生き方から美しい人へ。
～"思いやり"から始まる新しいチャリティを創る～

ジョイセフというNGOをご存知ですか？
Japanese Organization for International Cooperation in Family Planningの頭文字から「JOICFP」(ジョイセフ)。
途上国の妊産婦と女性の命と健康を守るために活動している、日本生まれの国際協力NGOで、
この前の4月22日で設立45周年を迎えました。



今回の先生は、石井澄江さん。ジョイセフの代表理事です。
石井さんは、社会人になってまず5年間商社に勤めた後、立ち上がったばかりのジョイセフに転職されたのだそう。
団体の創成期に加わって、そして現在は歴史ある国際協力NGOの代表理事、と聞くと、
それは強い想いをもって、この世界に飛び込んだのだろうと想像してしまうのですが、
石井さん曰く、　
　　商社時代の元同僚が立ち上がったばかりのジョイセフで働いていて、
　　私を誘ってくれたんです。
　　誘われるがまま、なんとなく転職を決めただけ。
　　私はごく平凡な人間で、人助けへの崇高な想いなんて全然なかったんです。

、、なんだか、凄いリアリティ。

そんな石井さん、ジョイセフ入団直後の27歳のときに転機を迎えたのだそう。　
　　初めての海外出張で、インド視察団に同行した時、
　　そこで目にしたのは、街に溢れる路上生活者の姿。
　　夜中、暑さを忘れるためにただただ歩き回る人々や、
　　蝿がたかる中で眠っている人々のほとんどは
　　路上で生まれ、路上で死んでいく。
　　彼らには"選択肢"がない。
　　これが同じ人間の生活なのかと、頭を殴られたようなショックを受けました。
　　当時、インド・コルカタの路上生活者は約200万人。
　　私は日本に生まれ、彼らはインドに生まれた。それだけです。
　　それだけの事実が人生を決定するなんて、
　　世界はあまりにアンフェアだと、ただむなしく、悔しかった

そして、もう一つの転機が、34歳で迎えた出産のとき。
出産後の胎盤剥離ができずに、全身麻酔の緊急手術を受けたこと。　
　　これが途上国であったら、私は出血多量で命を落としていたはず、
　　それまでも頭ではわかっていたつもりでしたが、
　　自分の経験を通して感じ方が変わりました。

石井さんのお話を聞きながら、途上国の妊産婦と女性の課題はもちろん、
自分なりの世界の課題とのむきあい方について考えてみませんか？



以下は、石井さんからのメッセージです。　
　　チャリティはガマンすることではないし、特別のことでもない。
　　生き方の中にチャリティがあるとか、思いやりのある人こそが、
　　これからますます輝いていくんじゃないでしょうか。
　　もっと楽しく、もっとカッコよく、もっとドキドキできるチャリティ、
　　それはきっと女性にしかできない社会の変え方なんだと思うのです。
　　親友を思いやるように、世界のだれかを思いやることができる。
　　そんな新しい生き方を選びませんか・・・。

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【懇親会について】
授業後に懇親会を予定しています。
講師の石井さんも参加されますので、よろしければ、ぜひご参加ください。
※懇親会のみのご参加はご遠慮ください。。

日時：2013年5月15日(水) 授業終了後～22:00頃
場所：西武渋谷店A館8階 レストランフロア (調整中)
会費：飲食代として2,000円程度の予定です。

参加希望の方は、授業の【当選】後に、下記までご連絡をお願いいたします。

連絡先：info@shibuya-univ.net
内容：メールの件名を「5/15(水) Think College 懇親会参加」とし、本文にお名前をご記載ください。
期限：5月12日(日)中まで

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本授業は西武渋谷店とのコラボレーション講座「Think College」です。

　シブヤに集い、聴き、考える

　シブヤはいつも世界中から文化を吸収し
　東京を新しくしてきました。
　新しいことの集まるシブヤに今、社会問題の
　解決に取り組む人が集まりつつあります。
　世界の課題について知ること、それらに向き合う人に
　触れて、考えてみること。まずはそこからはじめてみませんか。

　西武渋谷店では毎月、
　世界の問題に取り組む方を招いて
　どなたでもご参加いただける講座を開催します。