シブヤ大学

家族になるって、なんだろう。
〜養子縁組から考える家族のかたち〜

14:00-16:30
  • 渋谷男女平等・ダイバーシティセンター<アイリス>
  • 森 和子 [文京学院大学人間学部人間福祉学科教授]、古泉 智浩 [漫画家]
参加費
無料
定員
50名
参加対象
どなたでも

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入りください。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来かねる場合がございますのでご留意ください。
【参加】授業の途中退場はご遠慮ください。「日時」に記載しております授業時間にフルで参加できるものにお申込みください。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
※1:本授業の抽選は2018年1月24日(水)に行います。 (抽選予約受付は1月23日(火)24時までとなります。) 
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2018年2月2日(金)10時まで先着順でお申し込みを受付いたします。お電話、メールでのキャンセル待ちの受付はしておりませんのでご了承ください。
※3:託児(1歳以上の未就学児) をご希望の方は、お子様のお名前、年齢、性別を、シブヤ大学事務局 までメールにてご連絡ください。【託児の申込は1月23日(火)まで】
こどもが産まれたら、産んだお母さんは「母親」であり、その子どもとは「親子」であり、「家族」である。
戸籍がそれを証明し、周囲もそれを認識します。
でも、「互いの気持ちに共感しあい、互いを必要とし助け合うこと」、つまり、理解しあうコミュニケーションが生まれなければ、 「親子になった」とは言えないかもしれません。

「養子縁組」と聞いて思い浮かぶイメージは何でしょうか?
欧米、北欧では、「里親制度」や「養子縁組」は国の児童福祉政策の主軸で、要保護児童の里親(養子縁組含む)の委託率はアメリカ、イギリスで70%以上、隣の韓国でも40%以上。しかし、日本は15%以下に留まります。

たとえばスウェーデンは、施設で生活している子どもは少なく、社会的養護が必要な子どもは里親か養子縁組をすると言います。
その背景にはスウェーデンの社会が、
子どもは社会全体の共通財産であるから社会全体で支える
一人ひとりの子どもに責任を持つ親が存在しない状況を許さない
という考え方があります。

子どもが育つ過程で、大人からの愛情をどれだけ受けられるか。その大切さは、想像に難くありません。
文化や情勢は異なると言っても、これらの事例から「親子」「家族」そして血縁によらない親子・家族である「養子縁組」について学び、考えてみませんか?

授業の前半は、文京学院大学人間学部人間福祉学科教授の森和子さんから「養子縁組」について学びます。
日本の現状と各国の事例や、養子のアイデンティティの構成過程、そして「子どもの権利」について教えていただきます。
後半は、2014年に里親として子育てをスタートした漫画家の古泉智浩さんから「家族になること」について学びます。


里親になってからの日々、養子縁組をした経緯などについて伺います。

「家族」の多様性とその言葉の中にある可能性を考える、そんな授業です。


(授業コーディネーター:シブヤのみんなと作るアイリス講座プロジェクトメンバー)
このプロジェクトでは、授業づくりの経緯をブログに公開しています。
シブヤのみんなとつくるアイリス講座 プロジェクトブログ

先生

[ 文京学院大学人間学部人間福祉学科教授 ]

森 和子

国際基督教大学大学院教育学研究科博士前期課程修了。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士前期課程修了。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程在学中。
幼児教育に携わっていましたが、子どもの問題は親子・家族の視点から捉えていかないと改善が難しいことがわかり、家族や親子の問題を学べて実際に福祉の現場で援助できる所で仕事をしたいと思い、児童相談所で仕事をするようになりました。そこで乳児院や児童養護施設から里親家庭に委託され、家庭生活の中で生き生きと変わっていく子どもたちの姿を目の当たりにしたことから、より多くの子どもたちが愛情のこもった家庭という居場所を得ることができるよう活動しています。そして、大学では学生たちに生きた児童福祉を教えたいと日々奮闘しています。

[ 漫画家 ]

古泉 智浩

1969年生まれ。ヤングマガジンちばてつや賞大賞受賞。代表作『ジンバルロック』『ワイルド・ ナイツ』、原作漫画『青春★金属バット』、『ライフ・イズ・デッド』『死んだ目をした少年』『チェリーボーイズ』(2018年2月公開予定)が映画化。DVD『渚のマーメイド』原作・脚本担当。2015年に刊行した子育てエッセイ『うちの子になりなよある漫画家の里親入門』が話題を呼ぶ。2017年12月に続編となるコミックエッセイ『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』を刊行。
ブログ:古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』

教室

渋谷男女平等・ダイバーシティセンター<アイリス>

渋谷区文化総合センター大和田8F。男女平等と多様性社会の推進を目的とし、さまざまな問題を解決するための学習・活動・交流の拠点となる施設。男女平等・多様性社会推進のため、講座の開催や交流のための場の提供、各種情報発信を行なう。渋谷区による施設で、女性問題または男女共同参画推進に関する活動を行う区内在住・在勤・在学の個人または団体(登録が必要)が利用できる。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。

所在地
住所:東京都渋谷区桜丘町23-21 文化総合センター大和田8階
電話:03-3464-3395
※場所の確認以外でのご連絡はお控えください。
授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。

最寄駅:JR線、東急線、東京メトロ線「渋谷駅」より徒歩5分。

<連絡先>
シブヤ大学事務局  
03-3479-4285(10:00〜18:00)
070-5563-8840(授業当日のみ)
info@shibuya-univ.net