男のたしなみ白書。～スーツの着こなし講座・初心者篇～

社会人への第一歩ともいえる男性のスーツスタイル。トレンドを押さえたカジュアルなファッションと違い、知れば知るほどに奥が深いのが〈スーツ〉の魅力です。
その歴史には諸説ありますが、19世紀、イギリス貴族が着用したラウンジ・スーツが源流とされています。アメリカでは『サック・スーツ』と呼ばれ、レジャー用として着用されていました。また日本には、1868年に『背広』として紹介され、幕末から明治にかけて西洋文化が広まるなかで、〈男性の洋装〉として着られるようになりました。

今回は、多種多様化したスーツを大きく二つのテイストに分けて紹介いたします。ブリティッシュスタイルを始め、アメリカのアイビー、イタリアのサルトリアなどに代表される『トラディショナル』。ジョルジオ・アルマーニなどデザイナーズ系のソフトスーツに代表される『コンテンポラリー』。これら二つそれぞれの特徴を学びつつ、自分らしいアプローチ法を探っていきたいと思います。

先生としてお招きするのは、スーツに携わること42年のベテラン、シブヤ西武のパーソナルコーディネーターの鎌田泰夫氏。今年4月に40周年を迎えるシブヤ西武の紳士服の顔として、なくてはならない存在です。数々の著名人をはじめ、ビジネスマンに厚い信頼を受ける鎌田氏の長きに渡り蓄積された経験と実績をもとに、スーツのコーディネイト術を伝授してもらいます。

ファッションにおいて「こうしちゃいけない」はない何でもアリの時代だからこそ、「こうした方がもっといい」を知っておくのも男性のたしなみ。今はスーツをバッチリ着こなしている上司であっても、誰しも「はじめて」はあったはず。ベストなサイジングやカラーコーディネイト、パンツ丈とシューズの合わせ方など、数々の「スーツの壁」を乗り越えて、「個性的な表現」としてのスーツの着こなしを楽しんでみてください。

【注意事項】
この授業への参加対象は「男性限定」となっておりますので、予めご了承ください。