シブヤ大学

やきもの鑑賞入門講座その4 「古九谷焼の様式美を考える」

16:00-17:30
  • 戸栗美術館
  • 中島 由美 [戸栗美術館キュレーター]
参加費
無料
定員
20名
参加対象
どなたでも。

当日の持ち物
申し込み方法
上記受付期間中、当WEB上の申し込みフォームより先着順にて受付 ※定員になり次第、受付を締め切らせていただきます。※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
*当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。尚、会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。*当日は筆記用具をご持参下さい。
<やきもの鑑賞入門編>として連続して行われている本授業では、江戸時代の『古伊万里』を中心に、磁器や陶器などのやきものの種類の違い、日本やきもの史等を学び、やきものが語るストーリーに耳を傾けてきました。ガラス越しに眺める作品としてではなく、実際に美術品に触れ、それらを作り、使い、伝えてきた先人の息吹を感じることで、私たちの日常を「豊かな暮らし」へと導いてくれます。そもそも『古伊万里』は、現代の食卓に並ぶ食器類の元祖ともいうべきもの。江戸時代の始めの頃、爆発的に種類の増えた食器類が多く焼かれましたが、その多くは「陶器」で、白くて硬い「磁器」を焼いた数少ないものの代表が『古伊万里』です。その技法にせよ文様にせよ、実に幅広いやきもの。
今回からの連続授業では、そんな『古伊万里』の中でも濃厚な色彩と大胆な構図で、独特の美の世界を展開する『古九谷焼』の息吹に触れていただきたいと思います。古九谷焼の魅力といえば、濃厚な色彩と大胆な構図。上絵付けも少々のゆがみなど意に介さず、輪郭を無視して塗りつぶすなど豪放そのもの。古陶磁の魅力が発見できたなら、あなたの中にある「日本」に気づくことができるかもしれません。今回もぜひ、先人の叡智を、あなたの心の中に。

先生

[ 戸栗美術館キュレーター ]

中島 由美

東京芸術大学大学院美術研究科修了(保存科学専攻)。戸栗美術館学芸員、日本陶磁協会研究員を経て現在、戸栗美術館評議員・学芸員。執筆、カルチャースクール講師等の活動を行う。著書「古伊万里との対話」「古伊万里からくさ美術館」監修「週刊やきものを楽しむ」他。

教室

戸栗美術館

1987年10月、美術品を永久的に保存し、広く一般に公開することを目的に財団法人の認可を受け、旧鍋島藩屋敷跡地に開館。現在では日本のみならず世界的にも評価の高い古陶磁専門美術館として活動している。主な収蔵品は、東洋陶磁器。東洋陶磁器は、日本、中国、朝鮮、などで生産された陶磁器の総称で、日本磁器の内、江戸時代のはじめに肥前国(現在の佐賀、長崎県)で生まれた磁器を肥前磁器と呼びます。
※古陶磁器:7,000有余点 古書画:4,000有余点(平成13年10月現在)

開館時間 : 午前9時30分 ~ 午後5時30分
(入館は閉館30分前まで)

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではございませんので、車椅子の方、入場が困難な方は事前にシブヤ大学事務局までお知らせ下さい。

シブヤ大学事務局: Tel 03-3770-4285/E-mail info@shibuya-univ.net

所在地
渋谷区松濤1-11-3
電話:03-3465-0070

<当日の連絡先について>
電話:080-5542-2820 (※注)

(※注)
①授業当日午前8時以降にご連絡頂きますよう、お願いいたします。
②場所についてのお問合せや、やむを得ない場合の当日キャンセルのご連絡の場合のみ、おかけ頂きますよう、お願いいたします。

最寄り駅1:JR山手線・埼京線・東京メトロ銀座線・半蔵門線・東急東横線・京王井の頭線渋谷駅 下車 徒歩15分
最寄り駅2:京王井の頭線神泉駅 下車 徒歩7分