シブヤ大学

授業レポート

2012/1/31 UP

Hello Ebisu!~恵比寿の「人」を映像で取材してみよう!~

久しぶりの雨降り。朝の恵比寿。
この日は朝から夕方までたっぷりと時間をつかって、恵比寿と向き合う授業でした。


“恵比寿の人”を映像で取材してみよう、という声かけで開講された今回の授業には、
映像が好きな人、人と話すのが好きな人、文章を書くのが好きな人、恵比寿の街が好きな人が集まりました。


最初に3~4人ずつの班に分かれて自己紹介。
この班のメンバーで街に取材へ出かけます。
あらかじめ取材のご協力のお願いをさせていただいた恵比寿の「人」を訪れ、恵比寿に関するお話を聞き出し、映像を撮ってくる、というのが今回のチャレンジです。


まず午前中は、編集や撮影のプロである松本典子さん、川内イオさん、佐藤隆俊さんの3人の先生方から取材のコツを教わりました。


【ポイント①】 最初は雑談からはじめて、まずは相手に話しやすい場をつくろう!
「今日はリラックスして、気軽に話してくださいね」と最初に言ってみるといいよ、という川内さんのアドバイスが印象的でした。
雑談の中で後の取材につながるキーワードを見つけておくのもポイントだそうです。


【ポイント②】 ビデオカメラを効果的に使ってみよう!
今回使ったカメラは、一般家庭用のハンディカム。
佐藤さん(愛称オヤビン)から、基本的なビデオカメラの使い方、アングルの捉え方を教わりました。
質問ごとにアングルを変えたり、手ぶれの解消のためにカメラをうねうねと動かしたりという、ちょっと上級なワザも教わりました。


【ポイント③】 チームメンバーで役割を決めよう!
それぞれのチームで、インタビューする人、カメラを回すひと、ディレクション(&タイムキープ)をする人という3つの担当を割り振りました。
ディレクションをする人は、カメラの枠に邪魔なものが映りこんでいないか、バックの音がうるさくないかなど、他のメンバーが気付かない細かいことにも気を配ります。


そのまま練習タイム!
さらに、取材の質問項目と、各チームが取材にいく人のプロフィールを確認しました。


どうして恵比寿に住んでいる(働いている)のですか?
恵比寿のまちのどこが好きですか?
最近恵比寿でほっとしたことはなんですか?
などなど。
インタビューから、恵比寿のまちの素敵なところや、面白エピソードをうまく引き出すのが目標です。


お昼ごはんは恵比寿ストア内の、遠州屋さんというお弁当屋さんのお弁当をいただきました。
遠州屋さん、授業コーディネーター新谷さんのお家、そして新谷さんのオフィス、という3つの場所に別れてランチタイム。
恵比寿のローカルな場所で、取材前の緊張感とともに食べるお弁当は格別でした。


お昼ごはんの後は、早速取材タイムです。1つの班で2人の方に取材に行きました。
今回取材に応じてくださったのは
1班…池田史子さん&後藤寿和さん(gift_lab)、菅原睦子さん(NPO法人ぱれっと)
2班…横山豊吉さん(三葉商店という八百屋の店主)、NUMAさん(ライター/フォトグラファー、DJ)
3班…ときたまさん(ことば家、アーティスト)、湯本昌造さん(一撃トレーナー)
4班…丸一未沙さん(Be-STAFF ヘアメイクアップアーティスト)、良知栄夫さん(遠州屋の店主)
5班…並木さん(恵比寿商店街の重鎮)、山地誠さん(レストラン「ジョエル・ロブション」総支配人)
の10名の方々です。


取材に行くまでは、どの班のメンバーもちょっとずつ緊張と不安がありましたが、
いざ取材が始まると、質問に答えてくださったみなさんが、とてもユニークな恵比寿トークをしてくださいました。


取材から帰ると、まずは班ごとに撮ってきたビデオを見直します。
最後に、各班数分ずつ、みんなでビデオを見せあい、取材の発表をおこないました。
30分ほどかけて聞いてきたお話を、ほんの数分のビデオ映像で人に伝えるのは難しいですが、これも取材の醍醐味なのかも。


映像の中の“恵比寿の人”は、恵比寿の良さをたくさん伝えてくれました。
スマートで洗練されたイメージを持ったオシャレな街でありながらも、実は昔ながらのお祭りや町会対抗の運動会が盛んなアツいまち。


ハロー!恵比寿!
恵比寿がもっと好きになりました。


取材に応じてくださったみなさま、取材のコツを教えてくださった先生方、
そして授業に参加されたみなさま、
ありがとうございました。


(ボランティアスタッフ 角谷七瀬)