誰もが働ける社会をつくる
ソーシャルファームを知って、考えて、動きたくなるワークショップ
【第3回】ソーシャルファームのリアル(働く人の目線から)
- Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/ COURT
- 近藤 武夫 [東京大学 先端科学技術研究センター 社会包摂システム分野 教授]、紫牟田 伸子 [編集家/プロジェクトエディター/デザインプロデューサー]
- 参加費
- 無料
- 定員
- 30名
- 参加対象
- どなたでも
- 当日の持ち物
- 筆記用具
- 申し込み方法
- 【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入りください。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来かねる場合がございますのでご留意ください。
【参加】授業の途中退場はご遠慮ください。「日時」に記載しております授業時間にフルで参加できるものにお申込みください。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
ソーシャルファーム(Social Firm)という存在をご存知ですか?
誰もが楽しく働くことができるような職場。
挫折があっても、失敗があっても、困難があっても、障害があっても、働きたいと思っている人は多い。
そうした人々が働くことができる場所が「ソーシャルファーム」です。
でも、ソーシャルファームは特別な場所じゃないんです。
どんな会社でもソーシャルファームになることができる。
このワークショップは、
ソーシャルファームとはどういうものか、
どんな会社が取り組んでいるのか、
どんな人がどんなふうに働いているのか、
どうやってソーシャルファームになれるのか、
さまざまな人々が楽しく働くことができるソーシャルファームの思想と実践を知り、
未来の社会を考え、作る場所です。
第1回(2023.12.12)ではソーシャルファームという考え方の概要を、
第2回(2024.2.14)ではイタリア「地区の家」の活動を通じて、ソーシャルファームを考えました。
第3回目となる今回は、日本のソーシャルファームで実際に「働く人」の話を聞きながら考えたいと思
います。ちなみに、第4回目のテーマは「雇う人の目線から」。第3回と第4回で、ひとつのソーシャ
ルファームの実際の様子を、働く人と雇う人の双方の視点で紐解く内容とする予定です。
今回の授業で、「働く人」の視点でお話をしてくださるのは、ディースタンダード株式会社で働く社員
さんです。
ディースタンダード株式会社は、「世界の若者が夢を叶えられる環境を作ること」を目指し、2007年
に創業されました。はじめからソーシャルファームをつくろう!と設立されたわけではなく、リーマン
ショック直後のIT業界での若者の不遇な状況を見て、若手の教育に注力し始めた代表取締役を中心に、
気付けばソーシャルファームになっていたと言います。未経験者からの育成、海外拠点設立、外国籍人
材の採用など、若者の未来を創造する仕事としてチャレンジを続けています。
今回は、そこで働く社員さんに、ディースタンダード株式会社で働く前と後で「会社」や「働くこと」
に対する考え方はどう変わったか?などなど、リアルなお話を聞きながら、意見交換していきたいと思
います。
第1〜3回同様、講座のナビゲーターに東京大学先端科学技術研究センター社会包摂システム分野・教授の近藤先生にナビゲーターとして、編集家の紫牟田伸子さんにファシリテーターとしてご登壇頂きます。
※本授業は全4回のプログラムです
各回のテーマ(予定含む)は以下の通りです。
第1回「ソーシャルファームって何だろう?」(2023年12月12日開催・終了)
▶️第1回のレポート/議事録は こちら
第2回「世界のソーシャルファーム」(2023年2月14日開催・終了)
第3回「ソーシャルファームのリアル(働く人の目線から)」(2月29日開催)
第4回「ソーシャルファームのリアル(雇う人の目線から)」(3月14日開催予定) ----------
<「東京ソーシャルファームアクション」について>
令和5年6月。東京都は、東京に暮らし働く全ての人が輝き、活躍できる社会の実現に向けて、ソーシャルファームの取組の裾野を広げ、社会に根付かせていく取組「TOKYO SOCIAL FIRM ACTION」を開始しました。ワークショップのほか、ソーシャルファームに関する取組事例をまとめた動画の配信、専門家やソーシャルファームの経営者等によるセミナーを開催しています。
https://www.social-firm.metro.tokyo.lg.jp/tokyo-social-firm-action/
先生
[ 東京大学 先端科学技術研究センター 社会包摂システム分野 教授 ]
近藤 武夫
東京大学先端科学技術研究センター社会包摂システム分野・教授。多様な障害を切り口に、インクルーシブな教育・雇用システムの社会実装に関する研究を行っている。広島大学助教、米国ワシントン大学客員研究員等を経て現職。著書に「知のバリアフリー(京都大学出版会)」、「情報社会のユニバーサルデザイン(放送大学教育振興会)」、「バリアフリー・コンフリクト(東京大学出版会)」、「学校でのICT利用による読み書き支援(金子書房)」、「やさしい雇用へのアプローチ(川崎市)」、等。
[ 編集家/プロジェクトエディター/デザインプロデューサー ]
紫牟田 伸子
美術出版社『デザインの現場』『BT/美術手帖』副編集長、日本デザインセンタープロデュース室チーフ・プロデューサーを経て、2011年に個人事務所、2017年株式会社Future Research Institute設立。「ものごとの編集」を軸に企業や社会・地域に適切に作用するデザインを目指し、企業や地域の商品開発、ブランディング、コミュニケーション戦略などに携わる。
主な著書に『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』、『シビックプライド2:都市と市民のかかわりをデザインする』、『シビックエコノミー:私たちが小さな経済を生み出す方法』など。
教室
Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/ COURT
2012年4月26日に渋谷駅前に新しく開業した複合タワー『Shibuya Hikarie』の8Fにあるクリエイティブスペース「8/(はち)」。そのフロアの中心に位置するコミュニティスペース「COURT(コート)」は、グリーンカーペットが印象的な、気持ちのよい空間です。作り手と使い手、個人と社会、地域と東京など、この場所を通じて世界とのつながりをつくるための広場です。
- 所在地
東京都渋谷区渋谷2・21・1・8F
電話:03-5468-5892
※場所の確認以外でのご連絡はお控えください。
授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。
最寄駅:東急田園都市線、東京メトロ副都心線「渋谷駅」15番出口直結。東急東横線、JR線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」と2F連絡通路で直結。