印象的でした。
一方で、学力競争や親が子どもの頃にうけてきた教育・経済定な事情を背景に、
家庭や学校はそれぞれに不安を抱えています。
見る人の視点によって異なる感じ方や共感の声を聴いてみたい、
そしてそれを多くの人とシェアする中で、
なかなか普段は目に映らない、教育という名の虐待について考えてみたい。
そんな思いで今回の授業をつくりました。


お芝居を見たとき感じた、もう一つのこと。
とってもストレートに言えば、このお芝居、とってもおもしろいんです。
人生で初めてこんなに間近で見た弁護士さんが、
こんなに息のあったコミカルな掛け合いの演技をしているなんて!
教室に見立てた舞台をいっぱいに使って、
ある時は生徒のセリフに胸を打たれ、時にプッと観客の多くが吹き出してしまう。
9月のお芝居で感じたそんなところも、今回授業づくりを考え始めたきっかけです。


是非ぜひ、師走の週末に、昼下がりのお芝居に出かける気分で足をお運びください。
お芝居を見ながら、来年と言わず明日からの子どもとの関係、そして家族との関係を、
みんなで考える時間にできればいいなぁと、
そんなことを考えています。


【授業の流れ】 
 13:30 受付開始(3階・中学習室)
 14:00 オリエンテーション
 14:05 先生の紹介・おはなし
 14:20 「教育虐待」のお芝居を映像で鑑賞
 15:50 休憩
 16:00 解説・グループワーク
 16:30 アンケート記入・終了 

(授業コーディネーター:平松和旗)

先生

[ 東京弁護士会 弁護士 ]

篠原 芳宏

千葉県出身。主に企業活動を対象とした日々の弁護士業務に勤しみながら、2009年より子どもたちと弁護士でつくるお芝居「もがれた翼」の活動に参加。仕事の傍らおけいこを重ね、初年はお芝居の中でも弁護士役を熱演。4年目の今年は子どもシェルターの職員役をコミカルかつ軽快にこなすマルチな演技を見せる。人権問題や少年事件の当事者である子どもに寄り添いながら、その背景を考え、彼らへの司法の可能性を探る。

教室

幡ヶ谷社会教育館

1973年設立の区民の自主的な学習・文化活動の場を提供するための施設。地下1階、地上4階建てで、学習室・料理室・和室・音楽室などがある。シブヤ大学の他にも学習・文化活動のきっかけ作りのために「講座・教室」を開催しています。


<バリアフリーに関して>
建物玄関口からのスロープ、館内エレベーターなどは設置しておりますが、点字タイルはございません。目が不自由な方は、事前にシブヤ大学事務局までご連絡いただくか、当日シブヤ大学スタッフまでお声がけ下さい。

所在地
渋谷区幡ヶ谷2-50-2
電話:03-3376-1541
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局 までお願いします。)
最寄り駅:京王新線幡ヶ谷駅北口下車 徒歩5分
渋谷駅始発の都バス阿佐ヶ谷駅行(15番のりば/渋66系統)・「幡ヶ谷」下車徒歩5分
渋谷駅始発のコミュニティバス(ハチ公バス)・「6号通り」下車すぐ


<連絡先>
シブヤ大学事務局  
080-7507-7332
info@shibuya-univ.net