シブヤ大学

学生特典があるお店 詳細

J-Cook ~出会いを待つカフェ~

J-Cook ~出会いを待つカフェ~

150-0001東京都渋谷区神宮前3-36-26
Tel:03-3402-0657
営業時間:[火~土]8:00~22:00(L.O.21:30)
       [日]11:00~18:00(L.O.17:30)
       定休日:月曜日

学生特典:
敦子さんに、名前で呼んでもらえます!!

■出会いを待っているお店 キラー通りから一本小道に入った場所に、ひっそりと、けれど確実にある。 それが、今回ご紹介する「J-Cook」。 ヨーロッパの街並みに溶け込んでいそうな佇まい。 扉を開けると、そこは気のいい常連さん達が思い思いの時間を過ごす空間が広がっています。 ご近所さんが家族で訪れて団欒していたり、顔馴染みが会合していたり、本を読んでいる人がいたりと お店をこの場所で営んで、26年目という年月の積み重ねを感じながら ゆったりと過ごせるお店です。 J-Cookで、いつも笑顔で迎え入れてくれるのが中尾敦子さん。 「私たちは、少しひっこんだ場所で、  お客さんが匂いを嗅ぎ分けるように見つけてくれるのを待っているんです。  人通りの多い表通りで、競争は疲れちゃう。  長く、よいお付き合い出来るお客さんと出会いたいって思っています。」 優しい声と、まっすぐな眼差し。訪れる一人ひとりと、いつも丁寧に接する姿が印象的に残っていました。 ■ 自分で考えて自分で選ぶ 敦子さんとお話しながら、思い出していたのは J-Cookに初めて訪れたときに感じたお店の印象と、敦子さんの話の中に通じるもの。 温かくて、オープン。けれど、心地よい緊張感がお店全体に漂っている。 今回、お話を伺いながら、その理由が少しわかった気がしました。 「自分でお店をやっていて思うことは、  いいことも悪いことも全部が自分の責任になる、ということです。  いくつか選択肢があったときに、  皆が選んでるから、とか、誰かに言われたからという理由で、そっちを選ぶことはしないで  自分で考えて、自分で選ぶ、それを大事にしてきました。  でも、人生かけているんだから、そうしたいし、そっちの方が私には合ってる。」 自分の人生だから、人のせいにはしないし、出来ない。 選んだことが、全て自分に返ってくる。 穏やかな口調の中に宿る、腹を括った人の強さ。 真っすぐに語りかけてきてくれる言葉を聞いていると、深い納得が伴います。 でもね、と少し口調が柔らかくなって、 「自分で考えて選ぶのは大事だけど、皆と違うってことだけがいいわけじゃない。  年を重ねてく中で思うのは、だんだんと人から何かを注意されなくなるから、  ただの天の邪鬼にならないようにしようとしています。」  柔軟さというバランス感覚が、長く愛される秘訣なのかもしれません。 ■カフェの先駆者。生ける伝説。 “J-Cook”の店名は、日本=Japanの“J”と、 敦子さんが、頭文字が“J”の歌手に好きな人が多かったからだそう。 そういえば店内に流れているのも、“J”azz。 「うちは、カフェという文化が世に浸透していなかった頃からやっています。  だから、最初、どういうお店かと説明することに苦労しました。  レストランと言ってしまうと、食事時間以外は営業していないようなイメージになってしまうし、  喫茶店だと、昔は、お茶は出来るけど、食べ物はナポリタンとかトーストしか置いてないような場所だったんです。  だから、よく『J-Cookは喫茶店なの?』と質問されました。  喫茶店でもないし、レストランでもない。  でも、食事が出来るというと、今度は『フレンチを出すところなの?中華?イタリアンなの?』と聞かれて…。  だから、店名に、『ごはん』の意味で“Cook”を入れました。  お茶も出来て、本も読めるけど、日本人がつくる洋食も食べられる…。だから、J-Cook。」 カフェの走り、生ける伝説のお店だと、どこかで聞いたことを思い出しました。 食事をつくってくれるのは、気のいいお父さんという雰囲気のご主人。 実は、国内外、数々の有名ホテルの調理場で修業を積んできたという腕前は、食べれば納得の代物。 毎日、黙々とおいしい食事を出してくれます。 2人の出会いは?とお聞きすると 「私が18歳のとき、学生アルバイトで入った先で出会ったの。  片田舎の学生に、海外を見てきた人の視野の広さが衝撃的でしたね。 価値観を変えられました。」 そこに惹かれたのかもしれない、ふふふ、と笑う様子に かわいらしさもあるなんて、ああ、素敵!と思うと同時に 皆、きっとこの笑顔に会いに来ているに違いないと確信しました。 【特典を受けたい方は】 口頭で「シブヤ大学の学生です。」とお店の人に伝えて頂くか、もしくはこのページをプリントアウトして頂き、お店へ直接ご持参ください。


取材:中里希、amiron(写真)  ※取材日:2012年4月7日【カテゴリー:表参道・食べる】