シブヤ大学

授業レポート

2023/12/5 UP

【シリアスゲームであそぼう!】 

ボードゲームで学ぶ、お金と社会

こんにちは。シブヤ大学ボランティアスタッフの佐々木です。
今回は11月18日に行われた「シリアスゲームであそぼう! お金と社会」のレポートです。
場所はケアコミュニティ・原宿の丘です。今回は、20代から60代まで様々な年代の方が集まりました。大人も真剣に遊びながら投資を学べるゲームの様子をお届けします!

今回ご登壇いただいた先生は、合同会社FPal(エフパル)の方々です。エフパルさんは、若手社員や学生を対象に、ゲームを通して資産形成や投資について主体的に学ぶ研修の機会(アクティブラーニング)を提供していらっしゃいます。
ゲームのラインナップは8つほどありますが、今回はそのうちの「Roll Over」を体験します(ボランティアスタッフの佐々木もガッツリ参加してます)。 ノートパソコンで作業をしている人たち<br />
<br />
中程度の精度で自動的に生成された説明 グループに分かれてまずは自己紹介タイム。
これまでの投資経験や興味を持ったきっかけ、興味のある投資などについて話し、お互いを理解したところでゲームの説明を聞きます。ゲームの舞台は仮想の「とある世界の小さな王国」で、参加者は国王が出すミッション「所持金100万円を使って、投資で目標額をクリアする」というお題に挑むことになります。
普通の投資では当初の購入価格が将来いくらになるか分からないけれど、このゲームでは配られるカードに各金融商品が、1年後や2年後にどのように価値が推移していくかのヒントや配当金のあるなしが示されています。
参加者はこのカードの情報を基に、どの商品を購入するか、いつのタイミングで売却するか見極めてゲームを進めます。ゲームなのでゲームの中で得するか損するかはサイコロの目にゆだねられていますが、金融商品は米国債券、株、普通預金、投資信託、宝くじなど様々で、ゲームを進めるうちにどの商品がどのような特徴(メリット、デメリット)があるのかがなんとなくわかってきます。
ちなみに私は、田舎に山を買ったらすごく利益が出て、新たな発見でした!  また、銀行役がいたり、実際にアセットシートがあったり、引いたけどいらないカードはマーケットに放出したり、ゲームを進めるうちに、なんとなく投資の世界で人々がどんな風に動いているのか、自分はその中でどのように判断しているのかも視覚化されるような仕組みになっています。テーブルを囲む人々<br />
<br />
中程度の精度で自動的に生成された説明 最後に目標額をクリアした人がどのような戦略を使ったか、どのような気付きがあったかを共有しました。 私自身、リスクの大きさや利益が出るタイミングは商品によって違うことや、配当金はありがたいこと、余裕をもって投資額を決定しなくてはならないことなど、勉強になっただけでなく、自分のメンタルの特徴や投資傾向など、ゲームを通して自分を知る機会にもなりました。
金融教育とゲームはベストマッチかもしれません。今後もゲームを通した課題解決の学びの可能性に注目していきたいと思います!

(レポート:佐々木織恵、写真:松本浄)

合同会社Fpalの詳細はこちら▶︎ https://fpal.jp/