シブヤ大学

「冒険」の未来。あるいは「極地冒険家と考える人間社会」の未来。

19:00-21:00
  • Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/ COURT
  • 荻田 泰永 [北極冒険家]、村上 祐資 [極地建築家]、伊藤 剛 [asobot inc.代表 / シブヤ大学 理事]
参加費
無料
定員
80名
参加対象
どなたでも

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
※上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき1組のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入りください。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来かねる場合がございますのでご留意ください。
【参加】授業の途中退場はご遠慮ください。「日時」に記載しております授業時間にフルで参加できるものにお申込みください。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
※1:本授業は2018年11月10日(土)10時より先着受付です。
※2:定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2018年12月6日(木)10時まで先着順でお申し込みを受付いたします。お電話、メールでのキャンセル待ちの受付はしておりませんのでご了承ください。
地球上には「極地」と呼ばれる場所があります。たとえば、それは北極であり南極。または、ヒマラヤ山脈などの高地や広大な砂漠のような「僻地」とも呼ばれる場所。そんな「人間」が暮らすのには決して適さない場所に、一時的とは言え自ら身を投じる人たちがいます。登山家でもなく旅人とも違う、そんな彼らのことを人は「冒険家」と呼びます。

今回は、その中でもタイプが大きく異なる二人の極地冒険家を先生にお招きしたいと思います。「移動型」冒険家の荻田泰永さんと、「定住型」の村上祐資さんです。



荻田さんは、20年にも渡って「無補給単独徒歩北極点到達」を目指している北極冒険家で、数々の実績から2017年度の「植村直己記念冒険賞」を受賞しました。また2018年には、南極点の無補給単独徒歩到達に日本人として初の成功を収めています。

一方の村上さんは、一風変わった「定住型」の冒険を試みている方です。たとえば、第50次日本南極地域観測隊に越冬隊員として参加し、昭和基地に15ヶ月間滞在。



また、長期の模擬火星実験「Mars160」では副隊長に選ばれ、以降も地球にある二つの模擬火星環境で計160日間の実験生活を完遂し「世界で一番火星に近い男」とも言われています。



こんなお二人から「冒険の体験談」を聞くだけでもとても貴重な機会ですが、今回はシブヤ大学のテーマ型授業「○○の未来」シリーズの一環として授業を行うため、私たち人間社会のこれからについて、冒険家のお二人と一緒に考えてみたいと思います。

未知との遭遇時に、何を信じてきたのか。予定不調和な環境で、何を心の拠り所にしたのか。本当に怖いことは何だったのか。変わり映えのない退屈をどう克服したのか。非日常で日常をどう作ったのか。心の底から欲することは何だったのか…等々。



ある意味では、私たち一人ひとりが「誰も経験したことのない未知(未来)」へと歩む冒険家。日々の情報が多くなりすぎて、つながりが増えすぎて、全てが便利になりすぎて、本当に大切なことが見えづらくなったこの時代だからこそ、極地冒険家たちが経験してきたシンプルかつ研ぎ澄まされた「生存への知恵」は、きっと私たちのこれからに役立つヒントがあるはずです。



【授業の流れ(予定)】
18:30 受付開始
19:00 第1部「北極冒険家」とは?(荻田泰永先生)
19:30 第2部「極地建築家」とは?(村上祐資先生)
20:00 第3部 トークセッション(荻田泰永×村上祐資・モデレーター:伊藤剛)
21:00 終了/記念撮影

※ 授業後、アンケートのご記入にご協力をお願いいたします

授業コーディネーター:伊藤剛(シブヤ大学理事)

先生

[ 北極冒険家 ]

荻田 泰永

1977年生まれ。神奈川県愛甲郡愛川町出身、北海道上川郡鷹栖町在住カナダ北極圏やグリーンランド、北極海を中心に主に単独徒歩による冒険行を実施。
2000年より2017年までの18年間に15回の北極行を経験し、北極圏各地を9000km以上移動してきた。世界有数の北極冒険キャリアを持ち、国内外のメディアからも注目される、日本唯一の「北極冒険家」。
2016年には、カナダ最北の村グリスフィヨルドからグリーンランド最北のシオラパルクをつなぐ、1000kmの単独徒歩行を世界で初めて達成。
2018年1月5日(日本時間6日)南極点無補給単独徒歩到達に日本人初の成功。
2017植村直己冒険賞受賞。

[ 極地建築家 ]

村上 祐資

1978年生まれ。南極やヒマラヤなど、極地とよばれる厳しい環境にある美しい暮らし方を探すために、様々な極地の生活を踏査してきた。
2008年には、第50次日本南極地域観測隊に越冬隊員として参加し、昭和基地に15ヶ月間滞在。
The Mars Societyが計画を発表した長期の模擬火星実験「Mars160」では副隊長に選ばれ、2017年には、地球にある二つの模擬火星環境、米ユタ州ウェイネ砂漠のMDRS基地および北極圏デヴォン島のFMARS基地で計160日間の実験生活を完遂した。
続く2018年のMDRS Crew191 TEAM ASIAでは隊長を務めるなど、これまでに積み重ねてきた極地での生活経験は1000日を越える。

[ asobot inc.代表 / シブヤ大学 理事 ]

伊藤 剛

1975年生まれ。大学卒業後、外資系広告代理店を経て2001年にデザイン・コンサルティング会社「asobot(アソボット)」を設立。ジャーナル・タブロイド誌「GENERATION TIMES」の創刊や、「シブヤ大学」の設立など、「伝えたいコトを伝わるカタチに」をコンセプトに、さまざまなコミュニケーションプロジェクトを手掛ける。
また、東京外国語大学・大学院「平和構築・紛争予防専修コース」では、広告PR等のコミュニケーション戦略の視点から平和構築を考えるカリキュラム「ピース・コミュニケーション」を担当している。
主な著書に『なぜ戦争は伝わりやすく 平和は伝わりにくいのか』(光文社)、編著に『被災地デイズ』(弘文堂)、『earth code ー46億年のプロローグ』(ダイヤモンド社)などがある。

教室

Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/ COURT

2012年4月26日に渋谷駅前に新しく開業した複合タワー『Shibuya Hikarie』の8Fにあるクリエイティブスペース「8/(はち)」。そのフロアの中心に位置するコミュニティスペース「COURT(コート)」は、グリーンカーペットが印象的な、気持ちのよい空間です。作り手と使い手、個人と社会、地域と東京など、この場所を通じて世界とのつながりをつくるための広場です。

所在地
東京都渋谷区渋谷2・21・1・8F
電話:03-5468-5892
※場所の確認以外でのご連絡はお控えください。
授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。

最寄駅:東急田園都市線、東京メトロ副都心線「渋谷駅」15番出口直結。東急東横線、JR線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」と2F連絡通路で直結。

<連絡先>
シブヤ大学事務局  
03-3479-4285(10:00〜18:00)
070-5563-8840(授業当日のみ)
info@shibuya-univ.net