シブヤ大学

授業レポート

2023/12/1 UP

自分らしい生き方探求部「肩書きとわたし(私史) Vol.2 」

皆さんはこれまで、どのような肩書きを持ってきましたか?

例えば、、、副部長や委員長など何かのグループの代表という肩書きであったり、お母さん、お兄ちゃん、飲み会番長、、みたいなものも肩書きとも呼べたり、今の時代、副業などでさまざまな肩書きを持つことも珍しくなくなってきました。

この授業では、吉田さん(授業コーディネーター)、鶴間さん(ゲスト)のお2人の肩書きとライフストーリーを参考に聞かせていただきながら、参加者も一緒に自分の肩書きとストーリーを振り返ってシェアする、という内容で「肩書きとわたし」について深めていきました。

鶴間さんは、これまでにクラブのママ、デザイナー、講師、経営者という様々な肩書きを持たれていたとのことですが、必ずしも金銭的に稼いでいるからといって、肩書きがしっくりきていたわけではないというお話が面白かったです。(クラブのママ時代がそうだったようです。)
水商売をやめて、自分ができることを考え、貯金を元にデザインの専門学校に通っていた時代は、稼ぎは減っても自分らしく生きている実感が持て、人生の中での満足度も上がっているというお話が、とても印象的でした。

後半のワークでは、
①今までの自分の肩書きと歴史を振り返る
②しっくりくる肩書きを考える
③全体自己紹介
の大きく3部構成で進められました。

シェアでは以下のようなバラエティ豊かな意見が出てきて、一人一人のお話をもっと聞いてみたい・・!と思える時間でした。
・今の母親という肩書に収まらず、「好奇心旺盛なインプッター」として活動していきたい
・高校時代に、サッカー部の彼女になる、という肩書きが得られた時の充実感を思い出しました(笑)
・一時的に無職だ、という肩書きに引け目を感じていたけれど、捉え方によってはこれからなんでもできる可能性に溢れているとも思えた

また、参加者からの感想を一部紹介します。
・順風満帆な人生を歩まなければいけないと思うところがあったがそれではおもしろくないと気づけた。
・参加者が能動的に生きていることが嬉しく、楽しかった。
・想像よりも初対面の方と深く話せて受け容れてもらえた実感を持てた。
・また今回のメンバーで集まれる機会がほしい。


この授業を通じて、自分らしい肩書きというのは誰かから与えられるものではなく、
常に変わり続ける自分を見つめながら、しっくりくる肩書きをつくり出していくものなのかもしれない…!と感じました。
今回の授業は2回目の開催で、3回目の開催も予定しているとのことで、自分の肩書きについて考えてみたくなった皆さん、ぜひ次回を楽しみにしていてくださいね!

秋の気持ちの良い晴れた日に、自分について振り返ってみるとても充実したひとときでした。吉田さん、鶴間さんありがとうございました!

(写真:竹鼻ゆか、授業レポート:深澤)