シブヤ大学

多木陽介さんと読む
『プロジェッティスタの控えめな創造力』

14:00-16:30
  • 上原社会教育館
  • 多木 陽介 [批評家/アーティスト]、紫牟田 伸子 [編集家/デザイン研究家]
参加費
無料
定員
30名
参加対象
どなたでも

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。

モダンデザインの黎明期のイタリアでは、建築やデザインに携わる人々は自らを「プロジェッティスタ」と称していました。多木陽介さんは著書『プロジェッティスタの控えめな創造力』(慶應義塾大学出版会)で、当時のプロジェッティスタたちがもっていた繊細なものづくりの姿勢の中に、現代社会において改めて必要な創造力の在処を説いています。それは、特別なものではなく、世界と人がどうやってふれあい関わっていくかという、根源的なものとしての創造力です。


この授業では、多木さんの著書を紐解きながら、プロジェッティスタがもっていた視線とは、“控えめ”であることとは、いま必要なデザインのあり方とは、現代のプロジェッティスタに必要な“手”とは、そして“創造力”の根源とはなにか……等々、多木さんを囲んで話し合う時間にしたいと思います。


(授業コーディネーター:紫牟田伸子)

先生

[ 批評家/アーティスト ]

多木 陽介

1988年に渡伊、現在ローマ在住。演劇活動や写真を中心とした展覧会を各地で催す経験を経て、現在は多様な次元の環境(自然環境、社会環境、精神環境)においてエコロジーを進める人々を扱った研究(「優しき生の耕人たち」)を展開。芸術活動、文化的主題の展覧会のキュレーション及びデザイン、また講演、そして執筆と、多様な方法で、生命をすべての中心においた、人間の活動の哲学を探究。著書に『アキッレ・カスティリオーニ:自由の探求としてのデザイン』、『()可視の監獄:サミュエル・ベケットの芸術と歴史』、『失われた創造力へ: ブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリの言葉』(どく社)、『プロジェッティスタの控えめな創造力:イタリアンデザインの静かな革命』(慶應義塾大学出版会)、翻訳書にマルコ・ベルポリーティ著『カルヴィーノの眼』、プリーモ・レーヴィ著『プリーモ・レーヴィは語る』(ともに青土社)、アンドレア・ボッコ+ジャンフランコ・カヴァリア著『石造りのように柔軟な』(鹿島出版会)等がある。

[ 編集家/デザイン研究家 ]

紫牟田 伸子

美術出版社『デザインの現場』『BT/美術手帖』副編集長、日本デザインセンタープロデュース室チーフ・プロデューサーを経て、2011年に個人事務所、2017年株式会社Future Research Institute設立。「ものごとの編集」を軸に企業や社会・地域に適切に作用するデザインを目指し、企業や地域の商品開発、ブランディング、コミュニケーション戦略などに携わる。主な共著書に『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』、『シビックプライド2:都市と市民のかかわりをデザインする』(共に宣伝会議)、『シビックエコノミー:私たちが小さな経済を生み出す方法』(フィルムアート社)など。

教室

上原社会教育館

社会教育館は、渋谷区民の方々が自主的な社会教育活動を行うために建設された。社会教育活動のお手伝いをするため、社会教育に関する情報や資料を提供したり、グループ活動の相談などに応じている。大学習室兼展示室、料理室、第2中学習室、和室、和室(茶室)、託児室、音楽室、第1中学習室、印刷・サークル室、資料談話コーナー 、学習室(工芸室)、体育室 などがある。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。

施設案内ページ

所在地


渋谷区上原3-13-8
電話:03-3481-0301
最寄り駅:小田急線・地下鉄千代田線代々木上原駅 下車 徒歩5分。
※お問い合わせは所在場所についてのみお願いいたします

授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局 までお願いします。)