シブヤ大学

「継承の場面」 その5
  「自分を知ること」旅に出て継承を考えてみた

14:00-16:30
  • 上原社会教育館
  • 鈴木 秀彰 [僧侶、理学療法士、コーチ]、三浦 祥敬 [現代仏教活動家/ 生活実験家/僧侶]
参加費
無料
定員
15名
参加対象
中学生以上、どなたでも。

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入りください。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来かねる場合がございますのでご留意ください。
【参加】授業の途中退場はご遠慮ください。「日時」に記載しております授業時間にフルで参加できるものにお申込みください。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
「継承」について、多くのかたからそれぞれの「継承」についてお話をうかがい立ち会うシリーズ授業「継承の場面」。今回は、1500年続く古刹で54代を継ぐことを辞して、自らの道を歩もうとしている理学療法士、心理カウンセラー、元僧侶の鈴木さんの企画です。

鈴木さんは、前回の授業では突然継ぐことになった果樹農園主との対話から、「継承」を自分ごとにすることや、自分の好きなことにつなげるなど、多くのことを学び参加者それぞれが「自分が継承したいものは何か?」を考えることがそれぞれの宿題となりました。
https://www.shibuya-univ.net/report/detail/1144/



シリーズ授業5回目となる今回は、実家が佐賀県にある寺院でその継承について現在も模索し、から揚げを配りながら全国を巡礼中の現代仏教活動家/ 生活実験家/僧侶の三浦 祥敬さんをお招きし鈴木さんとの対話から授業を始めましょう。

まずは、三浦さんの生き方に興味がわきます。
「から揚げと旅」が対話の中心となりそうですね?
巡礼の旅はなんとなく「自分探し」なのかと想像はできるのですが、そこに「から揚げ」はちょっと不思議です。

旅と訪れた土地と人との出会い、と「から揚げ」。
どんなエピソードが聴けるのでしょうか?

三浦さんからのメッセージです。
「私はお寺を営む家族の元に生まれたのですが、子供の頃からお寺や僧侶のあり方に違和感を抱くことばかりで、言葉にならない生きづらさを感じてきました。伝統的にはお寺は「出家」の末に至る場所です。ですが、私の場合は、出家先がお寺を営む「家」です。そんな私にとって「出家」とは何か?を考えるうちに、誰にもやることを求められておらず、やったからといって権威や権力、地位や名誉が得られるわけでもない、お布施しお布施を頂く旅のような生活を始めました。この旅を通して、生きることを足元から見つめ直す機会に恵まれ、随分と生きる心地が良くなってきたところです。私は未だに、何故、小さな頃から、生きる心地がしなかったのかに興味があります。そして、それをほどき、楽になっていく道を見い出していきたいと思っています。無数にある生きた心地のする道の歩み方を、参加者の皆さんと共に見い出すことができる時間を過ごせたらと思います。」

さらに、そこから、「継承」についてどのようなお話が広がるのでしょう?
「継承」を辞することを決められた鈴木さんと、まだ「模索中」という三浦さんとの対話は、「決断」と「迷い」を繰り返しながら生きている私たちにも大きく響くことになりそうです。



「継承」は一部の方が関係するものではなく、誰しも関係しているものです。
「継承」について改めて考える時間を持つことは、いまどう生きるべきかにつながるのはないでしょうか?
授業で話し合われたモヤモヤをぜひお土産としてお持ち帰りいただき、いろいろな方たちとさらに深く語り合っていただき、ぜひ「継承」を自分事にする方を増やしていただきたいと考えています。

三浦さんと鈴木さんのお話をきっかけに、私たちの中にも何か新しい「化学反応」が生まれそうですね?

【授業の流れ】(予定)
 13:45 受付開始
 14:00 はじめに〜(コーディネーターより)
 14:05 三浦さんのおはなし(鈴木さんとの対話)

      お話を聴いて
      参加者の対話
      意見交換、質疑応答

 16:00 ふりかえり~記念撮影
 16:30 終了
 ※授業後10分程度、アンケートのご記入にご協力をお願いいたします。

 (授業コーディネーター:佐藤隆俊&継承の場面企画チーム)

【注意事項】
 ※1:中学生以上を対象にしています。
 ※2:持ち物 筆記具。
 ※3:授業の内容や進行は、当日の状況によって多少変更する場合があります。
 

 

先生

[ 僧侶、理学療法士、コーチ ]

鈴木 秀彰

実家であった約1500年の古刹寺院第54世を継承の道を譲り、より生と死に近い医療・福祉という現場に軸を置く。
一方で、老若男女、様々な方と様々なテーマ(例 死など)で対話する場を数多く主催している。

 

[ 現代仏教活動家/ 生活実験家/僧侶 ]

三浦 祥敬

1991年佐賀のお寺生まれ。2021年7月7日から、お経や弔事と関わりのない場面でお布施を贈り、お布施を受け取ることだけで生活してみる「OFUSE Experiment」という生活の実験を行いながら、寺社仏閣・霊山などを訪ねながら全国を巡礼している。食べ物、泊まる場所、お金とのご縁をよく頂き、カラアゲを贈ることが多い。空揚げ歴は16年、カラアゲを対価を頂かずにお布施し始めて1年半、全国を巡り始めて1年1ヶ月(22年8月時点)。松本紹圭氏との共著本で『トランジション何があっても生きていける方法』(2019年、春秋社)
https://lit.link/shoukei

教室

上原社会教育館

社会教育館は、渋谷区民の方々が自主的な社会教育活動を行うために建設された。社会教育活動のお手伝いをするため、社会教育に関する情報や資料を提供したり、グループ活動の相談などに応じている。大学習室兼展示室、料理室、第2中学習室、和室、和室(茶室)、託児室、音楽室、第1中学習室、印刷・サークル室、資料談話コーナー 、学習室(工芸室)、体育室 などがある。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。

所在地
渋谷区上原3-13-8
電話:03-3481-0301
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局 までお願いします。)
最寄り駅:小田急線・地下鉄千代田線代々木上原駅 下車 徒歩5分。


<連絡先>
シブヤ大学事務局  
080-7507-7332
info@shibuya-univ.net