「継承の場面」　その10
子どもの未来について～これまで、今、これからの子育て

本授業では、株式会社子育て支援代表取締役で海外の情報にも詳しい熊野英一さんと、僧侶、理学療法士、コーチの鈴木秀彰さんを先生にお招きして、これから社会に出るひとたち、「子ども」についていっしょに考え、対話していきましょう。

日本では、少子化や出生率、人口減少、ひいては労働人口のことなど、子どもを産むこと、育てることを「おとな」がちゅうちょするような話題が聞かれます。

子どもを安心して産み育てることができ、家庭、保育施設、学校、おとなから守られ、個性を活かし、のびのび育まれていくには何が必要なのでしょう？

先日、先生とお話をしていて
「不登校の子ども支援をしているのですが、最近は不登校の先生もいらっしゃるようです。」
は、ちょっとショックでした。いろいろ社会課題が多そうですが、例えば「少子化」「海外での子育て」「子どもの居場所」など授業ではなるべく身近に感じ、分かりやすいキーワードにしてみなさんとお話していきたいと考えています。

熊野さんからは、
「子どもの教育とともに、父母も学ぶ機会をつくる」ことや、
「おとなになって社会で活躍する時代を一緒に考える、居場所としてのアフタースクール」について
具体的なお話をうかがいたいです。

お寺は「寺子屋」というように子どもが学ぶ「場」とともに、地域の居場所にもなりうる、という視点から、
鈴木さんには僧侶と、現役子育て中という立場からお話とともに、素晴らしい聞き手としても期待しています。

これからの社会を担う子どもたちにとって、よりよいバトンを渡すヒントが見つかるとうれしいです。

先生からのメッセージ
・熊野さんから
「ヒトも、その他のイキモノも、すべて子どもを産み育てて、種の存続を図って今があり、未来があります。その営みは、ずっと変わらないはずなのに。私たちヒトだけは、社会的・文化的あるいは経済的な変化に影響されて、生きることや、生を引き継いでいくことに迷いを感じているのかも知れません。難しく考えるとますます迷子になるかも？この場では、皆さんと一緒に、なるべくシンプルに本質を捉えることにトライしてみたいと思います。」

・鈴木さんから
「 ”継承の場面”は今回で10回目。いろいろな方と対話してきました。今回のテーマは「子育て」。次世代に何を継承していくのか。大変大きく、そして重要なテーマです。これまでの対話を振り返りながらお話をさせていただきたいと考えています。子育てしていて、なにを継承したいと思っているのかぜひ参加者さんにお聞きしたいです。その話の中で、共に場を作っていきましょう。」

【授業の流れ】（予定）
13：45　受付開始
14：00　はじめに〜
14：05　アイスブレイク
14：20　熊野さんと鈴木さんのお話
　　　　　対話を交えながら
16：00　ふりかえり
16：15　授業をふりかえって～記念撮影
16：30　終了

※授業の内容や進行は、当日の状況によって多少変更する場合があります。

(授業コーディネーター：佐藤隆俊）