シブヤ大学

銅金博士の研究室 植物共生のススメ02 「植物と文学の素敵な関係」

16:00-17:30
  • 青山ブックセンター本店
  • 銅金 裕司 [メディア・アーティスト]
参加費
無料
定員
40名
参加対象
どなたでも。

当日の持ち物
申し込み方法
上記受付期間中、当WEB上の申し込みフォームより先着順にて受付 ※定員になり次第、受付を締め切らせていただきます。※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
*当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。尚、会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。*教室内はアルコール以外のお飲み物のお持込みは可。ごみは各自お持ち帰り下さい。
植物生理学や海洋学の学術博士であり、メディア・アーティストの肩書きも持つ銅金裕司氏が、生態的、環境的な背景を視野に入れて「植物との正しい暮らし方」を考えていく連続講座。「銅金・研」の二回目は、<植物と小説家>にスポットを当てた内容です。下記文章は、銅金博士からの伝言です。

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植物に耳を澄まそうとした作家は、美術、音楽よりもむしろ「小説家」に多くいると思います。植物の声を聞いた、その感性をモチーフとしたわけですが、今回はそのような植物作家による植物文学の系譜を、国内外、古今東西の文学を渉猟しつつ巡ってみたいと思います。

国内では、澁澤龍彦はじめ椿実(つばきみのる)、内田百聞、稲垣足穂、坂口安吾、等とその系譜の作家たち。例えば、澁澤龍彦は亡くなってなお人気のエッセイストですが、彼の思想の根幹に植物的想像力があったと私は考えています。『思考の紋章学』に収められている『愛の植物学』というエッセイの重要性などを話します。あるいは、「桜の木には桜の臭、椎の木には椎の匂、そして私も女も植物なのであった。」と書き出す、椿実の『メーゾンベルビウ地帯』。その感性には鮮烈な植物的感性を感じざるをえません。一方、国外、西欧、たとえば、マニエリスムにかかわる書物はなべて、植物的宇宙的感性が漲っていると思われます。そのためか、19世紀末のシュールレアリスムに至る文学には様々な植物的精神の系譜が現れます。

銅金裕司

先生

[ メディア・アーティスト ]

銅金 裕司

メディア・アーティスト。海洋学を修めた後、園芸に転向し千葉大学大学院修了、工学修士(海洋学)、学術博士(園芸学)。その後、学術的な新しい試みに挑戦しつつ、メディアアートで美術館、ギャラリーなどで作品展示、ワークショップ多数。神戸在住。
http://wiki.livedoor.jp/dogane/d/Profile

教室

青山ブックセンター本店

青山表参道付近では最大規模の書店。略称ABC。デザイン系の書籍が多いなど独特の棚展開で知られ、多くのファンを持つ。

http://www.aoyamabc.co.jp/

<バリアフリーに関して>
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所在地
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