シブヤ大学

【16周年特別授業】今わたしたちが考えたい6つのこと 第3回

20:00-22:00
  • オンライン
  • 蓑手 章吾 [HILLOCK初等部 スクールディレクター・校長]、井上 太智 [軽井沢風越学園 スタッフ]、大作 光子 [軽井沢風越学園 スタッフ]、佐藤 裕紀 [新潟医療福祉大学講師]
参加費
無料
定員
50名
参加対象
どなたでも

当日の持ち物
PC(推奨)またはスマートフォン、イヤホン(推奨)
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1:1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。
※2:この授業はZoomにて配信いたします。
※3:申込みいただいた方には、当日参加いただくためのURLをお送りします。授業の3時間前になってもメールが届かない場合は、info@shibuya-univ.netまでお問い合わせください。
*お申込いただいた皆様には、後日ご覧いただけるアーカイブを限定公開いたします。

■16周年特別授業シリーズ 第3回
全3回のシリーズでお届けする16周年特別授業。
第3回目の授業では、シブヤ大学が大切にしている6つのキーワードのうち、「学びはもっとゆるくていい」「まじめなことも話したい」を軸に、活動する中で生まれた2つの問いをテーマに取り上げます。

●「学びの裾野を広げるには?」
"学び"というと、何かしらの成果や目的がなくてはいけない気がしてしまう、という人は多いと思います。でも、新しいものや人と出会ったり、純粋に楽しむ遊びの時間にも学びはあるはず。そう思って、シブヤ大学では、手芸から社会問題まで、幅広い授業を展開しています。ついついかたく考えてしまう自分の中の学びの概念を広げるには?「いくつになっても学ぶことを楽しめる社会」を目指すシブヤ大学だからこそ、改めて考えてみたい問いです。

●「まじめなことの話しづらさを減らすには?」
人と話しづらいこと、一人では考えづらいこと、日常でモヤっとしたこと。本当は考えたいけど、向き合う時間がなくて、考えるのをやめてしまうことは案外たくさんあります。私たちの中にある「まじめなこと=話しづらい、扱いづらい」という思考を"学び"を通してどのように崩していくのか?「社会的なトピックを安心して話せる学びの場」を掲げるシブヤ大学として、改めて向き合っていきたいと思います。

今回は、この2つの問いを、子ども主体の学び場に関わる3名のゲストの皆さんと一緒に考えていきます。

1人目のゲストは、「HILLOCK初等部」スクールディレクターの蓑手章吾さんです。ヒロック初等部は、子どもが主役となって「育ち」や「学び」を主体的に勝ちとる“自由な学校”として、2022年世田谷区で開校されました。校長の蓑手さんは、公教育にも長く関わった経験をお持ちです。
そして、学校法人軽井沢風越学園からは、井上太智さん、大作光子さんのお2人です。風越学園は、3歳から15歳までが一つの校舎で学ぶ12年間の幼小中混在校として、2020年に軽井沢で開校されました。軽井沢の豊かな自然の中で、子どもたちが「じっくり、ゆったり、たっぷり、まざって、遊ぶ/学ぶ」ことを大切にされています。

従来の公教育とは異なる特色ある2つの学校。子どもたちの自主性を大切にしながら、 "学び"の概念を広く捉えられている印象です。
お3方には、子どもの中から生まれる学びの欲求と、学校として学んでほしいこと両立させるためにどのような工夫をされているのか、公教育における"学び"の捉え方との違いや、子どもたちの学びの場をつくる上で大切にされていることなどをお聞きしていきます。


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■16周年特別授業シリーズ「今わたしたちが考えたい6つのこと」
2006年に開校したシブヤ大学は、9月で16周年を迎えました。
2020年にはコンセプト・運営体制のリニューアルを行い、より時代にあった学びの場へアップデートをしてきました。

今回、16周年特別授業では、シブヤ大学の活動をする中で生まれた等身大の問いをオープンにし、皆さんと一緒に考える時間をつくります。
全3回のシリーズでお届けする16周年特別授業には、「今わたしたちが考えたい6つの問い」をテーマに、全国で学びを提供している実践者の皆さんや、生涯学習分野の研究者の皆さんを始めとした様々なゲストをお迎えします。(16周年特別授業の詳細はこちら
また、コメンテーターには、比較教育学、生涯学習論を専門に研究されている佐藤裕紀さん[新潟医療福祉大学講師]をお迎えし、学問的な視点からもご意見をいただきます。

自問自答しているだけでは答えの出ない問いを一緒に考えてくれる人たちと出会い、学びの場をつくる自分たち自身も、ともに学びあいながら活動をアップデートしていくための一歩を踏み出したい。今回の特別授業は、そういった思いをこめて企画しています。

授業コーディネーター:大澤悠季[シブヤ大学学長]・矢野拓洋[一般社団法人IFAS共同代表]

先生

[ HILLOCK初等部 スクールディレクター・校長 ]

蓑手 章吾

世田谷の砧公園から徒歩30秒にあるオルタナティブスクール「HILLOCK初等部」のスクールディレクター(校長)。元公立小学校教員で、教員歴は14年。特別支援学校でのインクルーシブ教育や乳幼児心理学に関心をもち、教鞭を持つ傍ら大学院にも通い、人間発達プログラムで修士修了。特別支援2種免許を所有。ICT CONNECT21が主催する「先生発!最新のICT技術で教育現場を変えるハッカソン」ではグランプリを受賞。プログラミング教育で全国的に有名な前原小学校では、研究主任やICT主任を歴任。現在はフリーの教育コンサルタントとして、様々な民間企業アンバサダーや小学校研究会講師、執筆活動などを行っている。主著『個別最適な学びを実現するICTの使い方』『子どもが自ら学び出す!自由進度学習のはじめかた』(ともに学陽書房)、他共著多数。
https://www.hillock-school.com/

[ 軽井沢風越学園 スタッフ ]

井上 太智

東京都公立中学校(理科)の勤務を経て、幼、小、中の子どもたちが混ざって学ぶ軽井沢風越学園へ。子どもの育ち、それを支える大人の関わりが最近の個人的なテーマ。子どもの問いから学ぶ探究的な理科の授業に軸足をおきつつ、教科を越えたプロジェクトの学びについても実践中。
最近では長野の豊かな森で過ごし、自然とつながるくらしに関心を高めている。今年は野沢菜の漬け物にもチャレンジし、信州人としての第一歩を踏み出したところ。

[ 軽井沢風越学園 スタッフ ]

大作 光子

大学の教員、私学の教員を経て風越に挑戦にきました。本は親子をつなぎ、友だち同士をつなぎ、自分自身をエンパワーしてくれる存在。風越のライブラリーでは、大人と子どもたちがどんな風に出会っていくのだろう?つながっていくのだろう?自由な読書と学びと連動したメディアの活用の可能性を探り続けている、からだを動かすことがすきな司書教諭です。

[ 新潟医療福祉大学講師 ]

佐藤 裕紀

1983年、千葉県生まれ、2006年にデンマークのホイスコーレへ留学後、デンマーク教育大学客員研究員等を経て現職。デンマークの生涯学習を中心に、社会的包摂と生涯学習をテーマに研究、実践している。主な著作として、『北欧の教育最前線-市民社会をつくる子育てと学び』明石書店、2021年(共編著)、『デンマーク式 生涯学習社会の仕組み』ミツイパブリッシング、2022年(共著)。『ヒューマンライブラリー-多様性を育む「人を貸し出す図書館」の実践と研究』明石書店、2018年(共著)等がある。

教室

オンライン

本授業はオンラインにて行われます。

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