シブヤ大学

やきもの鑑賞入門講座 05~古九谷の”謎”にせまる~

16:00-17:30
  • 戸栗美術館
  • 中島 由美 [戸栗美術館キュレーター]
参加費
無料
定員
20名
参加対象
やきものに興味がある方

当日の持ち物
申し込み方法
上記受付期間中、当WEB上の申し込みフォームより先着順にて受付 ※定員になり次第、受付を締め切らせていただきます。※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
*当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。尚、会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
現在、戸栗美術館で開催されている『古九谷~謎を秘めた躍動美~』では、数多くの「古九谷様式」と呼ばれる、色とりどりのやきものたちが展示されています。「古九谷」とは、「古伊万里」の一種ですが、実は専門家の間でも「謎」とされている事柄がたくさんあることを、皆さんはご存知でしょうか? 
本来「古九谷」とは17世紀に石川県九谷村で焼かれたやきものという意味ですが、現在では九州・有田で焼かれた伊万里焼の一種として「伊万里・古九谷様式」と呼ばれています。しかし、一体なぜ生産された地域から遠く離れた地名で呼ばれているのでしょうか? 
今回の授業では、その濃厚な色彩と大胆な構図で、独特の美の世界を展開する「古九谷様式」のそんな「謎」に迫っていきます。そうした謎を追究していくことで、現代の食器の始まりといえる古伊万里が「日本人の美意識」や「やきもの研究の歴史」を内包している理由を、くっきりと浮き彫りにさせていきたいと思っています。
古陶磁に潜む「謎」の中からも、求めている「先人の叡智」が見つかるかもしれません。

■古九谷の“謎”とは?
・ほかの伊万里の色絵と印象が異なるのはなぜか?
・現在の石川県のやきものに同じ様式を見るのはなぜか?
・こんなにも強烈な美意識を持ったやきものが誕生し、短期間でなくなってしまったのなぜか?

*やきもの鑑賞入門講座は、連続授業ではありますが、初めてご参加の方でもお楽しみいただけます

先生

[ 戸栗美術館キュレーター ]

中島 由美

東京芸術大学大学院美術研究科修了(保存科学専攻)。戸栗美術館学芸員、日本陶磁協会研究員を経て現在、戸栗美術館評議員・学芸員。執筆、カルチャースクール講師等の活動を行う。著書「古伊万里との対話」「古伊万里からくさ美術館」監修「週刊やきものを楽しむ」他。

教室

戸栗美術館

1987年10月、美術品を永久的に保存し、広く一般に公開することを目的に財団法人の認可を受け、旧鍋島藩屋敷跡地に開館。現在では日本のみならず世界的にも評価の高い古陶磁専門美術館として活動している。主な収蔵品は、東洋陶磁器。東洋陶磁器は、日本、中国、朝鮮、などで生産された陶磁器の総称で、日本磁器の内、江戸時代のはじめに肥前国(現在の佐賀、長崎県)で生まれた磁器を肥前磁器と呼びます。
※古陶磁器:7,000有余点 古書画:4,000有余点(平成13年10月現在)

開館時間 : 午前9時30分 ~ 午後5時30分
(入館は閉館30分前まで)

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではございませんので、車椅子の方、入場が困難な方は事前にシブヤ大学事務局までお知らせ下さい。

シブヤ大学事務局: Tel 03-3770-4285/E-mail info@shibuya-univ.net

所在地
渋谷区松濤1-11-3
電話:03-3465-0070

<当日の連絡先について>
電話:080-5542-2820 (※注)

(※注)
①授業当日午前8時以降にご連絡頂きますよう、お願いいたします。
②場所についてのお問合せや、やむを得ない場合の当日キャンセルのご連絡の場合のみ、おかけ頂きますよう、お願いいたします。

最寄り駅1:JR山手線・埼京線・東京メトロ銀座線・半蔵門線・東急東横線・京王井の頭線渋谷駅 下車 徒歩15分
最寄り駅2:京王井の頭線神泉駅 下車 徒歩7分