シブヤ大学

「継承の場面」その6
職人の世界に飛び込んでみて~中津箒(ほうき)作家に聞く

14:00-16:30
  • 千駄ヶ谷社会教育館
  • 吉田 慎司 [中津箒作家]
参加費
無料
定員
15名
参加対象
どなたでも

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入りください。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来かねる場合がございますのでご留意ください。
【参加】授業の途中退場はご遠慮ください。「日時」に記載しております授業時間にフルで参加できるものにお申込みください。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
今回は、以前「箒作り」のワークショップ「つくって学ぶ!~中津箒(ほうき)伝統の技~」で先生をお願いした、中津箒作家の吉田 慎司さんをお招きし、中津箒のお話とともに箒づくりの作家になったきっかけや現在の活動をうかがいます。
また、中津箒を通じて、「継承」や「伝統」とは、を皆さんといっしょに考え、対話したいと考えています。

中津箒は伝統的な技術をもとに、現代の生活にも合うように作られた箒で、神奈川県愛甲郡愛川町中津(旧中津村)には150年ほど前から箒作りの技術が伝えられてきました。
大正~昭和初期には中津村周辺の一大産業となり、多くの人が箒作りに関わっていました。
昭和30年第になると、電気掃除機や生活様式の変化により箒の受領は激減し、創業家も廃業に追い込まれてしまいます。
21世紀に入り、箒作りを復活させ後世に伝えようと、中津に伝えられた技術で作られた箒を「中津箒」と名付け、失われかけていたホウキモロコシの栽培の復活、箒作り体験ワークショップ、若手職人の育成といった事業を進めています。

大学で暮らし方や社会のことに関心が向いた吉田さんは、暮らしの現場、直接伝えられる道具を作ることを重要と考え、縁もあって箒を作り始めることになりました。
吉田さんは、
「箒は、飾られたり、鑑賞されることなく、直接使われることが良さだと思います。」
「継承や伝統は確かなようで、実は常に変化し、安定しないもので、伝統的なものほど常に創意工夫があり、革新とともにあったと考えています。」

「伝統」「継承」と「現代の暮らし」「人の繋がり方」は相反するようですが、折り合いはつくのでしょうか?
答えは見つからないかもしれませんが、みなさんが考える「伝統」や「継承」についてもうかがってみたいと思っています。



※吉田さんは北海道よりオンラインで参加されます。

【授業の流れ】(予定)
13:45 受付開始
14:00 はじめに〜(コーディネーターより)
14:05 アイスブレイク
14:20 吉田さんのお話
     ・中津箒について
     ・箒職人となって
15:00 対話その1 (吉田さんのお話をふまえて)
15:30 対話その2 (それぞれの継承について)
16:00 ふりかえり
16:15 授業をふりかえって~記念撮影
16:30 終了

■注意事項
※1:中学生以上を対象にしています。
※2:授業の内容や進行は、当日の状況によって多少変更する場合があります。

先生

[ 中津箒作家 ]

吉田 慎司

1984年生まれ。東京・練馬にて育つ。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。2007年より株式会社まちづくり山上にて、神奈川県で明治から伝わる中津箒作りを開始。制作、展示会、ワークショップ、講演、執筆などマルチに行なう。現在北海道小樽を拠点に活動。「生きるための道具と詩歌 がたんごとん」内のアトリエで制作している。主な受賞に第51回ちばてつや賞佳作、9thSICF準グランプリ、2011年より日本民藝館展入選など。LEXUS NEW TAKUMI PROJECT2017年度匠神奈川代表。2021年度日本民藝館展協会賞受賞。
BLUEBLACK マガジンにて連載中。
https://blueblackmagazine.jp/blog
https://shinjiyoshida.main.jp/wp/

教室

千駄ヶ谷社会教育館

JR総武線千駄ヶ谷駅よりほど近く、渋谷区民のための学習や情報交換の場として活用されている教育会館。

社会教育館は、渋谷区民の方々が自主的な社会教育活動を行うために建設された。社会教育活動のお手伝いをするため、社会教育に関する情報や資料を提供したり、グループ活動の相談などに応じている。学習室(大・中・小)、和室、茶室、料理室、託児室、談話コーナー兼展示室、図書・資料室、印刷・サークル室、体育室兼音楽室 などがある。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場ください。

所在地
渋谷区千駄ヶ谷1-6-5
電話: 03-3497-0631
※場所の確認以外でのご連絡はお控えください。
授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。

最寄り駅:JR総武線千駄ヶ谷駅 下車 徒歩7分 
地下鉄大江戸線国立競技場駅徒歩5分

<連絡先>
シブヤ大学事務局  
080-7507-7332
info@shibuya-univ.net