シブヤ大学

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田邉さんもまた、Airbnbは単に宿泊場所を提供しているのではなく、「人を介して、よりディープな体験ができるところがおもしろいところ」だと述べています。より多くの人を満足させることではないけれど、世界中から10人でも20人でもそれを体験したいという人がいれば、本当にユニークな旅の体験を実現できるプラットフォームなわけです。

渋谷というまちは、そうしたユニークネスの集積であり、それとの出会いであるとすれば、その出会いをどのように誘発していくのか、というのが次の議論になりました。SNSを使った人々の発信を促したり、渋谷で行われている出来事を知らせるアプリケーションをつくったり、ディープな場所を巡るツアーを企画したりと、金山さんと観光協会で行っているさまざまな取り組みもご紹介いただきました。

都市想像会議第七回「観光×都市」会場とスクリーン

また、会場からの意見として、渋谷にあるさまざまな企業が果たす役割もあるのではないかという意見が出されました。金山さんからは「まさにそうで、企業もそこで働く人たちも、地域資源をプロモートする役割を担うプレイヤーとして、例えば地域の祭りを支える担い手になってもらうという取り組みもしている」のだという話もありました。

都市想像会議第七回「観光×都市」会場の皆さん

会議を通じて、都市観光は、都市を構成する人々それぞれの営みが資源となっていくという、ひとつの人と人の交流、あるいは生態系ともいえるようなアクティブなつながりなのかもしれないと思わされました。

より詳細な内容は議事録をご覧ください

都市想像会議第七回「観光×都市」会場

最後にみんなで記念撮影