授業レポート
2020/5/25 UP
ジャズピアニストとあそぼう!vol.3
〜みんなの想い×即興演奏=!?〜
「外出自粛が呼び掛けられているいま、おうちに居ながら楽しむ時間が欲しい!」という想いから生まれたオンライン授業「ジャズピアニストとあそぼう!~みんなの想い×即興演奏=⁉」。3回の連続授業として開催されました。
先生は、ジャズピアニストで作曲家、編曲家としても活躍する谷川賢作さんです。
第3回目の授業は、
前半は前回に引き続き「音楽が生まれる瞬間を楽しむ show and tellの時間」、
後半は「ジャズ入門」として参加型のワークを行いました。
今回のshow and tellのお題は、「家にある変なもの」。参加者の皆さんに用意していただいたものをそれぞれのエピソードとともに紹介してもらいました。 今回も、思い思いの「変なもの」が集まりました。
・「さやいんげんの巨大な殻」 劇団のお土産。誰からもらったか分からない
・「日本全国スギダラケ倶楽部の会員証」 でも花粉症です
・「バンドソー(木を切る機械)」 古いスピーカーを直すのに旦那さんが買ったが全く使ってない。なぜかピアノ部屋にある
・「モンゴルからきた入れ物」 ウランバートルのサーシャの夜
・「紙粘土でつくったピンクの"うんちくん"」 息子が小学生のときに使っていた紙粘土の余りでつくった
・「LINEのマスコット”ブラウン"と"コニー"がピザになったマスコット」 なぜピザになっているのか分からない
・「ショップに置いてあるガラケーのモックアップ」 色違いで揃えている。動かないおもちゃ
・「引っ張ると中から骸骨が出てくるおもちゃ」 メキシコの「死者の日」にちなんだもの?
「ジャズとは即座と刹那のコール&レスポンスなんです」という賢作さんの言葉から始まった授業後半では、「一人、一民族」と仮定し、架空の言語で会話してみるワークを行いました。
ジャズミュージシャン山下洋輔、坂田明、そしてお笑いタレントタモリを中心に流行させた「ハナモゲラ語」を使って、喜怒哀楽でアレンジした「おはよう」、創造上の言語での「おはよう」を生徒の皆さんでどんどんリレーしていきます。
「正解はないです。躊躇したらダメ」「出来るだけ考えない!」賢作さんの合いの手で、最初は戸惑い気味だった生徒の皆さんも徐々にテンポよく、アレンジを効かせながら言葉のバトンを回していきます。
最後は、架空の民族になりきって自由なおしゃべりに挑戦。それぞれ工夫を凝らしたオリジナル言語がたくさん出てきました。リズムが面白かったり、語感が心地良かったり。聞いてるだけでも思わず笑みがこぼれます。
楽しみながら即興で言葉を作っていく様子は、まさにジャズのセッションのようでした。
頭で考えたり感情を抑え込んだりすることが多い日常のなかで、ただ自由に言葉を発したりそれを耳にすることは、とても新鮮な体験で、くすぐったいような嬉しさを感じます。
難しく考えず、シンプルに言葉や音楽で「あそぶ」こと。自分の気持ちを素直に表現すること。賢作さんはその楽しさを教えてくれました。
自宅に居ながら演奏を味える贅沢な時間になっただけでなく、おうち時間の多いいま、日常を楽しむヒントを見つけられた授業になりました。
(授業レポート:小野多瑛)
先生は、ジャズピアニストで作曲家、編曲家としても活躍する谷川賢作さんです。
第3回目の授業は、
前半は前回に引き続き「音楽が生まれる瞬間を楽しむ show and tellの時間」、
後半は「ジャズ入門」として参加型のワークを行いました。
今回のshow and tellのお題は、「家にある変なもの」。参加者の皆さんに用意していただいたものをそれぞれのエピソードとともに紹介してもらいました。 今回も、思い思いの「変なもの」が集まりました。
・「さやいんげんの巨大な殻」 劇団のお土産。誰からもらったか分からない
・「日本全国スギダラケ倶楽部の会員証」 でも花粉症です
・「バンドソー(木を切る機械)」 古いスピーカーを直すのに旦那さんが買ったが全く使ってない。なぜかピアノ部屋にある
・「モンゴルからきた入れ物」 ウランバートルのサーシャの夜
・「紙粘土でつくったピンクの"うんちくん"」 息子が小学生のときに使っていた紙粘土の余りでつくった
・「LINEのマスコット”ブラウン"と"コニー"がピザになったマスコット」 なぜピザになっているのか分からない
・「ショップに置いてあるガラケーのモックアップ」 色違いで揃えている。動かないおもちゃ
・「引っ張ると中から骸骨が出てくるおもちゃ」 メキシコの「死者の日」にちなんだもの?
「ジャズとは即座と刹那のコール&レスポンスなんです」という賢作さんの言葉から始まった授業後半では、「一人、一民族」と仮定し、架空の言語で会話してみるワークを行いました。
ジャズミュージシャン山下洋輔、坂田明、そしてお笑いタレントタモリを中心に流行させた「ハナモゲラ語」を使って、喜怒哀楽でアレンジした「おはよう」、創造上の言語での「おはよう」を生徒の皆さんでどんどんリレーしていきます。
「正解はないです。躊躇したらダメ」「出来るだけ考えない!」賢作さんの合いの手で、最初は戸惑い気味だった生徒の皆さんも徐々にテンポよく、アレンジを効かせながら言葉のバトンを回していきます。
最後は、架空の民族になりきって自由なおしゃべりに挑戦。それぞれ工夫を凝らしたオリジナル言語がたくさん出てきました。リズムが面白かったり、語感が心地良かったり。聞いてるだけでも思わず笑みがこぼれます。
楽しみながら即興で言葉を作っていく様子は、まさにジャズのセッションのようでした。
頭で考えたり感情を抑え込んだりすることが多い日常のなかで、ただ自由に言葉を発したりそれを耳にすることは、とても新鮮な体験で、くすぐったいような嬉しさを感じます。
難しく考えず、シンプルに言葉や音楽で「あそぶ」こと。自分の気持ちを素直に表現すること。賢作さんはその楽しさを教えてくれました。
自宅に居ながら演奏を味える贅沢な時間になっただけでなく、おうち時間の多いいま、日常を楽しむヒントを見つけられた授業になりました。
(授業レポート:小野多瑛)