シブヤ大学

【オンライン開催】世界中が”知っている”トランプの魅力(マナビ編)

14:00-16:00
  • 秋山 真琴、草場 純 [ゲーム研究者]
参加費
無料
定員
30名
参加対象
どなたでも(今回は座学の授業となります)

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入りください。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来かねる場合がございますのでご留意ください。
【参加】授業の途中退場はご遠慮ください。「日時」に記載しております授業時間にフルで参加できるものにお申込みください。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
※1:定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、授業前日の10:00まで先着順でお申し込みを受付いたします。お電話、メールでのキャンセル待ちの受付はしておりませんのでご了承ください。
※2:中学生以上を対象にしています。
※3:持ち物⇒筆記具。
授業へお申込みいただいたみなさまへ

「緊急事態宣言」への対応のため、本講座の会場利用ができなくなってしましました。
大変申し訳ございませんが、オンラインにてZOOMを利用した講座へ変更させていただきます。
参加用ZOOMのURLはメールにて、お送りさせていただきます。メールが到着していない場合は、大変お手数ですが、シブヤ大学へご連絡いただけますようお願いいたします。連絡先:info@shibuya-univ.net
このような社会状況の中、シブヤ大学の講座へお申込みくださり誠にありがとうございます。

「神経衰弱」「ババ抜き」「七並べ」と聞けば、トランプゲームであることは誰にでもが分かります。
そんなトランプに、遊び方がもっともっとたくさんあり、歴史の中で進化してきたことを知っていますか?

古今東西のトランプゲームのルールをまとめた書籍『トランプゲーム大全』赤桐裕二/著(スモール出版)には約250種の遊び方が紹介されています。世界中を探せば、そして、過去に遡ればもっともっとたくさんのルールが作られていることでしょう。
もしかしたら、一生をかけても遊びきれないほどの膨大な歴史があるかもしれません。

この授業では、少なく見積もっても500年以上の歴史を持つトランプの楽しさについてじっくりお話しを聞きます。
先生としてお呼びしたのは、トランプゲーム勉強会を主催する秋山真琴さん、草場純さんです。
お二人ともアナログゲームの愛好者・研究家として活動されています。
勉強会ではトランプの歴史を追いかける大人たちが仕事終わりに集まり、たくさんのトランプゲームを遊び、世界各国の貴族や市井の人々が楽しんできた歴史を追体験しています。

昨年の10月には、トランプの魅力(アソビ編)として「大人も思わずハマってしまう」トランプゲームを体験しました。

今回の講座では、トランプの歴史を深く知るためにお二人のトークイベントとなります。
秋山さんには、トランプに隠されたモチーフのお話しやコレクションアイテムとしての魅力などをうかがいます。
そして、草場さんからはトランプのゲームの進化について、とくに「トリックテイキング」と呼ばれる欧米で盛んに遊ばれているゲームが歴史の中でどんな変化をしていったのかについてうかがいます。
授業の最後には、お二人の座談会形式で「なぜこんなにもトランプは人を惹きつけるのか?」について、参加者の皆さんから質問をいただきながらワイワイお話しいただこうと思っています。

今回の講座では、スタンダートな世界史には登場しない、けれども人々に常に寄り添う「遊戯」を通して、現在を生きる私たちと過去を生きた人々の「生活の楽しみ」に目を向ける時間を作りたいと思っています。

ちょっとお堅い紹介文を書いてしましましたが、とにかく面白いトランプの魅力と、そこに隠された文化を見つける楽しみを、みなさんと発見できればと思います。

お正月に修学旅行に定番の、よく知っているとみなさんが思っているトランプゲーム。その深遠なる世界に触れてみませんか?
当日は、この魅力に頭の先までどっぷりとつかりこんだ先生たちが、ガイドとなってくれますよ。

この授業では、トランプゲームの歴史などを知る座学中心の「マナビ編」です。ゲームを遊ぶ時間は予定しておりません。

【当日のスケジュール】(予定)
1)オープニング 5分
2)先生紹介 5分
3)秋山さんのお話し「アイテムとしてのトランプの魅力」 30分程度
4)草場さんのお話し「トランプゲーム、トリックテイキングの歴史と魅力」 30分程度
5)座談会「なぜこんなにもトランプは人を惹きつけるのか?」 30分程度
6)エンディング 5分

(授業コーディネーター:田中佳祐)

先生

秋山 真琴

1984年生まれ、東京都品川区在住。会社員として商社に勤務する傍ら、ゲーム作家としてマーダーミステリー、推理ゲーム、リアル謎解きゲーム、ゲームブックを制作。代表作は『ループ探偵の憂鬱』『修道院はどこに消えた?』『おおかみ住まうおうちからの脱出』等。2012年よりボードゲーム会ミスボドを主催し、累計12,000人に遊びの場を提供(現在はコロナ対策でお休み中)。2016年よりヤポンブランドで、国産ゲームの発展を支援。2019年より草場純氏と共に、古い年代のトランプゲームを研究するトランプ勉強会を主催。趣味はトランプの蒐集で、コレクションは300種以上。

[ ゲーム研究者 ]

草場 純




1950年東京北区の生まれ。1974年東京学芸大学を卒業後、都内公立小学校に勤務。1982年ゲームサークルなかよし村を立ち上げ、現在1960回以上の例会を開き、継続中。2000年に仲間とゲームマーケットを立ち上げ、2009年まで主催。2006年退職とともに日本の創作ボードゲームを世界に問うプロジェクト「ヤポンプランド」を立ち上げ、ラブレター,街コロなどの傑作を世界に送り出す。著書は書苑新社『ゲーム探検隊』、主婦の友社『夢中になるトランプの本』、スモール出版『遊びの宝箱』など。遊戯史学会で江戸時代の盤双六に関する論文を3本発表。現在、数学セミナー誌に「アナログゲームの数々」を連載中。