【16周年特別授業】今わたしたちが考えたい6つのこと 第2回
- オンライン
- 山田 あすか [東京電機大学未来科学部建築学科 教授]、三木 俊和 [有限責任事業組合まちとしごと総合研究所 共同代表]、佐藤 裕紀 [新潟医療福祉大学講師]
- 参加費
- 無料
- 定員
- 50名
- 参加対象
- どなたでも
- 当日の持ち物
- PC(推奨)またはスマートフォン、イヤホン(推奨)
- 申し込み方法
- 上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1:1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。
※2:この授業はZoomにて配信いたします。
※3:申込みいただいた方には、当日参加いただくためのURLをお送りします。授業の3時間前になってもメールが届かない場合は、info@shibuya-univ.netまでお問い合わせください。
■16周年特別授業シリーズ 第2回
全3回のシリーズでお届けする16周年特別授業。
第2回目の授業では、シブヤ大学が大切にしている6つのキーワードのうち、「みんなでつくる」「誰もが無料で参加できる」を軸に、活動する中で生まれた2つの問いをテーマに取り上げます。
●「みんなでつくるってどういうこと?」
シブヤ大学は、与えられた学びの場ではなく、参加者、ゲスト、運営スタッフ、みんなの力でつくり上げる学びの場です。でも、「みんなでつくる場」とは、誰がどんな風に関わって、どんな状態が生まれている場なのでしょう?誰もが学び手として参加したり、つくり手として授業を企画したりできるシブヤ大学だからこそ、真剣に考えてみたい問いです。
●「無料であることはどんな意味を持つのか?」
シブヤ大学が開校当時からこだわっていることの一つに、授業料無料の仕組みがあります。YouTubeなどを中心に誰もが気軽に利用できるコンテンツが増えている今の時代に、無料で参加できることはどんな意味を持つのでしょうか?「みんなでつくる場」であることとあわせて大切にしたい無料であることの意味を、改めて再考したいと思います。
今回この問いを考えるにあたり、2名のゲストをお迎えします。
1人目は、東京電機大学未来科学部教授の山田あすかさんです。山田さんは、場づくりやコミュニティの研究をされる中で、「利用縁」という概念を提唱しています。「利用縁」とは、場やサービスを「利用」するという共通項によって生み出される関係性のこと。授業では、学びを提供する人/される人といった構造で捉えられがちな関係性を別の角度から見つめるためのヒントをいただき、「みんなでともにつくる場」の姿を一緒に考えていただきます。
2人目は、有限責任事業組合まちとしごと総合研究所の三木俊和さんです。三木さんは、京都市下京、東山、伏見の「いきいき市民活動センター」の運営を通して、学びを通した市民の交流や地域の課題解決に取り組まれています。シブヤ大学とは違い特定の拠点を持ちながら、市民とともに場をつくる活動をされている三木さんに、2つの問いへの考えをお聞きしたいと思います。
■16周年特別授業シリーズ「今わたしたちが考えたい6つのこと」
2006年に開校したシブヤ大学は、9月で16周年を迎えました。
2020年にはコンセプト・運営体制のリニューアルを行い、より時代にあった学びの場へアップデートをしてきました。
今回、16周年特別授業では、シブヤ大学の活動をする中で生まれた等身大の問いをオープンにし、皆さんと一緒に考える時間をつくります。
全3回のシリーズでお届けする16周年特別授業には、「今わたしたちが考えたい6つの問い」をテーマに、全国で学びを提供している実践者の皆さんや、生涯学習分野の研究者の皆さんを始めとした様々なゲストをお迎えします。(16周年特別授業の詳細はこちら)
また、コメンテーターには、比較教育学、生涯学習論を専門に研究されている佐藤裕紀さん[新潟医療福祉大学講師]をお迎えし、学問的な視点からもご意見をいただきます。
自問自答しているだけでは答えの出ない問いを一緒に考えてくれる人たちと出会い、学びの場をつくる自分たち自身も、ともに学びあいながら活動をアップデートしていくための一歩を踏み出したい。今回の特別授業は、そういった思いをこめて企画しています。
授業コーディネーター:大澤悠季[シブヤ大学学長]・矢野拓洋[一般社団法人IFAS共同代表]
先生
[ 東京電機大学未来科学部建築学科 教授 ]
山田 あすか
東京都立大学,立命館大学を経て東京電機大学未来科学部建築学科(現職)。専門は建築計画(特に医療・福祉・教育・居住の分野),環境行動。受賞歴に日本建築学会賞(論文)『医療・福祉施設における利用者本位の建築計画に関する一連の研究 -環境行動、施設計画、制度と都市環境のスケールを縦断して』(2018),関東工学教育協会賞(業績賞)『医療・福祉施設における「環境づくり」の実践』(2018),キッズデザイン賞(2014,2021),近年の研究課題に『「利用縁」がつなぐ福祉起点型共生コミュニティとその拠点のあり方に関する包括的研究(科研,2018-2021)』,『ケア中心型社会の基盤となる持続的な「共在の場」とケアの関係構築に関する包括的研究(科研,2022-)』等。
[ 有限責任事業組合まちとしごと総合研究所 共同代表 ]
三木 俊和
1987年生まれ。長野県出身、京都伏見在住。大学在学中NPO法人に所属し、大学とNPOの民民連携による市民活動センターの運営をスタート。コミュニティ・ラーニング・センターをコンセプトに、多様な学び手の気づきと地域づくりをつなげ、地域社会の再デザインと若者の次のフェーズを目指したプロジェクトを手掛ける。
[ 新潟医療福祉大学講師 ]
佐藤 裕紀
1983年、千葉県生まれ、2006年にデンマークのホイスコーレへ留学後、デンマーク教育大学客員研究員等を経て現職。デンマークの生涯学習を中心に、社会的包摂と生涯学習をテーマに研究、実践している。主な著作として、『北欧の教育最前線-市民社会をつくる子育てと学び』明石書店、2021年(共編著)、『デンマーク式 生涯学習社会の仕組み』ミツイパブリッシング、2022年(共著)。『ヒューマンライブラリー-多様性を育む「人を貸し出す図書館」の実践と研究』明石書店、2018年(共著)等がある。
教室
オンライン
本授業はオンラインにて行われます。
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