シブヤ大学

先生紹介

[ 京都大学保健管理センターー・助教、医学博士 NPO大阪ライフサポート協会・副理事長 ]

石見 拓IWAMI TAKU

千葉県出身。1996年、群馬大学医学部卒業。循環器内科医として研鑽を積む中で、心臓病患者の多くは病院に搬送される前に亡くなり、病院到着後の治療ではこのような方達を救えない事実に直面、病院前救急医療体制の充実や心肺蘇生普及の重要性を知る。その後、大阪に移り、病院外で心停止となった方々に対する救急医療体制を検証するプロジェクトに加わる。大阪大学医学部医学研究科・生態統合医学(救急医学)博士課程修了。京都大学大学院医学研究科・臨床研究者養成コース修了、2006年4月より現職に就任、現在に至る。
市民への心肺蘇生の普及・啓蒙活動に従事、その効果検証にも力を入れる。前述のプロジェクトで、心臓マッサージだけのカンタンな救命処置でも効果があることを証明するとともに、NPO 大阪ライフサポート協会「PUSHプロジェクト(http://osakalifesupport.jp/push/index.html)」では『心臓マッサージ+AED』からなる簡易講習会の普及を目指し、各地で講習会・講演会を開催。その取り組みは国内のみならず、海外でも注目を集めている。

「心肺蘇生の素晴らしさは、誰もが出来るシンプルな技術、少しの知識と勇気で、いのちを救うことができるところ。医療は専門家がやるもので、遠い世界の出来事のように思われがちですが、心肺蘇生という究極の状況で一番の力になるのが、誰にでもできる心臓マッサージと倒れている人に近づく勇気だということを、多くの人に知ってもらいたいと思っています。」

プライベートでは大の千葉ロッテマリーンズファン。アウトドア好き、将来の夢はログビルダー。得意料理はダッチオーブン(鉄鍋)を使った鳥料理等。

※プロフィールは授業開催時の情報です。
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