今、台湾でなにが起きているのか?
〜デジタル・ジェンダー・デザインから見た、アジアをリードする台湾カルチャーの最前線〜
- 千駄ヶ谷社会教育館
- 近藤 弥生子 [台湾在住ノンフィクションライター]
- 参加費
- 無料
- 定員
- 25名
- 参加対象
- どなたでも
- 当日の持ち物
- 筆記用具
- 申し込み方法
- 上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。 - 【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入りください。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来かねる場合がございますのでご留意ください。
【参加】授業の途中退場はご遠慮ください。「日時」に記載しております授業時間にフルで参加できるものにお申込みください。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。 - 【注意事項】先生が来日できない場合(飛行機の欠航など)は、現地と授業会場をつないだオンライン形式となりますので、あらかじめご了承ください。
日本の現在地と「STANDARD ASIA」
1950年代からの高度経済成長期を経た日本は、高い技術力・教育水準・社会インフラに支えられた豊かな文化を持った「理想的な先進国」としてこれまで世界から認識されてきました。それから数十年、IT(情報通信技術)化の波に乗り遅れ、グローバルにおける工業製品・サービスの競争力の衰退も顕著となった日本は、行政・教育といった社会制度においても世界のトレンドからとり残されつつあります。
一方、海を超えたアジアの国々に目を向けてみると…。
爆発的な経済成長を背景に存在感が高まる中国と、その中国を抜いて人口世界一となるインド。2022年の「IMD世界デジタル競争力ランキング」で4位にランクインしたシンガポール(日本29位)や、世界のエンターテインメント市場を席巻している韓国。価値観や評価の視点はさまざまですが、アジアの国々が大きな飛躍を遂げていることは間違いないでしょう。
これまでの欧米を中心とした時代に変わり、21世紀はアジア・アフリカが世界経済を牽引していくと言われています。それはAI・IoTといった最先端の技術や産業にとどまらず、「多様な価値観の存在」を前提とした新時代の社会制度やカルチャーがアジアから産まれていくということ。「アジアのスタンダード」が今後数十年の「世界のスタンダード」となる可能性を秘めているということなのかもしれません。
シブヤ大学ではみなさんと一緒に「日本を超えたアジアの最先端・新標準(= STANDARD ASIA)」を学び、先生・参加者の会話を通じて「日本や世界に対する新しい視点」を手にしていくことを目的に今回の授業を企画しました。
現地在住ライターから台湾の最前線を知る
「STANDERD ASIA」を紐解いていく上で、今回は「台湾」に注目しました。
東京から片道約3時間、身近な海外旅行先としても人気のある台湾。近年では歴史・国際情勢に関するニュースで見かけることが多いと思いますが、ソーシャルイノベーションやダイバーシティ、さらにはデザインといった分野においても世界のトレンドをリードする多くの取り組みがあることをご存知でしょうか?
そこで今回は台湾在住ノンフィクションライターの近藤 弥生子さんをお迎えして、「デジタル」「ジェンダー」「デザイン」の3つのテーマから、私たちが知らない最新の台湾の姿についてお話を伺いたいと思います。
今、世界から注目を集めている人物の一人、オードリー・タン氏(デジタル担当大臣)へのインタービューから、台湾のおばちゃん事情まで、最新の台湾カルチャーを書籍やWEBメディアを通じて発信し続ける近藤さんに、欧米・中国など世界各国との関係に揺れる現地で「今、なにが注目されているのか? 起きているか?」「同年代の人たちがなにを感じているのか?」といった視点で3つのテーマからお話しいただきます。
シビックマインド/デジタル民主主義とオープンガバメント/ソーシャルイノベーション
台湾 ✕ ジェンダー
法制度(賃金格差・議員男女比率・同性婚など)/教育制度
台湾 ✕ デザイン
デザイン行政/台湾文創(歴史・文化・創造性を結びつけた産業)/台湾を訪れた時の見所
授業の最後に「感想・気づいたこと」をシェアする時間を設けているので、みなさんの興味を楽しくお話してみてくださいね! アフターコロナの時代を迎え、再起動した世界には多くの人・モノ・情報が戻ってきました。日々の生活で台湾のニュースに触れた時、あるいは現地を訪れた時、この授業で手にした「新しい視点」が、あなた自身の価値観や旅をより豊かに楽しいものにしてくれるかもしれません。
・ 台湾の「最新カルチャー」に興味がある方
・「デジタル・ジェンダー・デザインと社会制度」に興味のある方
・ 新しい視点で「旅」を楽しみたい方
・ 先生や参加者と台湾の話を楽しみたい方
授業の流れ(予定)
13:45 受付開始
14:00 授業開始
・ アイスブレイク
・ トーク(3つのテーマから知る台湾カルチャーの最前線)
・ グループワーク(気づいたことのシェア)
・ クロージング/記念撮影
16:00 授業終了
注意事項
・ 先生が来日できない場合(飛行機の欠航など)は、現地と授業会場をつないだオンライン形式となります。
・ 授業の内容や進行は、当日の状況によって多少変更する場合があります。
先生
[ 台湾在住ノンフィクションライター ]
近藤 弥生子
1980年福岡生まれ・茨城育ち。 東京の出版社で雑誌やウェブ媒体の編集に携わったのち、2011年2月に駐在員との結婚がきっかけで台湾へ移住。現地デジタルマーケティング企業で約6年間、日系企業の台湾進出をサポートする。
台湾での妊娠出産、離婚、6年間のシングルマザー生活を経て、台湾人と再婚。独立して2019年に日本語・繁体字中国語でのコンテンツ制作を行う草月藤編集有限公司を設立。オードリー・タンからカルチャー界隈まで、生活者目線で取材し続けるライター・編集者としても活動中。プライベートでは二児の母。音声プラットフォーム「Voicy」で「近藤弥生子の、聴く《心跳台湾》」パーソナリティとして活動。
・ オフィシャルサイト オフィシャルサイト「心跳台灣」
・ noteマガジン「台湾が気になるあなたへ」
主な著書
・ オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと(ブックマン社)
・ オードリー・タン 母の手記「成長戦争」 自分、そして世界との和解(KADOKAWA)
・ オードリー・タン まだ誰も見ていない「未来」について話そう(SB新書)
・ 台湾はおばちゃんで回ってる?!(だいわ文庫)
教室
千駄ヶ谷社会教育館
JR総武線千駄ヶ谷駅よりほど近く、渋谷区民のための学習や情報交換の場として活用されている教育会館。
社会教育館は、渋谷区民の方々が自主的な社会教育活動を行うために建設された。社会教育活動のお手伝いをするため、社会教育に関する情報や資料を提供したり、グループ活動の相談などに応じている。学習室(大・中・小)、和室、茶室、料理室、託児室、談話コーナー兼展示室、図書・資料室、印刷・サークル室、体育室兼音楽室 などがある。
<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場ください。
施設案内ページ
- 所在地
渋谷区千駄ヶ谷1-6-5
電話: 03-3497-0631
最寄り駅:JR総武線千駄ヶ谷駅徒歩7分、地下鉄大江戸線国立競技場駅徒歩5分
授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。