シブヤ大学

新しい映画鑑賞法のススメ〜目をつぶって、映画を観よう!〜

14:30-16:00
  • ケアコミュニティ・美竹の丘
  • 松田 高加子 [虹とねいろプロジェクト]
参加費
無料
定員
119名
参加対象
どなたでも

当日の持ち物
申し込み方法
上記受付期間中、当WEB上の申し込みフォームより先着順にて受付 ※定員になり次第、受付を締め切らせていただきます。※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
*当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。尚、会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。*バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。*当日は筆記用具を使用しますので各自ご持参下さい。
「物事の本質を見るために、私は目を閉じるのです」。この言葉は、かの有名なフランスの画家・ゴーギャンが言ったもの。「見えていることに惑わされず、心で感じることが大切」といった意味だが、心にメッセージを届けるために視覚的表現を大いに使うものがある。

例えば、映画。目をつぶって見ると、会話だけが聞こえてくる。そしてふと気づく。意外と会話のない時間が長いことに。映画は本とは違って、役者の表情や風景の描写という「言語にしない部分」を見せることで、心情表現をする。<主人公の男の子が、好きだった女の子に書いたラブレターを出そうと郵便ポストに向かう>シーンがあったとする。演出のポイントは、ポストの前で迷い手紙を入れるその瞬間の表情だ…。けれど、これは映像なしでは伝わらない。そこでこんな説明があったら…。<主人公○○は、郵便ポストにゆっくりと向かう。ポストに手紙を差し入れかけてて、引っ込める。ためらいながら再び差し入れる。〇〇は目をぎゅっとつぶる(ポトッ投函する音)」あぁ、僕にもあったな、その気持ち。

この授業では、そんな新しい映画の見方を体験していただきます。『音声ガイド付き』映画。これは本来、視覚障害者の方に映画を楽しんでもらうために始まったものの、まだまだその数は少ないのが現状。とは言え、難しいことは抜きにして、まずはみなさんにラジオドラマばりの絶妙な映画体験をしてもらって、この存在を知ってもらえたらと思っています。映画は総合芸術。視覚だけで楽しむものではないことにも改めて気がつくかもしれません。映画における視覚的なバリアを考え、映画のバリアフリーを一緒に考えましょう!映画「館」のバリアフリーなんてもう古い。シブヤ大学は、映画のバリアフリーを提案します。

*当日は筆記用具を使用しますので各自ご持参下さい。

先生

[ 虹とねいろプロジェクト ]

松田 高加子

2001年から、視覚障がい者の映画鑑賞環境を整える活動をしているボランティア団体に参加。視覚の障がいの有無を超えて、より多くの人と映画を楽しみたいと考え、地域と連携を取る活動体「虹とねいろプロジェクト」と並走中。字幕翻訳の学校で学んだスキルを転用して映画の音声解説を制作したり、見える人に知ってもらうための広報、施設の視覚障がい者対応の相談など少しづつ活動の幅を広げてきている。『全ての映画に音声解説をつけたいわ♪』をモットーに前進中!

教室

ケアコミュニティ・美竹の丘

渋谷1丁目の旧渋谷小学校跡地に建設された。全室個室の特別養護老人ホームを中心とし、ケアコミュニティ施設、保育園、介護予防施設などからなる複合施設。渋谷区の地域住民の文化および交流活動の中核として、既存のケアコミュニティ・美竹の丘を拡充整備した施設。多目的ホール、会議室、レクリエーションホール、集会室、クラブ室、和室などがある。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。
*スロープ、エレベーター、点字タイル設置

所在地
渋谷区渋谷1-18-9
電話:03-3486-4594
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、シブヤ大学:03-3479-4285までお尋ねください。)
最寄り駅:JR山手線・東京メトロ・東急東横線・京王線渋谷駅 下車 徒歩10分
<注意事項>
ケアコミュニティ・原宿の丘ではありません。


<当日の連絡先について>
電話:070-5563-8840
(※注)
場所についてのお問合せや、やむを得ない場合の当日キャンセルのご連絡の場合のみ、おかけ頂きますよう、お願いいたします。