ショートフィルム★ストーリー

「ショートフィルム」をご存知ですか？通常、映画館で観る2時間程度の「長編映画」と違い、1分程度のものから、30分程度までのいわゆる「短編映画」。普通のものより短い分、新人によるアイディアが詰まっていたり、発想力や着眼点など、よりクリエイティブ能力を問われるとも言われています。

『スター・ウォーズ』シリーズで有名なジョージ・ルーカス監督が学生時代に撮った作品は、『THX1138-4EB』というショートフィルムでした。『ピアノレッスン』が大ヒットのジェーン・カンピオン監督、ローマン・ポランスキー監督、ティム・バートン監督などの初期作品もショートフィルムです。ショートフィルムは、言わば長編監督への登竜門であり、一ジャンルとして確立されたエンターテインメントです。

先生には、1999年に原宿で産声をあげて以来、毎年全国で開催されている先駆的なフェスティバル『ショートショート フィルムフェスティバル』の実行委員長・東野正剛さんをお迎えして、その魅力から映画祭の歴史までを解説していただきます。

現在も、アメリカを筆頭に世界各国で、「ショートフィルム」は“夢”への第一歩として、数えきれないほどの作品が生み出されています。ショートフィルムの魅力を凝縮した授業を、東野先生がセレクトした作品を上映しながら展開していきます。

※『ショートショート フィルムフェスティバル』
1999年に東京原宿で産声をあげて以来、毎年全国で開催されている先駆的なショートフィルムフェスティバル。この日本生まれの映画祭の展開は、日本各地だけでなく、ロサンゼルス、シンガポール、ミャンマーなど、世界に広がっており、現在では最優秀作品は、アメリカのアカデミー賞の正式出品作品に検討される権利を得られるまでとなっている。