誰もが働ける社会をつくる
ソーシャルファームを知って、考えて、動きたくなるワークショップ 2024
【第4回】ソーシャルファームのリアル(雇う人と支える人の目線から)
- Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/ COURT
- 柿島 拓也 [株式会社拓実建設 代表取締役]、三宅 晶子 [株式会社ヒューマン・コメディ 代表取締役]、近藤 武夫 [東京大学 先端科学技術研究センター 社会包摂システム分野 教授]、紫牟田 伸子 [編集家/プロジェクトエディター/デザインプロデューサー]
- 参加費
- 無料
- 定員
- 30名
- 参加対象
- どなたでも
- 当日の持ち物
- 筆記用具
- 申し込み方法
- 受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
ソーシャルファーム(Social Firm)という存在をご存知ですか?
誰もが楽しく働くことができるような職場。
挫折があっても、失敗があっても、困難があっても、障害があっても、
働きたいと思う人が働ける社会であってほしい。
「ソーシャルファーム」はそういう社会を支える会社です。
でも、ソーシャルファームは特別な場所じゃない。ふつうの会社です。
ふつうの会社だけれど、困難を抱えた人たちも働ける場所。
どういうあり方がソーシャルファームなのか、
そこで働く人はどんなふうに働いているのか、
どうするとソーシャルファームになれるのか、など
ソーシャルファームの思想と実践を知り、
誰もが豊かに働ける未来を一緒に考えながらつくっていきませんか。
昨年(2023年度)は、ソーシャルファームの成り立ちとイタリアの事例、東京都のソーシャルファームに認証された企業で働く人・経営者のリアルな話をうかがいました。
(2023年度アーカイブは、こちら)
今年度(2024年度)も、また別の角度からソーシャルファームという考え方を学び、実践されている会社のリアルなお話をうかがいます。初めての方はもちろんのこと、昨年参加した方にも新しい学びがあると思います。ぜひご参加ください。
第1回(2024.9.12)では、国際協力機構(JICA)の松本勝男さんから国内外の「働く・雇う」の現状をうかがいました。第2回(2024.10.16)は、実際にソーシャルファームを経営する株式会社ローランズの福寿満希さんとディースタンダード株式会社の小関智宏さんにお話をうかがいました。第3回(2024.11.7)は、株式会社拓実建設で働く社員さんにお話を伺いました。
(2024年度アーカイブは、こちら)
第4回目となる今回は、雇う側として株式会社拓実建設の代表取締役の柿島拓也さんと、支える側として、受刑者等専用求人誌『Chance!!(チャンス)』を発行する株式会社ヒューマン・コメディ代表取締役の三宅晶子さんをお迎えして、これまでの歩みをうかがい、一緒にこれからのソーシャルファームを考えていきたいと思います。
ナビゲーターは東京大学先端科学技術研究センター社会包摂システム分野・教授の近藤武夫先生、ファシリテーターは編集家の紫牟田伸子さんです。
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<「東京ソーシャルファームアクション」について>
令和5年6月。東京都は、東京に暮らし働く全ての人が輝き、活躍できる社会の実現に向けて、ソーシャルファームの取組の裾野を広げ、社会に根付かせていく取組「TOKYO SOCIAL FIRM ACTION」を開始しました。
ワークショップのほか、ソーシャルファームに関する取組事例をまとめた動画の配信、専門家やソーシャルファームの経営者等によるセミナーを開催しています。
https://www.social-firm.metro.tokyo.lg.jp/tokyo-social-firm-action/
先生
[ 株式会社拓実建設 代表取締役 ]
柿島 拓也
1975年生まれ。東京都板橋区在住。高校中退後、OA機器営業、販売促進提案型営業、店舗開発、携帯電話法人営業などの職業に就き経験を重ねる。2005年建設業に転職、職人のストレートで駆け引きなしの交渉に魅了され、10年の経験を経て2016年独立し拓実建設を創業。協力雇用主、職親プロジェクト登録企業、東京都ソーシャルファーム認定企業として積極的に出所者出院者雇用に取り組み、現在29名の出所者が従事している。趣味はスーパー銭湯巡り。
[ 株式会社ヒューマン・コメディ 代表取締役 ]
三宅 晶子
1971年、新潟県生まれ。中学時代から非行を繰り返し、高校を1年で退学となる。お好み焼き屋で就職中、父からもらった1冊の本をきっかけに大学進学を志す。早稲田大学第二文学部卒業。貿易事務、中国・カナダ留学を経て株式会社大塚商会入社。2014年同社退職後、受刑者支援団体等でボランティアをおこなう。その活動中に非行歴や犯罪歴のある人の社会復帰が困難な現状を知る。2015年(株)ヒューマン・コメディ設立。受刑者等を雇用する企業の採用支援をおこなう。2018年、日本初の受刑者等専用求人誌『Chance!!(チャンス)』創刊。2022年(一社)チーム・ヒューマン・コメディ設立。少年院・刑務所等での講座・講演をおこなう。依存症予防教育アドバイザー。
[ 東京大学 先端科学技術研究センター 社会包摂システム分野 教授 ]
近藤 武夫
東京大学先端科学技術研究センター社会包摂システム分野・教授。多様な障害を切り口に、インクルーシブな教育・雇用システムの社会実装に関する研究を行っている。広島大学助教、米国ワシントン大学客員研究員等を経て現職。著書に「知のバリアフリー(京都大学出版会)」、「情報社会のユニバーサルデザイン(放送大学教育振興会)」、「バリアフリー・コンフリクト(東京大学出版会)」、「学校でのICT利用による読み書き支援(金子書房)」、「やさしい雇用へのアプローチ(川崎市)」、等。
[ 編集家/プロジェクトエディター/デザインプロデューサー ]
紫牟田 伸子
美術出版社『デザインの現場』『BT/美術手帖』副編集長、日本デザインセンタープロデュース室チーフ・プロデューサーを経て、2011年に個人事務所、2017年株式会社Future Research Institute設立。「ものごとの編集」を軸に企業や社会・地域に適切に作用するデザインを目指し、企業や地域の商品開発、ブランディング、コミュニケーション戦略などに携わる。
主な著書に『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』、『シビックプライド2:都市と市民のかかわりをデザインする』、『シビックエコノミー:私たちが小さな経済を生み出す方法』など。
教室
Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/ COURT
2012年4月26日に渋谷駅前に新しく開業した複合タワー『Shibuya Hikarie』の8Fにあるクリエイティブスペース「8/(はち)」。そのフロアの中心に位置するコミュニティスペース「COURT(コート)」は、グリーンカーペットが印象的な、気持ちのよい空間です。作り手と使い手、個人と社会、地域と東京など、この場所を通じて世界とのつながりをつくるための広場です。
- 所在地
東京都渋谷区渋谷2・21・1・8F
電話:03-5468-5892
※場所の確認以外でのご連絡はお控えください。
授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。
最寄駅:東急田園都市線、東京メトロ副都心線「渋谷駅」15番出口直結。東急東横線、JR線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」と2F連絡通路で直結。