シブヤ大学

授業レポート

2016/10/19 UP

自分を知ることでみえてくること。
(ありのままの自分とは?!〜明後日へのアクションに向けて〜)

自分らしさって何ですか?
何を持って自分らしさと言えるのか、自分で考える自分らしさは
本当の自分らしさなのか?
そんな問いを考えつつ、明後日に出来るアクションにつなげるという授業でした。



まずは、自分が知っている自分、他人が知っている自分を4つの窓(カテゴリ)に分類して理解していきます。主観的に見た自分と客観的に見た自分を知るのに有効な「ジョハリの窓」の手法で、グループでの対話をたくさん織り交ぜながらの「ありのままの自分」についてディスカッションをします。具体的には、

①自分が考える自分らしさ
②この授業に応募した理由
③休みの日の過ごし方
④好きなもの

の4点についてそれぞれ紙に書き出し、グループの中で共有します。この共有により、初対面のグループのメンバーの人間像をつかみます。




次に自分らしさに関する先生からの説法がありました。
先生からは、

・自分のイメージを守ること、(こうしないといけないという気持ち)という悩みが現実との不一致を起こすこと
・客観的に自分を見ることの重要性

などのお話が有りました。

仏教的には「自我を離れる」「仏性が生まれる」というようですが、盲点(他者から見た自分像で、自分の思う自分らしさとは異なるもの)に触れることが、自分らしさについて再考する良い機会になるということでした。

また、
■自分が考える自分と他者から見た自分像は一致しなくても良いんです。
■客観的に自分を見るには、視野を広げること=色々な人に会い、自分とは違った考え方をする人がいることを知ること。
■自分が考える自分と他者から見た自分像のギャップについても意識すること。

というアドバイスを頂きました。

そして、最初に共有した4点をもとに、それを聞いたグループのメンバーの方が考える、その人のイメージを交換し合います。その後、他者から見たイメージを聞き、自分の思う自分らしさとどのような差があったのか、またその差についてどのように感じたのかについて考えていきます。



初対面の人からの見られ方、初めて言われたイメージなど、当然ですがセルフチェックでは出てこない新たな自分像を、多くの方が感じられたようです。

さて、これからが後半のパートです。

ここからは、明後日から出来る「具体的なアクション」を考えてもらいます。




「自分の気持ちを少しずつでも伝えるようにする」
「1年以上会っていない友達に連絡する」
「友人や職場でもこれを試してみる」
など、様々なアクションが出ました。



授業を終えて出して頂いた感想を拝見すると、この授業だけでも様々な人との出会いや意見、考え方があったと思います。


こうやって感じたことを文字にして書くという行為も、意味がありそうだなと思いました。


最後は皆さんの笑顔が素敵でした!



(レポート:高橋正、写真:渡邉祥子、田中健太)