シブヤ大学

それは、私のことですか?―虐待と家族を考える―

18:00-19:30
  • Tas Yard
  • 信田 さよ子 [原宿カウンセリングセンター所長、臨床心理士]
参加費
無料
定員
40名
参加対象
子どもを育てている・または育てたいと思っている男女、児童虐待の問題に関心がある方、教育に興味がある方など。

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお集まり下さい。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※1:本授業の抽選は2010年12月6日(月)に行います。(抽選予約受付は12月5日(日)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、
2010年12月16日(木)0時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
※3:本授業は、教室の環境も楽しみながら受講していただきたいと思います。
教室はカフェですので、入場時にお一人当たり500円のソフトドリンクの料金を頂戴いたします。
マスメディアを通して悲惨な子どもの虐待のニュースが流れています。
これは、一部の人たちの間で起こっている、特殊な出来事なのでしょうか?

第二次世界大戦に敗れた日本では、「児童虐待」と言えば「捨て子」のことを指していました。
それが、1975年頃、『コインロッカーベイビーズ』(村上龍・著)が書かれた時代には、
日本ではおじいちゃんやおばあちゃんなどとは別に暮らす、夫婦1世代あるいは親子2世代で構成される<核家族>化が進み、プライバシー保護が叫ばれるようになり、親子の関係は密室における出来事となってきました。
見えない虐待の始まりです。
そして、1990年以降、バブル崩壊と前後して虐待防止の民間団体が発足し始め、ようやく2000年に「児童虐待の防止等に関する法律」が制定され、虐待が起きていることが公に認められ、児童を保護する制度ができました。

そもそも、「虐待」とは何でしょうか?
子どもへの「しつけ」「教育」の延長で起こってしまうことでしょうか?
自分が親にされて嫌だったことを、同じように子どもにしてしまうのは、何か理由があるのでしょうか?

本授業では、「児童虐待」をキーワードに、あなたの身の回りの関係を見直しながら、〝つながり″について考えてみたいと思います。「児童虐待」は子どもがいる親だけの問題ではありません。今、まだ子どもがいない、あなたが当事者になる可能性は十分にあり得るのです。親子だけでなく、夫婦の関係も大きな影響を与えることも、無視できません。
私たちにとって一番安心できる人や家族との関係をつくるために――。

(授業コーディネーター 嘉村 真由美)

【注意事項】
*本授業は、教室の環境も楽しみながら受講していただきたいと思います。
 教室はカフェですので、入場時にお一人当たり500円のソフトドリンクの料金を頂戴いたします。

先生

[ 原宿カウンセリングセンター所長、臨床心理士 ]

信田 さよ子

原宿カウンセリングセンター所長として、1995年以来走り続けてきた。
還暦をはるかに過ぎてしまったのに、いまだに休むことを許されず(好きで走っているという説もある)、日々ぎりぎりの生活を余儀なくされている。唯一の運動は週一度の水泳だが、遅々として上達せず、かなづちでなくなっただけでも儲けものだと思っている。
仕事であるカウンセリングはもちろん手抜きはせず、それ以外に全国の講演、本の執筆、NPO法人をとおした研究活動など、およそ老人労働基準法(こんなものはありません)違反のスケジュールを、軽業師のように消化する日々である。

<学歴>
お茶の水女子大学文学部教育学科哲学科卒業
お茶の水女子大学大学院修士課程修了(児童学専攻)/臨床心理士

<これまでにかかわってきた仕事>
駒木野病院心理室勤務
救世軍自省館嘱託
目黒区目黒保健所酒害教室講師
東京武蔵野市「母と子の教室」嘱託
都立公衆衛生看護学校非常勤講師(心理学担当)
CIAP付属原宿相談室室長
お茶の水女子大学大学院人間科学研究科 非常勤講師(2003年度前期)
平成15年内閣府男女共同参画推進課
「配偶者からの暴力の加害者更正に関する調査研究・研究会」ワーキングチームメンバー
平成17年度法務省「性犯罪者処遇プログラム研究会」構成員

<現在HCC以外の仕事として>
東京大学ハラスメント防止委員会委員
東京都多摩精神保健福祉センター/スパーバイザー
朝日カルチャーセンター講師
日本心理臨床学理事
日本心理劇学会理事
日本外来精神医療学会常任理事
お茶の水女子大学非常勤講師

<近年の主な著書>
『ザ・ママの研究(よりみちパン!セ56)』(理論社)
『ふりまわされない~会社、仕事、人間関係がらくになる7つの物語』(ダイヤモンド社)
『父親再生』(エヌティティ出版)
『タフラブという快刀』(梧桐書院)
『苦しいけれど、離れられない 共依存・からめとる愛』(朝日新聞出版)
『母が重くてたまらない』(春秋社)
『DVと虐待』(医学書院)

教室

Tas Yard

今回の教室は、明治通りにある千駄ヶ谷小学校の近くです。地図をご確認頂いた上、当日お間違えのないようお越し下さい。

神宮前の森にほど近い千駄ヶ谷は渋谷と新宿の間に位置し緑の多い静かなところです。タスヤードは2004年4月にその千駄ヶ谷3丁目に庭と喫茶をテーマとしオープンしました。


<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっておりませんが、お手伝いすれば入れると思います。事前にシブヤ大学事務局へご相談ください。

所在地
渋谷区千駄ヶ谷3-3-14#101
電話:03-3470-3940
*お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。
授業内容につきましては、シブヤ大学までお尋ねください。

最寄り駅:JR原宿駅竹下口 徒歩10分
      明治通り千駄ヶ谷小学校交差点より徒歩3分

<当日の連絡先について>
電話:080-5542-2820 (※注)
(※注)
①授業当日午前9時以降にご連絡頂きますよう、お願いいたします。
②場所についてのお問合せや、やむを得ない場合の当日キャンセルのご連絡の場合のみ、おかけ頂きますよう、お願いいたします。