シブヤ大学

誰もが働ける社会をつくる
ソーシャルファームを知って、考えて、動きたくなるワークショップ
【第2回/オンライン授業】世界のソーシャルファーム〜イタリア・アレッサンドリア「地区の家」の活動から

19:00-21:00
  • オンライン
  • ファビオ スカルトゥリッティ [アレッサンドリア市ボルゴ・ロヴェレート地区の「地区の家」コーディネーター]、多木 陽介 [批評家/アーティスト]、近藤 武夫 [東京大学 先端科学技術研究センター 社会包摂システム分野 教授]、紫牟田 伸子 [編集家/プロジェクトエディター/デザインプロデューサー]
参加費
無料
定員
30名
参加対象
どなたでも

当日の持ち物
ZoomにアクセスできるPC(推奨)やスマートフォンなど、イヤホン
申し込み方法
※1:この授業はオンラインで行います。Zoomを使用いたします。
※2:ディスカッションをする機会があるため、会話ができる環境でご参加ください。
※3:お電話、メールでのキャンセル待ちの受付はしておりませんのでご了承ください。

ソーシャルファーム(Social Firm)という存在をご存知ですか?
誰もが楽しく働くことができるような職場。

挫折があっても、失敗があっても、困難があっても、障害があっても、働きたいと思っている人は多い。
そうした人々が働くことができる場所が「ソーシャルファーム」です。
でも、ソーシャルファームは特別な場所じゃないんです。
どんな会社でもソーシャルファームになることができる。

このワークショップは、
ソーシャルファームとはどういうものか、
どんな会社が取り組んでいるのか、
どんな人がどんなふうに働いているのか、
どうやってソーシャルファームになれるのか、
さまざまな人々が楽しく働くことができるソーシャルファームの思想と実践を知り、
未来の社会を考え、作る場所です。

第1回(2023.12.12)では、ソーシャルファームジャパン理事長の炭⾕茂さんをお迎えし、「ソーシャルファームと何か?」など、ソーシャルファームの基本について学びました。
▶️ レポートは こちら

第2回目となる今回は、イタリア北西部にある都市アレッサンドリアで、生活困窮者・移民・難民・障害者などを対象に多様な活動(その大半が無料)が行われている「地区の家」について、代表のファビオ・スカルトゥリッティさんにお話いただきます。通訳と解説はローマ在住の多木陽介さんです。お二人のお話の後、登壇者を交えた意見交換を行います。オンラインのみでの開催です。

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今回は、イタリアからのオンライン授業ということもあり、ゲストトーク中心
の構成となります。内容の理解を深めていただくことをメインに、残りの時間
で皆様同士の意見交換や質疑応答を行いたいと思います。意見交換の際には、
カメラをONにしてご参加いただけると嬉しいです。

<タイムテーブル(予定)>
19:00〜 はじめに、「地区の家」の紹介
19:15〜 アレッサンドリアでの取り組みの紹介
20:25〜 参加者同士の意見交換(ブレイクアウトルーム)、チャットでの質疑応答
20:50〜 まとめ
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また、今回の授業でも、東京大学先端科学技術研究センター社会包摂システム分野・教授の近藤先生にナビゲーターとして、編集家の紫牟田伸子さんにファシリテーターとしてご登壇頂きます。


※本授業は全4回のプログラムです。
単発でもご参加いただけます。2回目以降のテーマ(予定)は以下の通りです。
第1回「ソーシャルファームって何だろう?」(2023年12月12日開催・終了)
第2回「世界のソーシャルファーム」(2月14日開催)
第3回「ソーシャルファームのリアル(従業員の目線)」(2月29日開催予定)
第4回「ソーシャルファームのリアル(経営者の目線)」(3月14日開催予定)


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<「東京ソーシャルファームアクション」について>

令和5年6月。東京都は、東京に暮らし働く全ての人が輝き、活躍できる社会の実現に向けて、ソーシャルファームの取組の裾野を広げ、社会に根付かせていく取組「TOKYO SOCIAL FIRM ACTION」を開始しました。ワークショップのほか、ソーシャルファームに関する取組事例をまとめた動画の配信、専門家やソーシャルファームの経営者等によるセミナーを開催しています。
https://www.social-firm.metro.tokyo.lg.jp/tokyo-social-firm-action/

 

 

先生

[ アレッサンドリア市ボルゴ・ロヴェレート地区の「地区の家」コーディネーター ]

ファビオ スカルトゥリッティ

公共政策の専門教育も受けたソーシャル・エデュケーターで、サン・ベネデット・アル・ポルト・コミュニティの古参のメンバーの一人として、二十五年に渡ってドン・ガッロ神父をサポートして来た。
近年は社会的弱者の層への配慮と人権の尊重を心に、保健衛生、社会、住宅、社会と都市の再生などに携わっている。

[ 批評家/アーティスト ]

多木 陽介

1988年に渡伊、現在ローマ在住。演劇活動や写真を中心とした展覧会を各地で催す経験を経て、現在は多様な次元の環境(自然環境、社会環境、精神環境)においてエコロジーを進める人々を扱った研究を展開。
芸術活動、文化的な主題の展覧会のキュレーション及び会場構成、講演、そして執筆と、多様な方法で生命をすべての中心においた人間の活動の哲学を探究する。

[ 東京大学 先端科学技術研究センター 社会包摂システム分野 教授 ]

近藤 武夫

東京大学先端科学技術研究センター社会包摂システム分野・教授。多様な障害を切り口に、インクルーシブな教育・雇用システムの社会実装に関する研究を行っている。広島大学助教、米国ワシントン大学客員研究員等を経て現職。著書に「知のバリアフリー(京都大学出版会)」、「情報社会のユニバーサルデザイン(放送大学教育振興会)」、「バリアフリー・コンフリクト(東京大学出版会)」、「学校でのICT利用による読み書き支援(金子書房)」、「やさしい雇用へのアプローチ(川崎市)」、等。

[ 編集家/プロジェクトエディター/デザインプロデューサー ]

紫牟田 伸子

美術出版社『デザインの現場』『BT/美術手帖』副編集長、日本デザインセンタープロデュース室チーフ・プロデューサーを経て、2011年に個人事務所、2017年株式会社Future Research Institute設立。「ものごとの編集」を軸に企業や社会・地域に適切に作用するデザインを目指し、企業や地域の商品開発、ブランディング、コミュニケーション戦略などに携わる。
主な著書に『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』、『シビックプライド2:都市と市民のかかわりをデザインする』、『シビックエコノミー:私たちが小さな経済を生み出す方法』など。

教室

オンライン

本授業はオンラインにて行われます。

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