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各授業詳細

【文化】

1/65億のセンサリージャーニー

 


2008年7月19日(土)14:00~15:30 教室:青山ブックセンター本店

レポートタイトル:

全国的な梅雨明けを迎えた19日、冷房の効いた青山ブックセンターの教室で、深夜ラジオのようにリラックスした対談形式の授業が行われました。
テーマは 「美しいものって何ですか?」。西村先生がまず30分、次に伊勢先生が30分、それぞれの「美しいもの」を語り、最後の30分で生徒さんらの感想・質問に答えてくれました。

■毎日繰り返されること

西村先生は"毎日繰り返されること"に美しさを覚えるといいます。
その一例として、先生のサウンドバムという活動で録音した、マレーシアにあるタマンネガラの森の「早朝の音」を聞かせてくれました。

鳥の声、動物や虫のうごめく音が幾重にもなって生まれるリズム...映像が無いぶんだけイメージが広がるのでしょうか。目を閉じると森に座っているような臨場感があって、驚きました。
この「朝の音」が夜明けの子午線とともに地球上を東から西へ動き、各地の生態系で音色を変えながら毎日グルグル回っていくようすを西村先生は「地球そのものが大きなオルゴールみたいだ」と表現しました。

■形容詞以前のこと

続いて西村先生が見せてくれたのは、漫画家・映像作家のタナカカツキさんが手がけたミュージック・プロモーション・ビデオと、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた宇宙の果ての写真(ハッブルディープフィールド)。
「うれしい」「悲しい」といった形容詞では言い表せない、心を圧倒するような"そのもの"の持つ力が素晴らしいと語ってくれました。

■旅のなかで見えた命の在りかた

伊勢先生は数々の旅で見出した「美しいもの」を紹介してくれました。

大小をふくめて6852もの島から構成される日本列島。およそ2年の歳月をかけて数多くの島を訪れてきた伊勢先生は、海を見据えて生きる人間の在りかたに、ひとことでは言えない尊さを感じたといいます。
石川県で発掘された約2000年前のおにぎりに対しては、誰かが誰かのために握ったその気持ちに震え、産卵を終えたサーモンたちの累々たる屍体を川辺で目にし、生と死の連綿としたつながりを感じたそうです。
その他、サハリンの国境線に咲く花の話など、伊勢先生の豊かな感受性と、知らないものを積極的に見に行く姿勢に関心しました。

■「美しい人は誰ですか?」

最後の30分は、生徒さんから興味深い質問がたくさん出されました。
なかでも僕が一番印象的だったのは「美しい人は誰ですか?」という質問に、西村先生が「美しいものに見入っている人は美しいよね」と即答したこと。
カ、カッコいい......!

確かにうっとりしている表情や微笑んでいる表情には優しさがあふれています。なるほど。そうだとすれば、西村先生、美しい人を見る人も美しくなり、「美しさ」は伝染していくんですね。

両先生の言葉のひとつひとつが刺激的だった授業。
「美しさ」を探す新しいアンテナを手に入れることができたような気がします。

(ボランティアスタッフ 松本浄)

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※1:本授業の抽選は7月7日(月)に行います。(抽選予約受付は7月6日(日)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、7月18(金)0時まで先着順でお申し込みを
受付いたします。
「美しいものって何ですか?」
そう聞かれたら、なんと答えるでしょう。
きっと答えは、一人ひとりさまざま。それは、ひとりの人間の内面をとっても、時間によって変化するくらい不確かなものかもしれません。

今回の授業は、「日常に見出す美しさ」をテーマにした、文筆家・伊勢華子さんとリビングワールドの西村佳哲さんによる対談です。
伊勢先生は、世界中を巡って、子どもたちに「たからものって何ですか?」と聞き、本などをつくっている文筆家。西村先生は『サウンドバム』という音の旅や、デザイン・ものづ くりの仕事を通じて、世界中を旅してきたおふたり。
今まで見てきたもの、聞いてきたものから「私が思う美しいもの」について、それぞれに語っていただきます。

「こころが開いている時だけ、世界は美しい」と語ったのは、哲学者ゲーテ。
あるのに見えないこと、ないのに勝手に見てしまうことがある。
日常の中のささやかなものに心を寄せる、“自分と世界”とのダイアローグです。

(授業コーディネーター:川村庸子)
伊勢 華子  文筆家 
東京出身。高校時代にイギリスにいって以来、ボスニア難民キャンプ、サハラ砂漠でのオアシスづくりなどで世界をめぐる。現在は、地図にない日本の島々をはじめ、人の描く国境線を超えて生態系を描く野草たちのオシバナ製作で環太平洋を歩く。著書に、世界各地の子どもが宝物や世界地図を描いた絵本『「たからもの」って何ですか』、『ひとつのせかいちず』、詩集『みみをすませば』、忘れられない13篇の物語がつづられる『せかいでいちばん美しいもの』、近著予定に、『サンカクノニホン-6852の日本島物語-』。このほかの活動に、『Kinki Kids』への作詞提供、NHK『視点・論点』出演など。

伊勢華子オフィシャルサイトへ


西村 佳哲  プランニング・ディレクター 
1964年東京生まれ。プランニング・ディレクター。つくる/教える /書く、三種類の仕事を手がける。代表を務める(有)リビング ワールドは、情報デザインやコミュニケーション・デザインを主領 域とするデザイン事務所。働き方研究家としての著書に『自分の仕事をつくる』(晶文社)『自分をいかして生きる』(バジリコ出版)がある。



今回の教室:「青山ブックセンター本店」

住所:渋谷区神宮前 5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア B2F
電話:03-5485-5511
最寄り駅1:JR山手線・埼京線・東京メトロ銀座線・半蔵門線・
東急東横線・京王井の頭線渋谷駅 下車 東口より徒歩10分。
最寄り駅2:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅 下車 徒歩8分。  
地図を見る

青山表参道付近では最大規模の書店。略称ABC。デザイン系の書籍が多いなど独特の棚展開で知られ、多くのファンを持つ。

http://www.aoyamabc.co.jp/

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではございませんので、車椅子の方、入場が困難な方は事前にシブヤ大学事務局までお知らせ下さい。当日スタッフが対応致します。

シブヤ大学事務局: Tel 03-3770-4285/E-mail info@shibuya-univ.net

 

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この授業への皆さんからのコメント

わたしにとってシブヤ大学の初めての授業でした。
伊勢さん、西村さんのお話を聞けたことが嬉しく
伝えていただいたことがとにかく楽しかったです。
本当にうまく言えませんが「喜怒哀楽の奥にある」ものを
自分の身体で精一杯受け取らせていただきました。
どうもありがとうございました!多謝。

2008年7月24日(木)2:06(まどろみ)
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1. 【シブヤ大学レポート】1/65億のセンサリージャーニー [■TREE TOP■] 2008年7月24日(木)14:27
シブヤ大学の講義に初めて参加してきました。
伊勢華子さん、西村佳哲さんによるシブヤ大学の講義。
時間ギリギリで間に合いました。

一時...

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カテゴリ:【文化】

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