シブヤ大学

シブヤ大学ツーリズム04 『自然との共鳴@栃木』

08:00-00:00
  • 創造の森(那須塩原市)/アート・ビオトープ那須(那須町)
  • 玉野  宏 [NPO法人創造の森 代表理事、那須塩原市議会議員]
参加費
無料
定員
22名
参加対象
どなたでも。

当日の持ち物
農業体験のための、汚れてもよい動きやすい作業着(ジャージ等)、長靴、または汚れてもよい靴、オイリュトミー体験のための、軽い運動のできる服装をご持参ください。夜は冷え込みますので防寒着をご持参されますことをお勧めいたします。   
申し込み方法
上記受付期間中、当WEB上の申し込みフォームより先着順にて受付
※定員になり次第、受付を締め切らせていただきます。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご参加となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【授業料(実費)】38,500円(バス、ガソリン、高速道路使用、昼食、温泉の代金)につきましては、事前入金となります。お申込確認時にトップツアー株式会社担当者より連絡させて頂きますので、内容をご確認の上、指定された方法にて5日以内にご入金下さい。5日以内に入金が確認できない場合は、キャンセル扱いとさせて頂きますのでご了承下さい。【集合】集合場所へは時間までに必ずお集まり下さい。10分を超えて遅刻された場合は、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。【撮影等】本授業では、授業中以外の写真撮影のみ認めます。その他の録音機器等のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※1:本授業は1泊2日のバスツアーとなります。
※2:お申し込みは先着順となっております。申込締切日は、出発日の3日前(10月11日0時)までとさせて頂きます。
※3:本授業は旅行業法上、トップツアー株式会社の旅行企画・実施となります。
※4:お申込フォームへの入力はトップツアー株式会社ウェブサイト上にて行って頂きます。(お申込期間中、画面右側に表示されるボタンにアクセスして頂くとトップツアー株式会社のウェブサイトへ切り替わります。)定員をオーバーしてお申込があった際にはキャンセル待ちの受付とさせて頂き、後日トップツアー株式会社担当者よりその旨をメールにてご連絡させて頂きます。
アウト オブ キャンパス!

シブヤ大学は、街の「外」に学びの場をつくります。日本が誇る華やかな都市、東京。その中でも渋谷は、いろいろな人たちが行き交い交流する街ですが、この街ではできないことももちろんあります。それは圧倒的な「自然体験」。

都市にはいろいろなモノが溢れています。その一方で、日本の農山漁村は過疎化が叫ばれています。でもその美しい風景の中には、心身を癒してくれる温かな資源と、生きるための智慧(ちえ)がたくさんあります。長い歴史の中で築かれてきた、その地に生きる人たちと、恵まれた自然との物語。この新シリーズでは、渋谷の街ではできない、シブヤ大学ならではの校外授業を行います。シブヤ大学流の「ツーリズム」。シブヤとニホンの交流です。

第4弾である今回の舞台は、栃木県の那須地域と呼ばれる那須塩原市と那須町。観光地として、そして稲作・畜産などの農業地として発展してきた背景には、自然と人との豊かなつながり、関係性を重視してきた歴史があります。人間が山や森の中で暮らすために育んできた知識と文化、それは人間が本当の意味で豊かな生活を送るための“生きる力”。今回の授業では、「食」「農」「芸術」を通して、自然との距離を縮める体験をしていただき、人間が自然と共に生きるということの意味を再確認してもらいます。

「観光」だけでは決して見ることのできない、農山漁村の魅力と生きる力。「体感」や「交流」を通じた“ツーリズム”という名の授業で、地元農家のお手伝いをしながら、みんなで里美の魅力を、見て、感じて、学んでみましょう。

みなさんにとって、「もう一つのふるさと」になりますように!

【授業プログラム】
■プログラム総合:『自然との共鳴』
現代、環境破壊とか自然保護とか、人と自然を切り離して考えることが多くなってきました。人間も自然の一部です。今回の授業では人と自然のつながりを多様な視点から再発見していただきます。
<先生:玉野 宏(NPO創造の森代表理事、那須塩原市議会議員)>

■プログラム1:『地球と植物のリズムを感じる、農業体験』
NPO創造の森の畑では、バイオダイナミック農法に学びつつ、無農薬有機農法で野菜を作っています。バイオダイナミック農法とは通常の有機栽培とは違い、さらに一歩進めて地球と植物のリズム、植物と天体(太陽、月、星)の関係性を考慮に入れた農法です。大地は朝になると息を吐き、午後になると息を吸う、という一日のリズムがあり、薬用植物には、朝に植物内の液流が上昇するリズムがあります。農地を単に作物を作るための場所としてとらえるのではなく、「農地も地球大地の一部であり、自然の要素や宇宙のリズムと深く結びついている」という考え方の基、種まき、定植、収穫なども天体のリズムに応じて最良のタイミングで行います。このような考えに基づいた畑は、地球大地の中のひとつの生命体として息づき、そこに生まれた植物は、人や環境に更なる生命力を吹き込み、生き生きと輝かせてくれます。
<先生:安斉 裕司(NPO創造の森副代表理事)>

■プログラム2:『生命を食すということ、食育講座』
日本の食文化は今や国境がなく、とても多彩で豊かである反面、若者の間にもメタボリックシンドロームが急増し、健康が危ぶまれています。もう一度人間が生きる基本である食生活を見直すこと、つまり地産地消を通じた食育普及の必要性がでてきました。地産地消とはなにか、オーガニックとはなにか、自然環境に恵まれたNPO創造の森の農園レストランを舞台に、自家栽培の有機野菜の洗練された料理を食しながら、「食べること」の意味を“生命を食す”という観点で学びます。まず、昼食を食べていただき、畑を見る。そして農業体験を終えた後に夕食。そこで感じることのできる自然と人の豊かな関係性や、本当の意味で安全な料理に舌ではなく細胞が喜ぶ感覚は、人間が生きる上で大切なことを学ばせてくれることでしょう。
<先生:玉野 寛(NPO創造の森副代表理事・創造の森農園レストランシェフ)>



■プログラム3:『自然と農と文明の融合、マイクロ水力発電施設見学』
明治18年に開削された那須疎水は日本三大疎水のひとつです。不毛の地といわれた那須野ヶ原地区を大規模な水田地へと生まれ変わらせました。この地域に張り巡らされている疎水の自然落差を利用してマイクロ水力発電施設が設置されており、全体で460KW発生させています。調整池の反射光を利用した太陽光パネルなどもあわせると那須野ヶ原地区のエネルギー自給率は44%にも達しています。この授業ではこういった自然とともに生きてきた人間の知恵を学んでいただきます。
<先生:星野 恵美子(那須野ヶ原土地改良区連合事務局長)>

■プログラム4:『観光地のもうひとつの顔、産廃処理場見学』
塩原温泉郷や板室温泉郷など観光地として栄えてきた那須塩原市ですが、実は恵まれた自然のなかにひっそりと隠れるように120もの産廃処理場が存在しています。産廃処理場を作ることが悪いとは言えませんが、この現場を見ながら、“生活”と“自然”と“廃棄物”の関係性をもう一度考えてみる授業をデンマークの政策事例など交えながら行います。
<先生:ケンジ・ステファン・スズキ(S.R.A.Denmark、風のがっこう代表)>

■プログラム5:『自然から生まれる想像力を育む、創作体験』
那須の山の中に静かにたたずむ「自然と感性が交わる、創造の小さき庭」をコンセプトに造られた“アート・ビオトープ”という体験の場があります。今回の授業では、まずここに隣接する自然にあふれる敷地内を散策していただきます。大地に息づく自然と触れ合うことで開放される感性に耳を澄ませてみましょう。その後は、自然の中で敏感になった感性を持ち帰り体験スペースにて器の絵付けを行います。大地の生きる力を感じることで開放される想像力、そこからモノを生み出す楽しみを体験できることでしょう。今回絵付けした器はお土産になります。(後日配送いたします。)
<先生:山中 秀人(通称:ヒゲ爺)>

■プログラム6:『自分の中の自然を感じる、芸術オイリュトミー体験講座』
オイリュトミーとは「美しいリズム」という意味のギリシャ語とドイツ語に由来しており、言葉や音楽の響きを身体に染み込ませていく動く運動芸術です。“あたま”と“こころ”と“からだ”をまるごと使うことで、生命力と意識の力を結び付けていきます。今回のオイリュトミー授業では人間の外側にある自然ではなく、内側から自分自身に宿る地・水・火・風といった自然元素に触れていただきます。これは生きている私たちにとって、より彩り豊かに“生きる”ことの意味を与えてくれることでしょう。
<先生:渋谷 智栄子(オイリュトミスト、創造の森保育園オイリュトミー講師)>

【当日の流れ】
<1日目:2007年10月13日(土)>(食事:朝× 昼○ 夕○)
08:00 シブヤ西武A館(渋谷区宇田川町21-1)前 集合08:30 シブヤ西武A館前 出発(バス内で、自己紹介などを行う予定)
11:30 創造の森到着~昼食をとりながら先生挨拶
12:30 昼食終了~創造の森出発
13:00 マイクロ水力発電施設見学
13:40 マイクロ水力発電施設出発
14:00 産廃処理場見学(2箇所)
15:00 産廃処理場出発
15:20 風のがっこうで講義開始
16:10 講義終了、風のがっこうを出発
16:30 創造の森到着
16:40 農業体験開始
18:30 創造の森にて夕食をとりながら食育講座
20:00 創造の森出発、宿泊施設(二期リゾート関連施設)へ移動
23:00 入浴、就寝(任意)



<2日目:2007年10月14日(日)>(食事:朝○ 昼○ 夕×)
08:00 起床
09:00 食堂にて朝食
10:00 アート・ビオトープへ移動
10:30 森の散策開始
11:30 絵付け開始
12:30 創造の森へ移動
13:00 創造の森にて昼食
14:00 オイリュトミー体験開始
17:00 創造の森出発
20:30 JR渋谷駅到着 解散

※尚、当日の交通事情により、帰りの際の到着時間が変更となる場合もあります。予めご了承下さい。

【注意事項】

※1:バス、ガソリン、高速道路使用料、食事、宿泊、温泉、各種材料の代金として、お一人あたり「38,500円」をご旅行代金として頂戴いたします。

※2:お申し込み頂いた方には、トップツアーより内容確認および振り込み案内のメールをさせていただきますので、メール到着より5日以内にご入金ください。
ご注意:キャンセルの際は必ずトップツアーまでご連絡いただきますようお願い申し上げます。
(トップツアーTEL:03-3231-0431 担当:木原)

※3:最少催行人員は18名以上とし、添乗員は同行、バスガイドは乗務いたしません。

※4:雨天の場合は、一部プログラムを変更の上、実施いたします。

※5:農業体験のための、汚れてもよい動きやすい作業着(ジャージ等)、長靴、または汚れてもよい靴、オイリュトミー体験のための、軽い運動のできる服装をご持参ください。夜は冷え込みますので防寒着をご持参されます事をお勧めいたします。

※6:宿泊施設は二期リゾート関連施設で、相部屋利用となります。浴衣・タオル・歯ブラシ(洗面具)・石鹸等はございませんので各自にてご用意ください。トイレ・お風呂・洗面所は共同です。

※7:お客様の個人情報はお客様との連絡のために利用させていただく他、お客様がお申し込みいただいた旅行において運送・宿泊機関などの提供するサービスの手配及び受領のための手続きに必要な範囲内で利用させていただきます。運送・宿泊機関などへの個人情報の提供について同意の上お申し込みください。また、お電話にて受付後、詳しい旅行条件を説明した書面をお送りいたしますので事前にご確認の上、お申し込みください。

【旅行企画・実施】
国土交通大臣登録旅行業第38号
日本旅行業協会会員/ボンド保証会員

トップツアー株式会社八重洲支店
〒103-0028 東京都中央区八重洲1-8-17 新槇町ビル6F
総合旅行業務取扱管理者:青木 邦博
担当者:木原 啓介

総合旅行業取扱主任者とは、お客様の旅行を取り扱う営業所での取引責任者です。この旅行の契約に関し、担当者からの説明にご不明な点がありましたら、ご遠慮なく上記の総合旅行業取扱管理者にご質問下さい。

先生

[ NPO法人創造の森 代表理事、那須塩原市議会議員 ]

玉野  宏

1979年創造の森を設立後、健全な幼年期をすごせる幼児教育の中でシュタイナー教育に出会い、霊学の観点から子供の教育を深めるため、日本ルドルフシュタイナー幼児教育者会を設立。ドイツ、イギリス、アメリカで幼児教育、学校、病院、農場、教員養成所、キャンプヒル等の活動を通じて人智学を学び、国内での実践の場として、1985年に那須塩原市で農園と農園レストランを始める。1993年より那須塩原市議会議員も務める。2007年、自然との共生を考えつつ持続可能な生活を都市や地域の人と人の間に活かす目的を持ってNPO法人創造の森を設立、代表理事に就任。

教室

創造の森(那須塩原市)/アート・ビオトープ那須(那須町)

創造の森は、「Harmony with Nature~自然との共鳴~」を基本コンセプトとして、教育、農、食、エネルギー、芸術、景観という6要素の視点から、人々が「自然と共に生きる」ということの意味やつながりを再確認し、持続的に、そして必然的に豊かな生活をおくることのできる地域社会、そしてライフスタイルのモデルの創造を目指すNPO法人。現在、シュタイナーの人智学に基づく保育園と、隣の畑で取れた安全で高品質な有機野菜を味わえる「出会い」をコンセプトにした農園レストランを運営中。

アート・ビオトープ那須は自然とアートの未来を考え作られた体験施設。二期倶楽部敷地内の深い森の中に長期宿泊できるレジデンスと、広範囲の作品作りができる電気炉をもつガラス工房、磁気や陶芸の製作、電気窯はもちろん手作りの楽焼窯で屋外の焼成も可能な陶芸工房を併設する。これらを中心に、創作のワークショップや展覧会、自然に親しむエコツーリズムなどを行なっている。

所在地
栃木県那須塩原市・那須町

電話:090-1479-6419